慣習との戦い3~夫の頑張り
ひなこを妊娠中、私がずっと頭を悩ませていたことがあった。前々回、前回の日記を読んでくれた方ならおおよその見当がつくかもしれない。それは、「出産後、近所の女性達を招待して、長男の初子披露の食事会を開く慣習」のためだった。また近所かよ~!←(私の心の声)地域の結びつきの強い土地柄では、結婚、出産などで家族が増えたら近所に挨拶する事は、私も必要だと思っている。だが、「花嫁は絶対に着物」(前々回の日記参照)「子供披露の食事会」は、やはり時代錯誤な気がしてならない。それにお披露目の方法は、親である私達夫婦が決めるのが筋ではないか。そう思った私は夫に、「私が里帰りしている間、義父さんと義母さんに交渉して!」と言い残し、出産のため実家に帰省した。そしてひなこといっしょに戻るまでの約4ヶ月間、夫は、「大げさな食事会はしたくない。もっと別の披露の仕方を考えたい。」と義両親を説得し続け、「食事会は無し。夫婦2人とひなこだけで近所に挨拶回りをする。」ことで話をまとめてくれた。わずかな変化かもしれないが、自分達の考えでお披露目が出来たのは嬉しかったし、頑張って説得してくれた夫には本当に感謝している。それにしても、本来の目的とかけ離れ、「ただの見栄」や「右習え精神」だけで、形骸化している無駄なしきたりの多いこと!余談だが昔、嫁姑の折り合いが悪くて子供の披露をしなかった家があったそうで、「お披露目してもらってないから子供の顔が分からない。」と、道ですれ違っても露骨に無視する近所の人もいた、という話を聞いた。これではただの嫌がらせだよね。(呆)☆今日のBGM☆春咲き小紅/矢野顕子(昨日に続き春の化粧品テーマソングですね♪)