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カテゴリ:ゆかいな家族の話
突然ですが、、ヒカルは退職することになりました。
昨年の5月に、念願の「やりがいのある仕事」につけて 少しずつですが、頑張ってきました。これからもしっかりと腰をすえてこの仕事を頑張っていく予定でした。 退職することになりました。。。 クビになったわけではありません。 ついこの前のことです。60歳になるという女性の生徒さんが帰りがけにこういいました。 「先生、私、もうすぐ定年の年なんです。でも仕事柄(保険のセールスレディ)まだ希望があればいられるんだけどね。でも一旦、退職なの。それでなんとかこれまで頑張って来た甲斐あって退職金もでるし、年金ももらえるから老後は安泰よ。これからものんびりやっていこうと思うからよろしくおねがいします。」 「そうですかぁ!すごいですね!お疲れ様でした。こちらこそよろしくお願いします。」 そうか、すごいなぁ、退職金と年金で安泰・・・。いいなぁ。。。。(しばしぼんやり) ・・って!えっ私の老後ってどうなってたっけ?!その前に、子どもたちの進学費用。。 インストラクターの仕事は、時給で、教えてナンボの世界。ましてやここのシステムは先生がひとつの教室を二人で回しているので、収入はまさに主婦のパート代です。もちろん、社員ではなく、委託されている個人事業者の立場なので、なんの保障もどこからももらえません。 ヒカルはその瞬間、目が覚めた気がしました。 これはまさに天の声だったと思います。 これまで子育てと家事を両立できること、その上自分が成長できそうな職場をと 仕事を選んできました。 それでいいと思っていました。 いえ、これまではそれでよかったのです。 でも、もう気が付けばその時代は終わりかけているのです。 あと数年で、子ども達が進学する年齢になります。 大学生になったら、入学金、仕送り。 ヒカルのこの話を聞いた同僚は、「3人も産むからだよ」とあきれたように言いました。 ・・ほんと、おっしゃるとおりでした。 けど、ヒカルにとって、子ども達は宝物。3人いてくれて、本当に毎日楽しいのです。 最後に、「お母さん、大学に行きたい」と言った時、かなえてあげたい。入学金と学費くらいは。。 (成人したらもう、面倒見る気はないけどね。車とかは自分で買ってもらいます。) そこで、思い切って転職することに決めたというわけです。 今度は、お金が目的だから、正社員になろう。 しかも、ちゃんと何か身に付けることができる仕事にしよう。 そうして、60歳まで働いて、退職金と年金をもらおう。 不安で、ざわざわするこころを押さえるまもなく、とりあえずヒカルは 上司に電話をかけて、退職の意思を伝えました。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 12, 2007 07:38:30 PM
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