カテゴリ:雑記
「籠染め」という染色法をご存知かしら?
詳しくはコチラ。竺仙さんのポームページ内に記載があります。 「籠染め」で検索かけると、いくつもヒットすると思うので、 ここでの説明はハブきます(^^ゞ 最後の紺屋さんが体調を崩されて廃業したのは4〜5年前だったかしら? テレビでも特集が組まれたので、籠染めの反物は一気に市場から姿を消しました。 息子さんが技法は受け継いでいらっしゃるそうなのですが 採算が折り合わない為、家業を受け継ぐ事は難しい。と聞いてました。 (年間、3千反出ないと厳しいそうです。竺仙さんからの発注は1千反程) それでも、いつかは息子さんが復刻版を作られるのではないか… と、淡い期待をしていたのですが… 竺仙さんで今年、販売が始まった「籠染行燈」。 籠染めに使われていた銅版を使って作られました。 嬉しいけど悲しい… 銅版を処分し始めたという事は「復刻を作るつもりは無い」との現れですもの。 籠染めなんてねー。超面倒臭いのよ。 普通の浴衣反物だって、裾が翻った時も美しくある様に両面染めされてて 「日本人ってすごいなー」 と感心してしまうのに、更にそれを柄や色までリバーシルにっ 考えただけでも超面倒臭いっ それぞれの柄が影響しないように柄は細かく。しかも日本人らしい丁寧な彫りと染め。 こんなの日本人しか作れないよっ! 「採算がどうの」とか違うよっ! そんな次元の話じゃ無いよっ これこそ日本の手作り自慢なのよっ!! 国で守らなきゃっ!! 先人達から受け継がれて来た、日本人である事を誇れる伝統美。 それが失われてしまう。自分が生きた、この時代に。 もしかしたら…何か手だてがあれば… 守って、後世に受け継いでいく事が出来たかもしれないのに… みんな同じように思ってたと思う。 思ってたけど、方法が分からなかった。見守る事しか出来なかった。 私も同じ。はがゆいねぇ… そして買いました(*ノノ)
中に和紙が挟まれてます。 なので灯りを点けても模様が外に放たれる事は無いです。 模様を外に放ちたかったら和紙を外せば 模様によっては、それも有りだと思います。 灯りを灯してない時の佇まいはアンティークといったところ? フロアライト用に作られた訳では無いし、 実際に籠染めの銅版として使われてたツールだからねぇ(^^ゞ コチラは彫りも染め師の中野さんがやられてるそうです。 別々な方がやられてるのかと思ってた… すごい職人さんだねぇ 間近で見ても美しい彫りです 現在だったら… レーザーで掘っちゃうだろうねぇ(^^ゞ←こういうヤツが伝統を滅ぼす 竺仙さんに置いてあるのは、常時十数点ほど。 お気に入りが見つかるまで、足繁く通って下さい メールでも対応してくれます。 けど、お忙しい方なので…モゴモゴ… 担当の児島さんは大好き キップが良くてサバサバしてて「江戸っ子だねぃ」って感じです でも、メールでもその気質が出ちゃうのか、かなりツッケンドンに思えてしまうかも? 実物は優しい女性なので、安心して問い合わせて大丈夫です で… このブログを書いてて 「掘り出し物で籠染めの反物出てないかしら?」 と、楽天で「籠染め」で検索をかけてみたら、何と籠染行燈が売られてました
……ワタクシ…これ見ました。竺仙さんの事務所で… 結構なマージン取るねぇ(^^ゞ 一点モノだから素姓がバレて怖い怖い(笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.06.21 19:04:33
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