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カテゴリ:ひとり言
週末を実家で過ごすために・・・戻る
ラッキーなことに、午後イチで実家に着くと、母が一人だった。 母と口論した後、お互いに、お互いの接し方や相手の気持ちを思い、 気にかけていたのだ。 生まれて45年。 母と初めて、本物の親子の会話ができた気がする。 今、思えば、あの日、私が大声で母をなじらなければ、こうはならなかったのだから、 災い転じて福となす♪ということをしみじみ感じた。 口論となった日、以降も、私の中では苦労をかけている母への申し訳ないという思いと、 常にキチンと生きてきた母に、 「だからおまえはねぇ」と言われ、弱音が吐けなくなってしまうもどかしさ。 「私が間違っていることは百も承知だけど、誰にも愚痴れないんだもの、 せめて黙って聞いてほしい」 そんな想いが背景にあるから、どうも母の前では素直に話ができない自分への苛立ち。 色々な想いが複雑に絡み合いながらも、 自分が味わっている、このやるせない思いを、自分の子供には味合わせたくない! そのためには、私が素直に母に接する以外にない! そう覚悟を決め、茶の間で遅めのお昼を食べている母に、 「この間は、本当にごめんなさい」と謝った。 すると、母は今までにない優しい笑顔で答えた。 「おまえがあんなに言うなんて、おかあさんにも悪いところがあるんじゃないかと あれから考えていたんだよ」 「お母さんが気づかないところで、おまえを傷つけていたことがあったんでしょ?」と母。 「お母さんは、今まで間違った生き方してないけど、 私は学校だってサボってばかりだし、ぜっと劣等生だったじゃない。 だから、自分では間違ってることわかってるけど、先に正論言われちゃうと、 返す言葉がなくて、素直になれなかったんだ。 おかあさんに弱音吐きたいのに、吐けなかったからさぁ・・・。」と私。 「そうだねぇ・・・ おまえだけじゃなく、お兄ちゃんもそういう思いをしていたかも知れないね」と母。 そんな会話を続け、本当に生まれて初めて、母親の温かさを感じた。 あぁ、これなら、元夫はいるけれど、実家に戻るのもいいかなぁ・・・ なんて思えてしまうほど・・・ 今回の離婚は色々あるけれど、私が負げてしまわぬように、 神様がちゃ~んと「母との和解」というプレゼントを下さったのですね。感謝。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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