胃潰瘍手術後体重が9Kgも落ち、大量出血による血圧低下、鉄分不足など社会復帰にはほど遠い退院後の日々なのだが、考えることは元気な時と変わらないようで時間を持て余している。起きている時などTVみてもつまらないし、音楽作りはちょっと荷が重いし(手をつけると集中しすぎる)、考えた結果療養日記を綴ろうかと思い至ったのがこのシリーズ。ノートパッドに思いつくまま気晴らしに雑文をメモしてブログにつぶやくこととしよう。極端に体力が落ちているのでエネルギーを使うとてきめん動悸、息切れにおそわれ、しまったと思うことが度々あった。
手術後、10日間の入院の間食事は3日目の「おもゆ」から「二分粥」「五分粥」「全粥」とほとんど流動食みたいな病院食できたのですが、思うに胃の保護というより消化する体力の問題ではないかと退院後の自宅療養で実感した。家人が体力をつけなくてはといろいろ考えてくれて、調理してくれた食材のなかに、繊維質の多いものや動物性たんぱく質(肉類、青物魚)を食べた時、2時間近く胃の中で消化している感じが続き、疲労困ぱいしたのです。それで学習したことは、まず体力回復のためには炭水化物と乳製品で充分なカロリーを摂り、栄養とか筋力のことはその後ということで、規則正しい3食と消化の良い流動食のような間食を2時間おきに摂って食事を補うこととした。驚いたことに味覚・嗜好が激変していてあれだけ濃い味、辛い味が大好きだったのが「薄味」一辺倒になってしまった。食卓の調味料を周囲のひんしゅくを買うほど使い倒していたのが嘘のよう。
23年前に一度胃潰瘍(ステージ3レベルといっていた)で通院投薬治療したことがあり、そのときは会社の解散(倒産)があったのでのんびりと3ヶ月も療養生活をしたのを思い出した。病院から「胃潰瘍の人の食事」といったリーフレットをいただき、食事療法をしていた記憶がある。其の時は失業保険とアルバイト(いけないらしいが時効)でのんびりしてたがさすが後半は時間を持て余したのを覚えている。其の間、お医者さん(確か、梶谷先生といった。)に胃潰瘍のあれこれをいろいろ教わり、もう二度と胃潰瘍にはならないと自信があったのだが油断したと思っている。最大の要因はストレスなのに出口の見えない問題を抱え込んだのが失敗。時には逃げ出す勇気も必要なのかも。
体重が3.5Kg増加。
衝動買いでネットで「Concord」の5.1Mpixデジカメを注文して、家人にこっぴどく叱られる。ジャケット写真を撮りたいと、でも映像センスにはからっきし自信ないんだよなー。どうなることやら。
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Last updated
2005.04.29 01:17:57
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