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2004.08.10
カテゴリ：お父さんのこと
 昭和34年1月1日（元旦）、おとうさんは生まれた。ヘソの緒が巻きつき仮死状態で生れ、奇跡的に生き返った。おじいちゃんは、あまりにも目出度すぎて前途が怖いと戸籍では１月２日にしてしまった。ここからおとうさんの他人には理解しがたい人生～暗くて哀しい、苦悩の人生が始まった。 おとうさんはボクやお兄ちゃんと同じように、身体も小さく病気がちで、みんなについていくのがやっとの子供だったんだ。それでも将来はプロ野球選手や漫画家になりたい夢をもっていたんだ。ところが家の中は、お父さんとお母さんが仲が悪くていつも悶々と暮らしていた。 そんな中、小学校時代にアポロ宇宙船が月面着陸する画像をテレビで見て、おとうさんの心に衝撃が走った。ロケットに乗って月に行けるけれど心の奥から月（宇宙）へ行ける路がある。ボクは将来必ず月へ、宇宙へ飛び出す。。。そんな思いが心の底から浮かび上がり、それ以来おとうさんの心の中は「ボクは何者？何処から来て、何処へ帰るの？その間、一体何をすればいいの？」という疑問で一杯になり、おとうさんの心の旅が始まった。 【つづく】 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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