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ひかるKunのちょうどのおとうふ

ひかるKunのちょうどのおとうふ

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2005.01.30
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カテゴリ:つれづれ日記



私には一生忘れられない思い出がある◎
美智子皇后様にお会いしたこと。。

美智子様は。。謙虚で、お優しくて、思慮深くて、
知性があって、冗談の通じる(笑)方でした◎

10人くらいの集まりだったのですが。。
お茶菓子も皇后様のご配慮で 同窓生のお店から
取り寄せてくださったミントチョコでした◎

みなさんがお茶をいただきやすいようにと
一番最初に召し上がった。。美智子様でした◎

一人一人順番に話し掛けてくださり。。
緊張している私たちが答えやすいように問いかけ。。
和やかに会話をすすめてくださった◎

ほんとに 神々しく思えたものでした◎
単なるシンボルとしての天皇皇后両陛下ではなくて。。
日本のトップに立たれるのに 
本当に相応しい方だと思いました◎

美智子さまのIBBY(国際児童図書評議会)での
基調講演の内容は 美智子様の知性と精神的な深さを
表しているものだと思い。。
その一部を抜粋して載せたいと思います◎


第26回IBBYニューデリー大会(1998年)における
皇后陛下の基調講演

今振り返って,私にとり子供時代の読書とは何だったのでしょう。

何よりも,それは私に楽しみを与えてくれました。
そして,その後に来る,青年期の読書のための
基礎を作ってくれました。

それはある時には私に根っこを与え,ある時には翼をくれました。
この根っこと翼は,私が外に,内に,橋をかけ,
自分の世界を少しずつ広げて育っていくときに,
大きな助けとなってくれました。
 
読書は私に,悲しみや喜びにつき思い巡らす機会を
与えてくれました。
本の中には,さまざまな悲しみが描かれており,
私が,自分以外の人がどれほどに深くものを感じ,
どれだけ多く傷ついているかを気づかされたのは,
本を読むことによってでした。
 
自分とは比較にならぬ多くの苦しみ,
悲しみを経ている子供達の存在を思いますと,
私は,自分の恵まれ,保護されていた子供時代に,
なお悲しみはあったということを控えるべきかもしれません。
しかしどのような生にも悲しみはあり,
一人一人の子供の涙には,それなりの重さがあります。
私が,自分の小さな悲しみの中で,
本の中に喜びを見出せたことは恩恵でした。
本の中で人生の悲しみを知ることは,
自分の人生に幾ばくかの厚みを加え,
他者への思いを深めますが,本の中で,
過去現在の作家の創作の源となった喜びに触れることは,
読む者に生きる喜びを与え,
失意の時に生きようとする希望を取り戻させ,
再び飛翔する翼をととのえさせます。
悲しみの多いこの世を子供が生き続けるためには,
悲しみに耐える心が養われると共に,
喜びを敏感に感じとる心,又,喜びに向かって
延びようとする心が養われることが大切だと思います。
 
そして最後にもう一つ,本への感謝をこめてつけ加えます。
読書は人生の全てが決して単純でないことを教えてくれました。
私たちは複雑さに耐えて生きていかなければならないということ。
人と人との関係においても。国と国との関係においても。
(中略)

どうかこれからも,これまでと同じく本が子供の大切な友となり,
助けとなることを信じ,子供達と本とを結ぶIBBYの
大切な仕事をお続け下さい。

 子供達が,自分の中に,しっかりとした根を持つために
 子供達が,喜びと想像の強い翼を持つために
 子供達が,痛みを伴う愛を知るために

そして,子供達が人生の複雑さに耐え,
それぞれに与えられた人生を受け入れて生き, 
やがて一人一人,私共全てのふるさとであるこの地球で,
平和の道具となっていくために。



女性は,次代を担う子供たちを心豊かに育てる役目があります◎
この混沌とした大変な時代に育つ子供たちにのために
皇后様は 心を砕いていらっしゃると思います◎
世界中の大人が このような想いになってくれると
とても いい世の中になっていくと思うのだけれど。。

長い日記で スミマセン◎


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最終更新日  2005.01.30 23:21:31
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