|
テーマ:小学生ママの日記(28702)
カテゴリ:ヒデキのあゆみ
小4の息子ヒデキは、ワンパク盛り。
口答えも一人前で、カチン!とくることもしばしばです。 少し前も、あまりに生意気なヒデキに、普段はあまり叱らない私もついにキレてしまい、前代未聞の大ゲンカになりました。 叱られたヒデキの 「ママだって好き勝手ばっかりしてるじゃないか」 に腹を立てた私は、ビンタのひとつでも…と思ったのですが、基本的に子どもに手をあげることはしたくないので、グググっと我慢。 (こうなったら家から追い出そう!) と思い、椅子に座っているヒデキのシャツを両手でグッとつかみ、 「顔を見たくないから、もう家から出て行きなさいっ」 私があまりに激しく怒っているので、少々ビビッているヒデキ。 力を入れて、椅子から立ち上がらないように踏ん張っています。 「早く!出て行け~~っ」 私は力いっぱい両手を引っ張り上げたのですが… ビリッ! メリメリメリ… (うそっ!?シャツが破れた?) ボクシングで鍛えている私の腕力。相手は自分より重い息子です。 慌ててシャツを見ると… (うわっこれはラグビーのメーカーの、1枚8,000円もしたシャツじゃない!?) 一瞬力が抜ける私ですが、そこで引き下がるわけにもいきません。 全力でヒデキを立たせると、背中を押しながら、玄関まで連れて行き、 「もう、当分帰ってこなくていいから」 家の外へ出し、鍵を閉めてしまいました。 パパも家にいましたが、黙ってテレビを見ていました。 30分後、外へ出てみると、マンションの自転車置き場に座り込んで首をうなだれているヒデキ。それから2人で泣きながら反省会をして、仲直り。 「そういえば、さっきシャツが破れたような音がしてたよね」 「うん。オレも”ヤバイんじゃない?”って思ったしな。笑」 シャツには、目に見える破れはありませんでした。さすがはラグビー用の8,000円もするシャツですね(笑)。 「あれはちょっと、ママもやりすぎたよ。ごめんね」 「ううん。オレが悪かったから…」 その後手をつないで家に帰る途中、ヒデキが、 「さっき、パパが覗いてたよ」 (ふふっ♪一応、気にしてくれてたんだね。笑) そうかと思うと、先日は雨の中、ずぶ濡れで帰ってきたヒデキ。 髪の毛からも、ポタポタと雨の雫が落ちています。 「ちょっと! 帰りは雨になるから、って朝傘を持っていったはずでしょ? どういうこと!?」 「だって、Tちゃん(同じマンションに住む、2歳下の男の子)が傘持ってなかったから…」 「えっ? 貸してあげたの?」 「うん」 「一緒に入ればよかったじゃない?」 「そうだよ。一緒に入ってたんだけど~、 オレは身体がデカイから、オレと一緒だとTちゃんの方がどんどん濡れちゃったわけ。 だから”オレはいいや”と思って貸してあげたの」 「…… (たしかにヒデキが一緒じゃ、押し出されちゃうだろうな) よしっ!エライっ! ヒデキ、かっこいいぞ♪ 早くシャワーに入りなさい」 普段から、理由をつけては雨に濡れて帰るヒデキ。 (ほんとは、雨に濡れたかったんじゃない?) ともチラッと思ったけど、”Tちゃんのため”というのも満更嘘ではなさそうです。 そんなことを聞かされたら、叱るわけにもいきませんね♪ これはヒデキに一本取られました(笑)。 最近になって、憧れていた野球の硬球を買ったヒデキ。 ずっと前から欲しがっていたけれど、(目の病気があるため)「危ないから、野球だけはやっちゃダメ!」バットとグローブと軟球だけを買い与えていましたが、野球チームに入っているお友達と野球をして遊ぶときは、みんなの硬球を借りてやっている、と聞き、仕方なく一つだけ買ったのでした。 「やったー!プロ野球選手と同じ硬球だ!!」 その夜遅くに帰宅したパパ。 テーブルの上の硬球に目をとめ、 「おっ?これ、買ったの?」 「う・・・うん。ずっと買わなかったけど、最近はお友達のを借りて使っているみたいだから。目には気をつけるように言ってるけどね」 パッと目を輝かせるパパ。 パパはその昔、会社の野球チームでピッチャーをしていました。息子と野球をするのが夢だったのですが、もうとっくにそれは諦めているようでした。 「おい、ヒデキ。ちょっとこっち来いよ」 これが、フォークだぞ。 それから… これが、カーブ」 「すげぇ! パパ、そんなの出来るの?」 「ヒデキ、パパはピッチャーだったんだよ」 「すげぇ~~~!!!」 「でもな、まだ硬球は早いぞ。 ボールが重いだろ? もう少し大きくなってから使え」 「うん」 (は?やけに素直じゃない?笑) 今日は授業参観です。 明日が父の日、ということで、お父さんも参加しやすいように土曜日の参観のようです。 私はこれから仕事で行けませんが、パパが参加します。 パパと一緒に工作をしながら、普段なかなか持てない時間をパパと過ごしてくるでしょう。 ワンパク坊主のヒデキの甘えと反発。 ヒデキと私との距離は少しずつ離れ始め、その逆に無口で怖かったパパとの距離が、少しずつ縮まってきているような気がする今日この頃です。 ひなたまさみ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ヒデキのあゆみ] カテゴリの最新記事
|