『あなた自身の社会―スウェーデンの中学教科書』『アメリカインディアンの教え』『子どもが育つ魔法の言葉』
いま皇太子様が会見で引用された詩が掲載されているという『あなた自身の社会―スウェーデンの中学教科書』が『うずらちゃんのかくれんぼ』同様アマゾンでランキング1位になっていている。最初会見で引用されていらっしゃった詩の一部を聞いた時、「あれ?どこかで聞いたような・・・」と思った。別の番組でその詩をもう少し詳しく紹介していたのを聞いた時、「それ 『アメリカインディアンの教え』のパクリじゃん!」と確信した。だって似てるなんてものじゃなくて全く同じという印象を受けた。で、久しぶりに『アメリカインディアンの教え』を本棚から取り出してみると・・・なんてことはない、作 ドロシー・ロー・ノルト とありました。つまり同じ作者だったっていうことです。『アメリカインディアンの教え』加藤諦三著 扶桑社文庫第1章 批判ばかり受けて育った子は非難ばかりします第2章 敵意にみちた中で育った子はだれとでも戦います第3章 ひやかしを受けて育った子ははにかみ屋になります第4章 ねたみを受けて育った子はいつも悪いことをしているような気持ちになります第5章 心が寛大な人の中で育った子はがまん強くなります第6章 はげましを受けて育った子は自信を持ちます第7章 ほめられる中で育った子はいつも感謝することを知ります第8章 公明正大な中で育った子は正義心を持ちます第9章 思いやりのある中で育った子は信仰心を持ちます第10章 人に認めてもらえる中で育った子は自分を大事にします第11章 仲間の愛の中で育った子は世界に愛をみつけますIf a child lives with criticism,He learns to condemn.If a child lives with hostility,He learns to fight.If a child lives with ridicule,He learns to be shy.If a child lives with shame,He learns to feel guilty.If a child lives with tolerance,He learns to be patient.If a child lives with encouragement,He learns confidence.If a child lives with praise,He learns to appreciate.If a child lives with fairness,He learns justice.If a child lives with security,He learns to have faith.If a child lives with approval,He learns to like himself.If a child lives with acceptance and friendship,He learns to find love in the world.「教え」となっていたから 私は詩とは思っていなかったけど本の後ろの方にはちゃんと22行からなる散文詩『アメリカインディアンの教え』とありました。一つ一つについて学者が優しく解説してるこっちの方が文庫で売られているし、今なら手に入りやすいと思うので気になっている方にはお薦めです♪ただこの本は、育児中の親が読むならいいんだけど心に傷を持つ人が読むと結構辛い本だと思う。つまり 「こういう風に育てられた子どもは幸せです。」の逆は「こういう風に育てられなかった子どもは不幸です。」になる。じゃあ不幸な育てられ方をした私はどうしたらいいの?って別の心理学の本などに手を出すことになる。ひめにはそういう友だちが何人かいるのです。世の中には家族関係で問題を抱えている人が本当に多い。この作者である加藤諦三もそういう人だと思います。東大卒、ハーバード大研究員、早稲田大教授。不幸だった幼年時代の悲しみがきっかけでこういう心の分野の研究者になったようです。10年くらい前にベストセラーになった本だけれどなぜ『アメリカインディアンの教え』ではなくて『あなた自身の社会―スウェーデンの中学教科書』が紹介されたんだろう。スウェーデンという国についてもっと知って貰いたいと皇太子様は思われたのかしら???おうじは「思いやりのある中で育った子は信仰心を持ちます」以外の全てにポジティブな意味で当てはまると思います。これは仲良し大家族からの恩恵でしょう。小さいいとこ達との接し方などを見ているときっといいパパになるだろうなぁといつも思います☆今日はこれから妹と2回目の『オペラ座の怪人』を観に行きます。行ってきま~す!!! ★付けたし★よく本屋で見かける『子どもが育つ魔法の言葉』(PHP)著者 ドロシー・ロー・ノルト だったんですね!!!これはアメリカ人が詩を紹介して解説をつけたものかな?詳しくは分かりませんが、加藤諦三の本は「はしがき」からして不幸感漂っているので(「幼年時代が楽しいものであれば、その残照は一生消えないものであるし、 その逆の場合は、苦い不快感が生涯を通じて後を曳くものである」 とヒルティーは言っています。 幼年時代の楽しさは財産だし、逆に幼年時代の悲しみは生涯の負債です。 「不幸の人は一生不幸であり続ける傾向にある」とは、こういうことなのでしょう。)読んでないけどもしかしたら『魔法の言葉』の方がいいかも。 今日の午後、またまた懸賞の当選品が届きました。香味焙煎(コーヒー)の新製品の試供品のミニ瓶。ひめ、妹、母 3名の名前で出して、全員当選!まとめて3個届きましたぁ♪♪♪