ひまわりになったら

先週、土の交換と剪定を終えて、残す作業は誘引のみとなっていたの。
ようやくその誘引もすべて完了したよ

バラを育てている人には当たり前のことだけど、
バラは冬になったら、葉をすべて取り除いて、
ただの棒のような枝だけにするんだ。

その枝は、たいていは木のように空に向かって上に伸びているの。
バラには、枝の一番高い場所に栄養をいっぱい送って
花を咲かせようという性質があるよ
だから、何もしなければ、枝の先に１つ花を咲かせることになるよね。

でも、できたらたくさんの花を咲かせたいでしょ。
そういう場合は、枝を曲げて、地面と水平になるように固定するんだ
そうすれば、水平部分はどれも枝の一番高い場所ということになり、
そこからたくさんの芽が出て、すべての芽で花を咲かせてくれることになるの。

枝を曲げて固定して、バラ全体の形を作っていく作業を誘引というんだ。
どんなふうに花が咲いてほしいかなと想像しながら、
枝をフェンスやオベリスクなどに固定していくのが、
頭を使うけど、けっこうワクワクするんだよね

ORのマダム・イサーク・ペレールは、枝が増えたので、
オベリスクに巻きつけつつ、
枝の方向的に巻けないものは、フェンスにも固定してみた。
春の一季咲きなので、思う存分花を咲かせてもらいたいな。
（年数が経てば、返り咲きするかもしれないけど、まだ若いので一季なの。）

ORのシャポード・ナポレオンは、枝が少なく、1本だけ長い枝があるので、
それをセオリー通り、水平方向に誘引しておいたよ。

ERのアブラハム・ダービーは、だいぶ枝が増えたので、
１枝に１つの花でも十分見ごたえがありそうなので、
あえて過度な誘引はせずに、必要最低限の防風対策程度にしておいたよ。
去年は、水平に枝を固定したら、40個以上花が咲いたんだけど、
秋には花数が減り、息切れしているような感じだったので、
今年はあまり無理をさせないようにしてみたんだ(^-^)

エリック・タバリー（ルージュ・ピエール・ドゥ・ロンサール）は、
1月に届いた大苗なので、この春の枝の成長が楽しみ♪
初めての花をみたいよ

冬にやるべき大仕事は完了！
今後は、肥料やオルトラン巻きなどの作業がちょこちょこあるくらいで、
あとは春の暖かい日差しが降り注ぐのを待つだけだね