「ジャズマンひろくん」blogで「貴方の人生に最も影響を与えた曲は?トラックバック特集」というのがあり、遠い目でしばし考えた。パーカーのあれかなぁ、JJの、いやサッチモのなどと思っていて突然思い出したのが「夜霧よ今夜もありがとう」←故石原裕次郎さんの歌謡曲。そのころアマチュアとしてクラシックからコンボ、ビッグバンドに加わり普通に音楽と関わっていて、たまたま何かのイベント用に20人編成のフルバンドでの歌伴奏の編曲をするはめになり、スコアを持ち込んで最初に音合わせしたときの驚きというか、喜びが「こうしておれない」と若い自分を音楽に走らせたのです。その時の感動が何だったかというと、楽器のユニゾン演奏の響きとCマイナー3和音の響きがそれまで感じたことのない感覚で耳に聴こえただけなのです。以来10数年、音楽、ジャズだけ追いかける羽目になってしまった。ちなみにもう一曲は音楽を止めるきっかけとなった自主制作のストリングス+ジャズ8重奏団での「水」をテーマにしたオリジナル曲。その陳腐な出来に唖然としてキッパリと音楽を止めました。しかし今聴くとそれほどひどくはないのだけど「耐える」という言葉が我が辞書にはなかったようで。。