相対性
天と地と。天には、全能の神がいまします。地には、愚かなる人間がうごめく。天は、地よりもはるかに高く、天と地には、天地の隔たり。外の世界は、そうなって見える。内と外を区別している限り。思考の認識には、限界がある。神(精神)と人間(肉体)を分離している限り。無限を感じるためには、思考を手放せばよい。外の世界の真実を知るためには、肉眼を閉じればよい。無限からのギフト。ただ気づけばよい。天は、我が内なり。地は、我が外なり。我が内に、神があり我が外に、世界が創造される。さらに、「我」が、消えるとき、それは「我」が、もとのひとつに帰るとき、相対性とは絶対性である。過去・現在・未来を通じて普遍である。変化こそが、不変である。ひとつしかないものが、すべてに変化した。すべては変わることが、変わらない真実。すべてはひとつであることが、ひとつのすべての真実。ただ全一。