南田伽那のときどき毎日

ちっとも癒えてないことに時々気がつく。
前に行った場所、前に買ったものたち、前に見た映画、前に、前に、前に。
自分ではグイグイ新しい方向に進んでいるつもりでも、ふと振り返ると影がついてきていないことに気がつく。取り残された過去がポツンと、1メートルほどはなれたところにいる。
なんかのお話にあったっけな。はなれてしまった影を縫い付ける話。
まるでそれ。
去年の今頃自分がどうだったか、
SNSはほらね！って見せてくる。記録は正しいから、間違ってなんかいないから、その時の正直な気持ちだから、
今見ると、ちょっと悲しいね。