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2002年12月07日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
夕方から降り始めた雨が先ほどから雪になり積もり始めました
今週は曇りの日が多く、結局星空が望めたのは2日の月曜日の夜だけでした

☆口径による土星の見え方の違い
月曜日の夜は透明度、シーイングともにかなり良好でしたので
BORG100(口径10cm)とFC65(口径6.5cm フローライト)で
土星のカッシーニの間隙の見え具合を比較してみました

BORG100 (128倍)  はっきりと見える
FC65 (100倍)   なんとなく見えるような気がする
(接眼レンズはタカハシLE5mm)

結果はBORG100の圧勝でしたが、FC-65のレンズは内面に少し曇りが出てきて
いるのと、倍率の違いもあるので真の実力差かはちょっと疑問

☆オリオン座大星雲(M42)
次に最も見る機会の多いオリオン座大星雲M42にBORG100を向けデジカメ撮影
を試しにしてみました
時間も無かったので、極軸を適当に合わせただけの試し撮りで星像が流れて
しまってますが、ちょうど小望遠鏡で見る星雲のイメージに近いものなので、
冬の星図に組み込んだ画像を作ってみました
(以下の画像をクリックすると別窓に大きく表示されます)

M42と冬の星座


星図は今日の午後9時の東空です
なんと言っても目を引くのは昇ったばかりの大きなオリオン座の大四角形とその中に
縦に並んだ三ツ星です(この三ツ星はほぼ真東から昇りますので方角を知るのに便利)

三ツ星の右下に小さな三ツ星がありますが、その真中の星周辺に大きく広がっている
のがオリオン座大星雲(M42)で、FC-65のような小望遠鏡で見るとちょうど画像に
写っているような(わしが羽を広げた)姿を堪能することができます
オリオン座大星雲は非常に明るい星雲なので、少し暗い空なら双眼鏡で簡単に見えますし
肉眼でもその存在は確認できます

☆冬の大三角形
オリオン座から目を下に移すと明るい2つの星が東と南東から仲良く並んで昇ってきて
います。東側が子犬座のプロキオン、南側は全天一の明るさの大犬座のシリウスです
この2星とオリオン座の左下のベテルギウス(赤色巨星)を結んだ三角形が
かの有名な冬の大三角形です

☆冬のダイヤモンド
冬の星空には多くの一等星が集まっていますが、前述のプロキオンとシリウスに加えて
リゲル(オリオン)、アルデバラン(おうし)、カペラ(ぎょしゃ)、ポルックス(ふたご)
の六つの一等星を結ぶ六角形が冬のダイアモンドとよばれています

ふたごの兄にあたるカストルはタッチの差で二等星ですが、ポルックスと遜色ない明るさが
ありますので、これもダイヤモンドに入れてもいいかもしれません
今年はダイヤモンドの中で土星がひときわ輝いていますので、一段とぎやかです
ダイヤモンドからさらに目を上に向けると天頂近くにこれまた美しいプレアデス星団(すばる)
が華を添えています

星図は株式会社アストロアーツのステラナビゲータ(株式会社アスキー発行)
を利用しました





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最終更新日  2002年12月07日 22時37分04秒
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