ひなたまさみとひなたぼっこ

クリスマスが迫ってきました。
我が家の子どもたちも、今年は６回もクリスマス会に出ます。

大変なのはお母さんたちですね。
プレゼント交換のプレゼントを用意したり、
お料理を作って持たせたり…

昨日は息子ヒデキ（小３）の通っている東海大学松前少年柔道塾のクリスマス会でした。

ヒデキが柔道を始めたのは、今年の５月。
私たち親子がこのパーティーに出るのは初めてです。

会場は東海大学の敷地内にあるログハウス。
いつも稽古をしている武道場は校舎から少し離れたところにあるので、まずはログハウス探しから。

夜の大学は、クリスマスイルミネーションでキラキラしていて、大学じゃないみたいです☆



学生さんに尋ねながらようやく会場にたどりつき、中に入ると、

エプロンをつけたお母さんたちが10人くらい、せっせとケーキ作りをしています。

（えっ！？聞いてないよぉ～～）

どうやらうちはまだ入ったばかりなので、今年は声がかからなかったようです。
毎年お母さんたちがケーキのスポンジを差し入れし、当日早めに集まってケーキのデコレーションをしているとか。

驚いたのは、そのケーキ（ホール）の数。

何と！２０個以上！！！




でも、食べ盛りの子どもたち約80人。
先生や参加する保護者を入れると約100人の食べるケーキですからね。

そしてお料理は…

唐揚げ、焼きソバ、グラタン、フライドポテト、たこ焼き、サンドイッチ、チャーハン…

と、子どもたちの好きそうなものばかりが、

銀の皿に乗り、テーブルクロスのかかった大きなテーブルの上にちゃんと用意されています。



飲み物だって、数種類のソフトドリンクが揃っていて、

（まるでホテルのバイキングだわ！）

子どものパーティーでこんなゴージャスなものは、初めてです☆

先生から開会のあいさつがあり、

みんなで柔道のうた、クリスマスソングを元気に歌い、

「かんぱ～～～い♪」

そして先生の指示のもと、小さい子たちから料理を取り始めました。

１～２年生まではまだのんびりムードでした。

３～４年生あたりからだんだん勢いがよくなり、

５～６年生になるとまるでバーゲンで群がるオバサン状態。

親が行くころには、人気の唐揚げの皿はどれも空っぽです。

「唐揚げは、おかわりがきますから～」

私は残った料理を少しずつ皿に取り、隣のお母さんとしばしの歓談。

「唐揚げ、あっという間になくなったね！」

「うん。すごいですね～！

そんなに美味しいのかなぁ？

おかわり、絶対にゲットしなくっちゃね」

やがて、

「唐揚げのおかわりがきま～～っす！」

と先生の声。隣に座っていたお母さんと咄嗟にテーブルを見ると、


既に…







まるでピラニア軍団だぁ～！！（笑）。

「こりゃ、唐揚げは無理そうだね」

そんなときです。
ヒデキが私のところへやって来て、お皿を目の前に…

「ママ、唐揚げだよ」

お皿の上にはヒデキが必死で取ってきてくれた唐揚げがひとつ。

「よっしゃー！ヒデキ、でかした」

このときほどヒデキのような食欲旺盛で機敏なデブ、息子を持って良かったと思ったことはありません（笑）。

「ヒデキ、ありがとう」

その唐揚げを隣のお母さんと2人で仲良く分け合って、

「うん。やっぱり美味しいね～～」

食事が終わると、学生指導員の先生たちが仮装をして登場。
盛り上がったところで「紙飛行機大会」に突入です。

１枚ずつ配られた折り紙で、各自紙飛行機を作り、１～３年生、４～６年生に分かれ、予選で勝ち残った３名ずつが決勝で飛ばしあい、遠くまで飛ばした上位３名ずつがメダルを獲得！

一時、紙飛行機作りにハマッたことのあるヒデキは、予選を勝ち進み、決勝でも堂々の２位！

銀メダルを獲得しました♪

「へぇ～～、ちゃんとメダルがあるんだね」

「100円ショップには、メダルなんかも売ってるのかな？」

また隣のお母さんとそんな話をしていると、

「はい、これもらったよ！」

ヒデキが嬉しそうに私のもとへメダルを見せにきてくれました。

「ええ～～～っ！？

メダルって、これは…」







それは、本物の柔道の大会のメダルでした！

裏にはその大会の日付と大会名、更には”東海大学”と刻まれています。

「すごいね☆これ、大会で余分に作って余っちゃったものかもね」

「こんなの飾ってたら、本当にこの大会で勝ったみたいよね。笑」

先生から、

「今日メダルをもらった人も、もらえなかった人も、

今度は柔道でメダルを取れるように頑張りましょう♪」

（そーだ！そーだ！ヒデキ、ちゃんと聞いてるか～～い？）

そのあとビンゴでプレゼント交換をし、帰りにはお土産までいただいて帰ってきました。

いやぁ～～、本当に豪華なパーティーでした。
来年はケーキ作り、頑張らなくっちゃ！

帰ってくるなり、ヒデキは折り紙で紙飛行機作り。

「来年こそ、金メダルを取ってやる！」

って、おいおい、そっちかい！？
ちょっと、今度は柔道で取るんじゃないの～～～？（笑）

…どうやら、先生のことばはヒデキの耳には届いていなかったようです。

ヒデキが柔道を始めて８ヵ月。
私に連れられ、いやいや見学に行ったのが４月の終わりでした。

６月には昇級試験に合格し、オレンジ帯へ…。

ライバルができ、柔道が楽しくなって、七夕の短冊には、



じゅうどうのせん手になれますように

って書きました。

夏休みには一人で合宿へ参加。
宿題では「柔道の歴史」を研究したね。

試合稽古では、思いっきり投げ飛ばされ、悔し泣きの号泣。

東海大で金メダリストの井上選手や塚田選手に挨拶をしてもらえ、

「オレ、オリンピック選手になって金メダルをとる！」って言って、

そして冬には苦手な相手にもリベンジを果たしたね。

半年で皆勤賞ももらったよ♪

気管支炎で、幼稚園でもお休みが多かったヒデキ。
これまで「皆勤賞」には縁がなかったのに、身体も丈夫になってきたんだね。

来年は、いよいよ試合デビューだよ。

ヒデキは柔道を通して、少しずつたくましくなってきたね。
素敵な先生、仲間と出逢って、思い出もたくさんできたね。

これからもしっかり頑張ってね

ひなたまさみ

おまけ：今日のハンドボール大会でシュートを３本決めたヒデキ

（by親バカ）