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カテゴリ:私の日常
昨日のお昼は私とサキ(小6)2人。
ちょうどいただきものの”きしめん”があったので、それを茹でて食べよう♪という話になりました。 「ねぇ、ママ。これって、切れてないの?」 きしめんの袋の中をじーっと見ながら、サキが尋ねます。 「え?」 う~ん…確かに長いままのよう。 袋の裏を読むと「お好みの長さに切って…」と書いてあります。 「(ちょっと古いけど小力風に)切れてないっす♪」 と私が答えると、サキの目がキラリ☆ 「じゃ、切らないで茹でよう!」 「ええ~~っ!? すっごい、すっごぉぉおおおい長くなっちゃう… あ、でも、それも面白いね」 長年サキの母親をやるうちに、楽しいことが好きになっている私。 ところが、いざ袋を開けて中を見ると、ちゃんと切れていました。 しかも、1本が(私の背よりちょっと短いくらいだから)160cmくらい、という中途半端な長さに切り揃えてあります。 「ちょっとがっかりだね~ でも、これでも十分長すぎると思うよ。 このまま茹でてみようね♪」 そして、きしめんを茹でている間に、つゆを用意し、のりを切ったり、ネギを刻んだり… 「早く食べたいなぁ」 「そうだね~、楽しみだね」 やがて10分が経ち、 「よぉ~~っし!茹で上がったよ♪ サキ、のりかけて! ちょっと!それじゃ、かけすぎだよ~!笑」 いよいよ2人で元気よく、 「いっただっきまぁ~~~」 と、そのとき… ピンポ~~ン♪ (げっ!?誰だ?) 「はい」 「あの、温水器の調査の…」 しまったぁあああ!!! 午後の1時~3時で、温水器調査の人が来ることになっていた。 それにしても何というタイミングの悪さ! 私はちゃんと天罰を受けて、また物置状態になっていた温水器のスペースを空にして床まで磨き、完璧な準備はしておいた。 さっきも上の方から回り始めたのを確認して、サキと「うちはもっとずっと後だよね」と安心してきしめんを食べることにしたのに…。 麺類は「茹でたてが命」です。 1分1秒たりとも無駄にしたくない私は、そのときふとサキに、 「ダメだ!来ちゃったよぉ~! きしめん、一口だけ食べてから玄関あけようか?」 と尋ね、 「何言ってるの?人を待たせてるんでしょ? 大人げないこと言ってないで早く出なよ」 と、無情にも切り捨てられてしまいました。 (だって、茹でたてが命なのに…) 仕方なく、玄関に向かうのですが、こうなったら私の心はひとつ。 (一刻も早く帰ってもらおう!) 2人の調査員さんが入ってきて、早速温水器のあるところへ。 1人が温水器の入っている引き戸を開け、中を見始め、もう1人が周辺の壁や天井を見始めます。 「ここは…? 上から水が漏れましたか?」 指差された方を見ると、天井から壁紙が剥がれています。 (わっ!?忘れてた…) 「ああ、もう何年も前に一度そんなことがあったような…。 何かで貼ったけど、また落ちてきちゃいました」 いきなり汚いところを指摘された私はすっかり動揺し、壁紙が剥がれたままになっていることの言い訳に走ります。 「最近は?」 「もう、ぜ~~んぜん、なにも問題ないですから」 (早く帰っていいですよ~) ところが、その人はもう一人の人にそこの部分を指差しながら何か伝え、その人が○○○号室とうちの部屋番号を記入したボードを掲げると、その部分を撮影し始めたのです! (まるで外国の犯罪者のようじゃない? 廊下だって、床だって、ピカピカに磨いてキレイにしておいたのに、そんな一番汚いところだけを撮影するなんて、ズルイよぉ~!) 今度は1人が 「こちらも開けていいですか?」 奥の引き戸に手をかけています。 「えっ!?」 (そんなとこ、ダメに決まってるじゃん! だってそっちは洗濯機の奥で… もう何年も、誰も開けたことないぞ~~! 温水器だったら、もう十分そっちから見えてるじゃん。 第一、そんなところ開けるなんて聞いてないよぉ~~!) 何より「いいですか?」と質問しているわりには「いいです」としか答えられないような状況なのが、気に入らない とりあえず、すまして 「どうぞ」 と答えたものの、その戸を開けて私に背を向けて立っている彼の目に、一体どんな風景が映っているのか、もうヒヤヒヤ… (もうダメだぁ~!絶対に埃だらけだよぉ~) 数分後、やっと 「これで終了です」 「どうもご苦労さまでした!」 (はい、さっさとお帰りくださ~い!きしめん、きしめん…) 「あのぉ~、ここに認印をお願いします」 (まだあるのか~!?笑) 「はい。どうもありがとうございましたぁ~!」 にっこり微笑んで、サキと2人、玄関で見送り、ドアがバタン♪と閉まった瞬間、 ダーーーーーーーーーッ!!! きしめんに向かって猛然とダッシュする私。 慌てて後ろから追いかけながら、 「ママーー!先に食べるんじゃないよ! 一緒に食べ始めるんだからね~~!」 と叫ぶ娘。 こうしてようやく念願のきしめんにありつけたのでした。 「お~~いし~~~~い」 う~~~ん… それにしても、長いぞ! 長すぎて、ものすごぉ~~っく食べにくい。 気がつくと、2人して箸を置き、手づかみできしめんに喰らいついていました(笑) あ~~~、楽しかった♪ それから、あの、引き戸の向こう側… しっかり、床の色が違っていました!(笑) 土曜の午後の、のどかな昼食のひとときのお話でした。 ひなたまさみ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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