DVD『象の背中』
DVDとはいえ映画を観たのは何ヶ月ぶりだろう?9ヶ月ぶりでございます。 今日見たのは『象の背中』。…肺がん患者の物語です。 この映画を知ったのは確か去年の8月ごろだったと思う。 父親が入院していた呼吸器科の廊下にど~んとポスターが貼ってあった。あの当時は肺がん患者の映画を肺がん患者がいっぱいる呼吸器科の廊下に…「なんて無神経な!」と憤慨していた記憶がある。憤慨と同時にかなり興味を惹かれていたのも事実。 さてさて、感想はといえば…なんとも現実味がないような…リアリティーが欠けているような…。『闘病』はもっともっと過酷なものなんだけどなぁ。 といっても、今回の映画の主人公(役所こうじ)は癌治療はしなかったので、僕のうちとは違うんですけどね。大体、あんなに簡単に癌告知・余命宣告をするわけないじゃん。 余命宣告の衝撃は並外れた衝撃ではありません。 僕は父の葬式の時に一滴の涙を流すことはありませんでしたが、余命宣告の日の夜は涙が止まりませんでした。逆にあれがあったから葬式で泣くことはなかったのかも知れませんけどね。 ま、僕の実体験を踏まえた上で、結論から言うと、『つまらない』。…な~んていうとたまに厳しい意見がくるんだよなぁ。