最後の産科日記
約2年働かせていただいた病院とお別れしました。本当に楽しかった。 退職のプレゼント、たくさんの方からたくさんのものをいただきました。 病院とスタッフ全員から花束とドライヤー(私の希望です)師長からローズの香水とボディケアセット。K様からビール(一番に受かるように一番絞りをいただきました♪)Yさんから靴下とお手紙。Y様からのってないけどキティちゃんのボールペン。どれも心のこもって贈り物で、本当にうれしかった。 この病院では本当にいろんなことがありました。働き始めた当初は、お産に立ち会うたびに”やっぱり産科って楽しい”という思いがむくむくとせり上がってきて、本格的に助産師になりたいと思うようになりました。 たくさんの思い出に残る患者さんとの出会いもありました。夜中授乳室で子供のことを語り合った方。入院生活が辛いと涙をこぼし、悩みを打ち明けてくれた方。退院してから元気な赤ちゃんを見せに来てくれた方。”退院のときにあえなかったから是非会いたかった”と、一ヶ月検診で声をかけてくれた方。たくさんの人との出会いが、たくさんの勇気と自信をくれました。 同期の人とはみんな仲良く仕事しました。助産師学校受験仲間もいて、いろいろ悩みも語りながら、愚痴も言いながら毎日楽しく過ごしました。 今年2月、受験に失敗。辛い思いもしました。 4月に入ってからは、まずは看護研究。褥婦さんたちの反応を喜びつつも何度もつまづいては泣きながらこんなんじゃ勉強できない。何もかも中途半端だと辞めたい辞めたいと思いながら仕事にいく日もありました。 本当に大変な一年間だったけど、充実してた。 終わった今、なんだか切なくて泣きたくなっちゃいます。ほんとうにこの病院に就職してよかった。 先生と喧嘩したこともあった。 先輩とぶつかることもあった。 新人指導や学生指導に嫌気がさしたこともあった。 でも、辞めなくてよかった。最後までやりきることが出来てよかった。最後にこんなプレゼントを用意してくれているなんて神様に感謝したい。 品物よりも、皆さんの心と笑顔が私の何よりの宝物です。 ほんとうにありがとう。