リタイアというのが未だ良く解らんもので戸惑うことが多いのだが、まぁ勤め人は止めたので比較できないほど自由なことは間違いない。ただし我が国のインチキな年金システムのおかげでよほど蓄財に励んでいたか公務員でなければ、なにもしないと、じきに食い詰める破目になると思い、ひと月に4~5日はシゴトして細ぼそながらこの社会とかかわりを持っているのだが、これはひょっとして、なにかしら否応なしに働かせるのが健康の為になるのだという優れたシステムなのかも知れないなぁと思ったりもする、ぎゃはは。
実業の世界では客観的に観てやはり50代後半から、ほとんどの労働者は著しく生産性という面でお邪魔虫になってくるのは間違いないことで、それは体力的、精神的な衰えがもたらす必然なのだろうと思うが、口先三寸で生きながらえている政治屋さんはひょっとしてそれが理解できないことなのかも知れないなぁと、これは穿ちすぎか。
拙者の近くに流れる相模川、今月6月1日に鮎解禁となって天気の良い日には時々足を運ぶのだがここだけでなく大都市圏の川の水質が30年を経てかなり改善されていることを実感するのだが時に洗剤によると思われる泡など見るとがっかりする。先進の北欧などから見るとまだまだと思うが一度壊した自然環境を戻すのはとても時間がかかる。オリンピック開催予定のかの国の首都の大気汚染などみてもしとは他人の失敗を学ばないというのが如実にわかる。大気汚染や河川・湖沼汚染は100年も前から順番に各国で起こしてきた失敗なのに、実際に被害が抜き差しならない状態になるまでずるずるいってしまうというのが情けない。先進国では自然破壊が悪であるというコンセンサスが一見確立しているようにも思うがその悪しき技術を遠い未開の地に持ち込んで利を得ているように感じてしようがない。梅雨空を眺めながら、あまりハッピーな記事にならないなぁ、残念。