Dさんというすごく大ファンの人がいて、彼の公開座談会があるというので、行ってきました。
う~ん、参った!
今まで、いろんな天才や、世界チャンピオンに会って来たけど、
もしかして、その中でも天才中の天才で、一番頭のいい人なんではないかな?
Dさんの一言一言が、いちいち凡人の私たちの「固定観念」を超えた発言で、シビレました!!
で、その会場で、私の隣に座っていた男性がいて、ポツポツと話していたのですが、
その席からは、Dさんがちょうど見づらい角度だったので、
トイレ休憩の後、別の席に移り、そこで最後まで見ていたのです...
座談会が終わり、帰ろうとすると、出口のところで、さっきの私の隣りにいた男性が待っていて、
「もし、よかったら、食事でもどうですか? もう少し、話したいので。」という。
もちろん、彼には全く興味がなかったので、断って帰宅。
(じゃあ、と、名刺ももらったんだけど、申し訳ないけど、いらなかったので、駅のゴミ箱に破って捨てた)
帰ってきて、友人に、その座談会の話をし、ついでに、その待っていた男性の話をちらっとしたら、
面白いことを言ってました。
どんな男性だったの?と聞かれたので、
「文系っていうか草食男子だったよ。
でも、私、男子にそういうものは求めてないし、
そもそもDさんを見るので忙しかったから、Dさん以外は、みんな透明人間だった。」と答えると、
友人が「あ~、だから誘われたんだよ。」と言う。
そもそも、私が(隣に座ってた男子に対して)期待値ゼロだから、逆に、彼は私のことが気になったと。
= その人に対して、好かれようとか、いい感じの自分でアピールしようなんてしてない「素」の自分だったから、それは、人の気をひく、とのこと。
そういえば、その草食男子との話の中で、けっこうその会場にいた人たちにとっては、
当たり前に知っている単語や出来事がでてきて、
だけど、私は知らないことが多く、
「それって、なんですか?」とか、
「私は、その状況を知らないのでわからないです。」って言ってたんだけど、
そこで、私が考えたのは、
隣に座っていたのが、Dさんだったら...ということ。
きっと私、好かれようとして、
知らなくても、知っているふりをして話を合わしちゃうな...!?
でもその「好かれようとする」って行為をすればするほど = 相手は私に興味がなくなる ってことじゃない?
友人に「じゃあ、自分の好きな人には好かれようとするから、好かれず、
どうでもいい人には好かれてしまうってこと?」と聞くと、
また、友人が面白いことを言うのです。
「”好かれようとする”って行為自体が、
そもそも、”素”のままの自分を出したら、好かれないっていう固定観念の上にあるんじゃないのかな?
”素”の自分こそ、一番魅力的なんだから、なんにもしなくていいのに、
自分がダメだと思っているから、隠そうとしたり、何かを足そうとしたりする。
それは、相手には見えるから無駄な努力。
だから、無駄な努力をせずに、”素”でいればいいってこと。
好かれるも、振られるも自分でコントロールできることじゃないんだから、
余計な小細工しなくていいってこと。」
ふふ、いいね、その考え~!
そう言えば、私の知り合いの男の子で、
「俺は仕事ができる」っていうアピールをしてくる人がいたんだけど、
あまりにもアピールが過ぎるので、こっちも苦しくなり、
「あなたがいくら年収があった、とか、何百万の仕事した、とか、
そういうのいっさい興味がないんだよ。
世の中には、そこに興味があるっていう人もいるだろうけど、
私、一番そういうのどうでもいいと思ってるグループの一人だから、
失礼だけど、そんな話、全然興味がないし、ワクワクしない。
逆に、こういう仕事して、こう思ったとか、コレが楽しかったとかでもいいし、
そもそも、仕事じゃなくても、あなたが好きなトンボの話でも、興味のある妖怪でもなんでもいいから、
(彼は、本当にトンボや妖怪に興味があったという意味じゃない)
あなたが、わくわくしたり、自分はこういうこと考えてるっていう話なら楽しく聞けると思うんだけど。」
と言ったら、無言になった...ケースがありました。
私も、彼に、”素”でいったほうがいいよ、と告げていたんですよね。
ま、言うなら、
読書感想文を読むのに
どう思ったかとか、どうして、そう思ったかっていうプロセスが書いてあったり、
自分の推察、考察なら喜んで読むけど、
単なるあらすじ(自分は、〇〇の仕事をしてるとか、大手企業ですとか)だったら、全然面白くない。
そもそも、あらすじ知りたいんなら、自分でその本読むから、って話なんですよね。
好かれよう、っていう意図が見えれば見えるほど、逆に、相手に興味は失うってこと。
友人が最後に
「なんて言ったけど、そもそも、単純に(見た目が)タイプじゃないって話もあって、身も蓋もないかも。」
と言うので、笑った~。
なんだけど、私の大ファンのDさん、
実際見ると、「あれ、意外に背が低くて、顔が大きくて、足が短いんだな。」と思ったのですが、(私もヒドイよね...)
それがいっさいマイナスポイントにならず、
逆に、それすらも、彼の天才性を助長させて、かっこよく感じたぐらい。
座談会も面白かったけど、その後の友人の話も面白かったのでした!