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カテゴリ:無題
カツオはとても間の悪い子供です。 何をするにしても大抵最悪のタイミングを選んでいるような感じです。 運動会の朝、 5時ごろむっくり起き出してDSでゲームをしていました。 そして、散々遊んだ後 「運動会に出るのにゼッケンをつけていないと失格になる。」と言い出したのです。 ゼッケンは何日も前に受け取ってきたのに 今日になって言うのです。 母は慌てて裁縫箱を取り出し、マチ針を打って縫い始めました。 出勤の支度をするために起き出した私がトイレにいると、 「大変!ゼッケンに血がついた。」 母の声がします。 「タオルを濡らして、早く。取れない。」と、二人で騒いでいます。 カツオがせかしたために母が針で指を刺してしまったのです。 急いでトイレから出て母の手当をしようとするワタシに母は 「血が落ちない。」と、困った様子。 仕方なく母にはカットバンを渡し、 血のシミを落として見せることにしました。 ゼッケンの裏に乾いたタオルを当て、 血の上に台所用の中性洗剤を垂らし、濡れタオルでたたきました。 血がきれいに落ちたのを見て、母はやっと落ち着きを取り戻しました。 その間カツオはTVのマンガをじっと見ていたのです。 ワタシの怒りは頂点に達しました。 「カツオ、 あんたのせいでおばあちゃんが怪我をしたじゃないの!!」 それからワタシは出勤準備をあとにまわして、 カツオの体操服にゼッケンをつける羽目になったのです。 時間のかかることは直前に言うな!! 全く、本当に間の悪い子です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.09.19 23:30:24
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