|
テーマ:☆留学中☆(2567)
カテゴリ:カテゴリ未分類
「阿佐ヶ谷のフランス料理店でパーティーがあるから2時間ほど歌ってほしい」
そういう依頼が少し前にきた。ほとんど時間もないし、なんせほぼ大学卒業後は歌う機会も持たなかった私にとって、毎度歌う機会が訪れる度にドキッとすると同時にここでNOと言えばこの先もずっと演奏しないだろうなと思い演ることにした。 急いでヒヤリングをして、窓口になっているベーシストの意向を聞きながら選曲したものの・・・ なんということでしょう。ベーシストがヒヤリングしてもなんでもいいとしかいわず、ディズニーやロックをやりたがるので、フランス料理店でそれらをやりすぎるのもどうかと思い・・・ 数曲のジャズ、ディズニー、映画音楽からの曲中心のアレンジしたものなどをやることにした。 急いで発声発声発声。連日そんな感じで、無事にリハも終え本番前日。 お店のシェフに連絡を取ることが出来たので、今回ヒヤリングをしても選曲はお任せだったこと、客層などの回答のなかったことから多くの人にとって馴染みのある曲を選んだことなどを伝えた。 その返事は、じゃっかん冷たいメッセージ一文とURLが送られてきたのだ。 それをクリックしたら・・・ にゃんと! これ、阿佐ヶ谷ジャズの一貫やないかい!!!聞いてへんがない!どうなってんねん!! と驚き隠せず、前日の夜にこれをしって今更ジャズに変更は無理だし、このままで行くことを伝えた。 シェフは気にしてるのかしてないのかよく分からないけれど、よろしくとだけ返信があった。 歌う私の身としては、ジャズを聴きにくることが明確なお客さんに対してディズニーやら映画で使われている曲を多く歌うのは大変つらい。 しかもベーシストに聞いたところ、阿佐ヶ谷ジャズのイベントのものだと知っていたというではないか!!! 他メンバーも激怒していたが、私は怒りを通り越すも何も、今更言ったってしかたないので腹をくくって恥ずかしい思いしても、精一杯歌うことが今できることだと思って少しずつ冷静になっていった。 よく寝付けなかったし、こんな前日になって「歌いたくない」「歌いに行きたくない」って思ったことは人生の中で一度もなかったから、自分の気持ちを当日午後まで、落ち着かせるだけに集中した。 そんな中、本番当日の朝、ドレスをきたら太りすぎてドレスのチャックが壊れるというハプニングは相当焦った。 本番が始まってからも、はじめに聞いてた立食パーティーではなく着席型だったし、2時間と聞いていたのが3ステージに分かれていて3時半入の10時過ぎまでの長い長い拘束時間だったし、(定額のギャラがあったのだが、それ以外にやれと言われた)投銭制についても2万近くミュージシャンにお客様が入れたくれたもののシェフに没収されるしで、わけがわからないことも多かったけれども、 今日こうやって声をかけて頂いて、歌う機会を持てて、自分が歌う時どういう感じになるのか等と自分と向かい合えたことはよかったかな。 一波乱、二波乱あったけれど、本番をなんとかやりきったのである。 おつかれさまでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.11.04 22:14:07
コメント(0) | コメントを書く |
|