ひっこりんの冒険

あれ～？？

おかしいなあと思って　後ろを振り向いたら

コンセントから引き抜いた電源プラグを持って

怖い顔をしたピッチが立っていた！！！











えへん！









わあああ　すいません　もう見ません

ちゃんと仕事をします













ははははは

こんな経験は

よい子の皆さんは無いと思うけど



不測の事態（自業自得？）で電源が落ちると言うことが

１回か２回はあったかもしれないね







こんなことは　正直何度も起きちゃいけない

パソコンにとって　ＨＤＤにとって　ものすごい危険がはらんでる







では、起きちゃったらどうする？





まず　ちゃんと立ち上がるかどうか確認するのは当然だよね

チェックディスクもやらなくちゃあいけない





その後にすることは

作業をしているときに起こったなら

作業中のファイルがどうなったか確認する

データベースなら常にデータを保存しているので　あまりあわてることはないけど



画像ファイルや他のオフィス系のファイルなど復活が望めないケースが多いね

あきらめる時は　潔くあきらめよう





さて、今日はｔｅｍｐフォルダの話だよ







このフォルダはちょっと特殊なフォルダなんだ



このｔｅｍｐフォルダは　いろんなプログラムを使うときに必要なフォルダ

プログラムを起動して作業を始めるとき

このフォルダにファイルを一度作業用のファイルを展開して

この場所をベースに仕事をするんだ

そして、作業が終わったら　自動的にファイルを削除していく



システムが制御してるフォルダなんだよ





じゃあ　実際に　そんな作業をしているか見てみよう







一般的なフォトエディタの一つ　ペイントショッププロ　（バージョン８）を立ち上げてみよう









このようにプログラムが立ち上がった時点で

ｔｅｍｐフォルダに沢山のファイルが出来上がる







先ほどのフォルダには４つしかアイコンが無かったはずなのに７つ増えた



そして　プログラムを終了すると

ｔｅｍｐフォルダの中身は









６個のアイコンが残り　他の５つのファイルが消えていることがわかるね



残った２つのファイルは

次回ペイントショッププロを立ち上げるときここに残ったファイルをプログラムが参照して

自分のプログラムの展開を助ける役目をする

だから　２回目以降プログラムが早く起動するんだ

（もちろん　そのような操作を繰り返して起動するプログラムばかりじゃない）





とおちゃん　何が言いたいの？





うん　今までｔｅｍｐフォルダの役割について話してきた

このように　作業中　ｔｅｍｐフォルダの中に沢山のファイルを展開してプログラムを

動かしている時　突然パソコンが停止したら？





うんうん





展開中のファイルが壊れたり　

展開したファイルが消されずに残っちゃうんだ



一度残ったファイルは　消してあげないとずっと残ったままになる

そして　その後新たに展開されたファイルもいくつかはプログラムが上手く消せなくなり

同じ様なファイルが一杯たまっていくんだよ





なるほど





さらに　

先ほどの２つ残してあったファイルあったでしょう

通常　そのファイルがプログラムを早く起動させる為のモノだけど

それがたくさんあったりしたら　プログラムはどれを参照したらいいかわからなくなっちゃう

結果として　そのプログラムの立ち上げに時間がかかるようになる





ようするに

プログラム起動中に異常終了をさせると

ｔｅｍｐフォルダにファイルが残り　それを引き金に　さらにファイルがたまり

プログラムの起動を遅くさせる

ＯＳも同じで　ｔｅｍｐフォルダにデータがたまると起動が遅くなる

異常終了では必ずと言っていいくらいファイルが残るからね

ｔｅｍｐフォルダの中身は常に削除しておくように心がければ

いつもサクサク仕事ができるということだよ







ところで　とうちゃん







なに？







さっき　何を見てたの？







い、言わない

アドバイス：

異常終了の後は必ずｔｅｍｐフォルダのチェック



あっ、遅いなあって感じたときもね