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カテゴリ:テレビ
先週、BSプレミアムで「温故希林」という番組が3日間にわたり
放送されたのですが、女優の樹木希林さんと骨董評論家かなんだかの先生が 2人で韓国を訪れ、骨董を紹介するというもの。 白磁から始まり、チマチョゴリ、ノリゲ、家屋と紹介されたのですが、 2日目のチマチョゴリ&ノリゲの回のことです。 NHKでも放送されたドラマ「ファン・ジニ」の衣装を手がけた デザイナーのところを訪れたときのこと。 妓生である「ファン・ジニ」の紹介で、 「日本の芸者と同じように踊りや楽器演奏を行っていた女性たち」といった ような紹介がされていた。 NHKだから仕方ないのかもしれない。 ドラマ「ファン・ジニ」ももっとも優れた踊り手として描かれていた。 老若男女が観る、ものすごい回数続く歴史ドラマだから仕方ないのだろうが、 でも、間違ってはいけないのだ。 妓生とは、売春婦なのである。 芸も売るかもしれないが、一番の売り物はその体なのである。 妓生と芸者をイコールにすると、日本の芸者や舞妓さんたちが怒りますよ。 妓生とは花魁のようなものと例えたほうがイメージしやすいだろう。 高級官僚や金持ちたちの宴席に呼ばれる彼女たちは、 宴席を楽しませるために歌や踊り、演奏をすることもあるが、 体によるサービスがメインである。 映画の「ファン・ジニ」を観てもらえば明らかだ。 つまり、ドラマのように「体をうる・うらない」といった やりとりはありえない話なのである。だって、体を売るのが商売だから。 それでも納得いかない方はぜひ小説「ファン・ジニ」を読んでいただきたい。 北朝鮮の人が書いたもの(古い)と、韓国の女性が書いた(新しい)小説が出ている。 踊りが素晴らしかったとか、演奏が素晴らしかったなどは取りざたされていない。 主に綴られているのはヤンバンたちとの体のかかわりあいである。 この妓生はつい最近まで存在した。 ヤンバンたちの相手をしていたこともあり、官営のいわゆる置屋もあったほどだ。 だから、韓国人たちがギャーギャー騒いでいる従軍慰安婦も この妓生たちではないのか?って私は思うのだが。あくまでも想像ね。 ドラマ「ファン・ジニ」で主人公をステキと思った人たち。 妓生を間違ったイメージで記憶してしまった人たち。 だまされてはいけませんよ。 そもそも韓国の歴史ドラマってあまり歴史考証とかしていないように思われる。 だから、嘘だらけの可能性も高いのだ。 妓生は女郎である(日本の時代と合わせてみた)。 その職業を表すには、売春婦と呼ぶのが正しいのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年10月30日 09時44分59秒
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