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カテゴリ:DTM・音楽・ジャズ
いつも。ノー天気な記事で楽しんでいるのですが昨年正月に他ブログで書いた記事に我ながらなるほどといったものがありましたので、加筆再掲しました。
相互リンクしていただいているブログ・ノベルの4438milesさんの記事でアナログとデジタルについてのお話が面白く、私もどのように考えているのか整理してみました。 特に音楽については、コンピュータ・ミュージック(DTM)を趣味としていることから、いわゆる巷間いわれるデジタルとアナログについてはっきりとした認識を持たねばと思ったのです。 シンセサイザーが出た頃には、その電子音そのものが新しい時代の新しい音源(楽器としての)になり得るかもしれないとの期待もあり、事実何人かのシンセサイザー・アーチストも出現しました。しかしながらシンセ固有の音・音色が楽器の主流となることは、今となってはまず考えられないことと思います。 そして、その音をデジタル処理するテクノロジーが進歩するにともなって、どちらかというと楽器演奏の録音・再生を安価で質の高いものにするために利用する価値が断然比重を増したように思います。 デジタル情報、データの最小単位はご承知のように1か0。ONかOFFで現在のパソコン能力での処理スピードをもってすれば、そのアナログ情報のデジタル化での情報損失は機械的インターフェース(レコード針での再生やスピーカでの再生)での劣化を考えたとき、充分にカバーできる技術であり、このことは決して、アナログである音楽を損なうものでないと断言できます。 逆にこのデジタルでの録音・再生の技術はその部分的改変や増補がいとも簡単におこなえるため本来、リアルタイムで楽器から出る音楽とかけ離れていくといった点が評価の分かれるところかなと思います。音楽は間違い無くアナログです。しかし情報として見たとき限りなく細分化すればデジタル情報で再構築出きるというのが円盤レコードからCDに代わった時の共通認識だったと思います。 問題は肝心のアナログ情報の作り手(楽器演奏者)はそのような技術にかまけるほど時間がないといったことで、音楽者は四六時中、楽器を演奏しているのです。中にはそのようなデジタル技術に長けた音楽家も居るかもしれませんが、根本が畑違いですよね。 アナログであるのは、楽器からリアルタイムで演奏される瞬間までで、それから先は今の時代、すべてデジタルと思って間違い無いように考えます。そこで、デジタルにちょっと詳しく、根っからの音楽好きの私が心しておくことは DTM、デジタル情報での音楽(シンセサイザー)は仮想(バーチャル)楽器ということ。 本当の楽器奏者を応援すること。 [ 記:2005/01/01 08:34 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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