幻想。
夢をみた。
夢の中のあのひとは、あのときの姿のままで
あれから6年後の今の私が、あのひとを見つめてた
中学生の頃、入学したときからずっとすきだったひと
でも
あのひとを夢に見た朝は何故かこんなにも息が詰まる
忘れたい訳ではないが、忘れたくない理由もない。
当時の私が、あのひとを忘れまいと必死で幻を見せているのだろうか
夢のなかのあのひとはいつも笑っていて
私に微笑いかけてくる
中学に入学したばかり
いちばん最初の国語のテストの終わりを告げるチャイムと同時に見た
今では大っ嫌いな奴の笑顔を、今でも夢に見る
なんか可笑しい
でも、想い出があるのも悪くないか
次に逢えるのはいつのことだろう
いい女になっていたいものだ笑