みきみみ生活ノート

　
　ひーちゃんはミッキーのファンです。
　ミッキーとは、もちろん世界のアイドル
　「ミッキーマウス」です。
　なので、木曜日の朝７時半から放映されていた
　「ミッキーマウスクラブハウス」が終わって、
　「くまのぷーさんのナンタラカンタラ・・・」というのが
　始まると、
　「プーさんのばかぁ～」
　と怒って部屋の隅に走っていったほどです。
　（プーにしたらいい迷惑）

　…
　
　そんなひーちゃんに母が
　「ミッキーのカットのり」
　を買ってきてくれました。
　（ミッキーのシルエットがカットされている海苔）
　・・・これ、かなり単価高いよ。
　ほんの数枚入っていて３００円くらい。
　「え、不経済・・・」
　とは思ったけれど、ひーちゃんは小躍りして喜んでいました。
　
　ある晩、ひーちゃんは自分でカットのりを持ってきて、
　ミッキーのシルエットをご飯の上にのせようと
　ルンルン気分でやってきました。
　母は「お母さんに切ってもらいなさい～」
　とひーちゃんに声をかけていたけれど、
　何でもやりたがるひーちゃんです。
　ワタシのコトなど無視して、自分でベリっと破りました。
　そう、切り込みにそってカットせずに
　文字通り「ビリッ」です・・・。

　…
　
　その後は食卓が修羅場と化していました。
　逆上というか、逆ギレしたひーちゃん。
　最後の１シートだったカットのり。
　号泣です。
　ミッキーはビリビリです。
　「ああ、どうしよう・・・」
　と頭を悩ませたワタシと母。

　ピーンと閃きました
　そう、同じく食卓にあった納豆にミッキーのシルエットを描くことに！
　ないているひーちゃんに言いました。
　「ミッキーが、ほら、ひーちゃんの納豆に現れたよ♪」
　
　そんな子供だまし・・・と思いますよね？
　いえいえ、本当に子供です。　
　単純です。
　ひーちゃんは再び小躍りして、海苔のことは忘れてしまいました。
　あ～良かった♪
　
　…
　
　心温まるお話でしょ♪
　でも、実際のひーちゃんのブチ切れようはすごかったデス。　
　Σ(´□｀;)ﾊｩ

　はあ、なんかすっかりひーちゃんペースの我が家です。