生姜醤油のルーツ
ほりほりです。インターネットで「生姜醤油 おでん」のキーワードで色々と検索していると2004年度 姫路商工会議所青年部「姫路ふしぎ発見委員会」が「姫路はなぜおでんにしょうがじょう油なのか」などを研究...とあったので、当時の委員長のKさんに直接、聞いてみることにしました。姫路の老舗おでん専門店の女将さんの話によると、----------------------------戦中・戦後の食糧難の時代に煮込みすぎ、抜けてしまったおでんの味を補うために生姜醤油をかけるようになった。本来、おでんは出汁で食べるもので生姜醤油で食べると言うことは「このお店のおでんは美味しくない」というのと同じ意味になってしまう。----------------------------といった内容の話だったのでそれ以上は、青年部として調査はしなかったとの事でした。おでんに生姜醤油をかける習慣は戦前からあったという話を聞いていますのでスタート時期については、もう少し調査が必要だと思いますが、生姜醤油をかけるようになった"そもそものキッカケ"については十分に納得のいく説だと感じています。 ・こちらのサイトの戦後闇市発祥説もこの理由だと 説明がつくような気がしています。 ・戦前の移動式の屋台おでん(夏はわらびもち)も たぶん良く煮込まれていた?と思います。 ・生姜醤油のおでんと聞いて、 真っ先に思い出すのは「海の家」の関東煮ですが 確かに、これって、煮込まれて真っ黒なイメージが私にはあります。ただ、おでんの歴史は「味噌田楽」→「味噌煮込み」→「濃い醤油煮込み」→「関西風の薄味の出汁での煮込み」と、時代と共に変化してきていますし(元々はもっと濃い味つけでしたし)、つけタレも「生姜味噌」「からし味噌」と地域によって変化しているので姫路流の食べ方も、おでんの食べ方のひとつとして確立させても良いと信じています。また、関西のおでんダネには欠かせない、牛すじの獣臭をマスキングするために、生姜醤油を好みで掛けるという食べ方は、有効な手段ですし、個人的には大根やコンニャクは生姜醤油を少し掛けた方が絶対おいしいと思っています。(笑)------------------------------追記:私はこれまで外で おでんを食べることが少なかったので この老舗おでん屋さんにも、行ったことがなかったのですが姫路のおでんを語るのにこの店を外す訳にはいかないと、7/8(土)の夜9時頃食べに行きました。(^^店内は常連さんで満員でしたが、すぐに席も空いて、座る事が出来ました。落ち着いた内装と、店内に響く明珍火箸の音色。 注文は、 ・スジ、厚揚げ、たまご ・スジ、ごぼ天、タコ足 ・シュウマイ、がんもどき ・お酒(富久錦のぬる燗)が2本 タコはむっちゃ新鮮だし、 スジや練り物(たぶんハトヤ製?)は旨いし、 シュウマイは東来春製だし... お酒もおいしく、これで、1,950円と 値段もリーズナブルで 身も心も(財布も)大満足でした。(^^ このお店で、生姜醤油を頼むのは小心者(笑)の私にはできませんでしたがおでん好きの方にはぜひ、一度は行って頂きたいお店です。(ほりほり)