ひっこりんの冒険

（RICOH　Ｒ８で撮影）

やあ　ひっこりんだよ

上の写真　何か解るかな？

答えはもう少し日記を読んでからね





ねえ　プーにゃん

パソコンってどれくらいでダメになるか知ってる？



い、いきなりなんだよ

ぼくは知らないよ　知ろうとも思わないし



ははははは

そりゃそうだよね　いきなりすぎてゴメン

まだまだ　持つだろうと思っていたお客様のパソコンが壊れたんでね

ちょっと考えてみたんだよ





だからって　ぼくに振るなよ



はははは　だからゴメンって謝ったじゃない



パソコンって何処が一番最初にダメになるんだろう

この前のお客様のパソコンは　埃が詰まって

ＣＰＵファンがうごかなくって　ＣＰＵの暴走からフリーズの連続でダメになった

あのときはまだハードディスクが生きていたんで助かったけど

ハードディスクがダメになっちゃったらお手上げだよね



だから　ハードディスクが一番問題だと思うんだ



うんうん



月曜日におうかがいしたお客様のパソコンも

結局ハードディスクがダメになりかけていて

それで結局　ハードディスクの載せ替えという大手術をしたんだ



ハードディスクってどれくらいの寿命を計算して作られているんだろう

調べてみると　普通のパソコンに使われているＡＴＡタイプのハードディスクは

毎日８時間動かして３年持つぐらいの耐用年数で作られている

サーバーなどのＳＣＳＩタイプの物でも５年くらいの耐用年数みたいなんだ





へえ　意外と少ないんだね　耐用年数



うん

そうだね　３年で新しいハードディスクに交換しないと安心して使えないと言うことだね

寿命を延ばすには３年ごとにハードディスクの載せ替え作業をしないといけないと言うことだ

まあ　それは良いんだけど

ハードディスク自体はだんだん進化して　パラレルＡＴＡのハードディスクから

シリアルＡＴＡのハードディスクへと市場は急速に変化してきている

だから　旧タイプのマザーボードのパソコンでは

その規格に合ったハードディスクを新品で用意すること自体が難しくなってきたんだ



どういう事？



うん　

今までのパラレルＡＴＡ（ＩＤＥ）のハードディスクが今後生産されなくなって

壊れたら　新しいシリアルＡＴＡハードディスクのパソコンを買わないとだめという時代が

すぐそこに迫っていると言うことだよ





じゃあ　壊れる前に何か対策しないといけないね



そうなんだよ

データのバックアップなどは頻繁に行っておかないといけないね



今はバックアップ用ソフトも色々あるので

そう言うやつを一つは用意しておかないとね





ふーん

まあ　ぼくには関係ないや





どうして？





おとうさんがいるモン





あらっ。

はははは

ということで、今回はハードディスクについて考えてみた

みんな　ハードディスクの中身　見たことある？

もし　お手元に　壊れたハードディスクが有ったら　一度分解してみると良いよ

ぼくもやってみた


ハードディスクは、磁性体を塗布した円盤に磁気ヘッドを用いて情報を記録、または読み出す記憶装置なんだ。

以前はフロッピーディスクドライブがパソコン用の補助記憶装置として主流の位置を占めていたけれど、それと比べて、遥かに大きい記憶容量を持ち、アクセス速度も非常に高速なんだ。

軟らかい素材に磁性体が塗布されたフロッピーディスクに対して、円盤（ディスク）がガラスやアルミニウム等固い（ハードな）素材で作られていることからハードディスクドライブと呼ばれてる。



写真を見るとわかるけど、レコードプレーヤーに似ているね。

レコード盤に当たる物がディスク、

針に当たる物がヘッド、ヘッドを駆動するアーム等から成り立っているんだ。

レコードプレーヤーのアームは外から中へ１回の移動だけど、ハードディスクのアームは円盤上を1秒間に最高100回程度の速度で往復できる、これによって円盤のどの位置に記録されたデータへも瞬時にヘッドを移動して読み取り、書き込みが可能になるんだ。



この円板部分をプラッタ

プラッタの各面のことをサーフェス

通常、ハードディスクは1枚以上のプラッタが取り付けられていて、プラッタの両面または片面に読み書きする。分解したハードディスクは２枚のプラッタ構成だね。



サーフェスは、磁性体の上にライナーと呼ばれる潤滑剤が塗布されている。

ディスク停止時には磁気ヘッドとプラッタは接触しているてこのライナーの上をヘッドが滑る、そして回転数が上がるにつれて極わずかに浮き上がる。

このライナーが劣化すると、ヘッドが磁性面に引っかかる形で衝突し、ヘッドクラッシュという現象を起こす。ハードディスクの寿命が尽きるんだ。