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2009年02月08日
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カテゴリ:サキのあゆみ
 

おはようございます晴れ

昨日の日記に早速コメントをいただき、ありがとうございました。

私が子どもたちの気持ちを丁寧に見つめていきたいと思うようになったのは、娘サキのおかげかもしれません。

私の中での「常識」を覆してくれるサキ。

娘からは、教わることがたくさんあります。

 

受験シーズン到来。

サキの通う特別支援学級の先輩たちも、先日無事、公立高校の試験に合格したようです。

 

「ママ、重度の障害がある子たちっていうのはね、みんな一目で病気だって理解できるからいじめの対象にはなりにくいんだよ。

 

でも、一見普通の子と同じなのに、極端に空気が読めない、とか何かがメチャクチャ苦手とか、軽度発達障害の子たちっていうのは、ものすごい確立でいじめられるみたいだよ

 

娘のサキは、幸いいじめられたことはありません。

でも、学校の在り方がサキにとって辛く、小4の後半から休みがちになり、小5になると昼夜逆転の睡眠障害に伴い不登校、引きこもり状態。小6の途中から学校の先生に紹介された通級教室へ通うようになり、中学支援学級からようやく学校に戻りました。

 

同じ支援学級の仲間たちは、そのほとんどがサキと同じように軽度発達障害があり、いじめ、不登校の状態から、少しずつ学校に通えるようになった子たちです。

仲良しのお友だちの中には、ストレスから髪の毛が抜け落ち、支援学級に来た頃はかつらを着用していたAちゃんもいます。

 

Aちゃんも無事、高校に合格した中の一人です。

Aちゃんにとってはこれがゴールじゃないんだよ。

 

高校に入ってからが、また大変なんだよ」

 

いじめられ、学校という枠から一度飛び出し、支援学級で傷ついた心を癒してもらい、再び飛び立とうとしているAちゃん。

 

久しぶりの普通学級で、果たしてうまくやっていくことができるのか?

 

支援学級の子どもたちにとっては、期待と不安いっぱいの旅立ちとなるわけですね。

 

そんな中、サキが先日突然、

 

「ママ、社会の問題集が欲しいんだけど」

 

と言いました。

 

「社会?

 

大きな声では言えませんが、

 

最初は「1」が多かったサキの通知表は、今では2と3がほとんどになってきましたが、いまだにたった一つ「1」がついているのが社会なんです。

 

どうしても「暗記」が出来ないのです。

大好きなアニメや漫画に関することになると、

 

この子はどれだけ頭がいいんだろう?

 

と驚くほどの記憶力を発揮するサキ。

 

興味や関心のあることはいくらでも吸収できるのですが、そうでないものに関してはまったくダメなんです。

本人がいくら頑張っても、それはダメなのです。

LD児にはそういう傾向がよく見られるそうです。

 

「社会の勉強だけは、どうしてもダメだしょんぼり

 

と言い続けてきたサキ。

 

「どうしたの?

 

社会の勉強をするなんて!?びっくり

 

(こんな質問をする親もどうかと思いますが。笑)

 

「お世話になっているH先生がね、そろそろ10年になるから異動するかもしれないんだって。

 

最後くらい、

 

"先生のおかげで、社会が出来るようになりました"

 

って言ってあげたいからねウィンク

 

 

 

えっ?

 

 

 

 

そんな理由で???

 

 

 

親が子どもによく言うことばの中に

 

「人のためじゃない、自分のために勉強するんだよ」

 

というのがあると思います。

 

でも、サキに関しては、いつも

 

「人のための勉強」

 

が、きっかけになってきました。

 

国語の先生がとても優しく応援してくださるから、とその先生を喜ばせたくてこれまで0点ばっかりだった漢字テストで満点を取るようになったり、英語の先生が

「サキさんは、本当に良く頑張っているのを知っているからね」

と言ってくださるからノートだけは必死できれいにまとめて提出するようになったり、

「サキなら○点くらいとれるんじゃない?」

と言ってくれた友達の期待に応えたくて、頑張ってみたり。

 

社会のH先生は、去年のサキの担任の先生でした。

とても熱心に指導してくださる先生なのに、ずっと社会は苦手だから、と逃げてきたサキ。

 

「ママ、どうやって勉強したらいいかな?」

 

サキは問題集を買ってきて、ノートを用意し、私が昔受験のときにやったやり方で、まともに社会の勉強をし始めています。

 

先生や仲間に恵まれたなぁ。

 

心からそう思います。

 

残念ながら支援学級の先生だからといって、どこの学校のどの先生もそうであるとは限らないようです。

周りの話を聞くと、それがわかります。

サキは、本当に環境に恵まれました。

 

「人のために勉強がしたくなる」

 

それも有り、なんだ。

またひとつ、私の中での常識が覆されました。

 

「サキは今、とっても楽しそうに学校に通っているし、頑張っているけど、それは

 

"高校に行きたい"

 

っていう目標があるから?」

 

「うーーーん。

 

それはちょっと違うなぁ...。

 

"高校に行きたい"

 

ていうより、

 

"学校に行けるようになって良かったピンクハート"

 

っていう気持ちかな」

 

今も、世の中には不登校の子どもたちがたくさんいると思います。

部屋に引きこもって、以前のサキのようにパソコンやアニメばかり見ている子どもたちもたくさんいると思います。

 

そんな人たちに、サキは

 

「また学校に行けたらいいよね」

 

と思うそうです。

 

一人で部屋にこもっていても、勉強はしようという気さえあれば、いつでも出来ると思います。

サキは、これから社会の成績が上がるかどうかわかりません。

頑張ってみても、結局点数は変わらないかもしれません。

でも、H先生のために頑張りたいと思ったサキの気持ちは、決してサキ一人だけでは生まれなかったものです。

 

人とのつながりの中から次の一歩が見つかっていくことは、やっぱり嬉しいこと。

 

卒業までの一年間で、サキは自分の経験したことを書くつもりでいます。

 

その手記を学校の支援学級に残して卒業しよう。

支援学級に通う一歩が踏み出せずに迷っている人たちに、それを読んで、勇気を持ってもらえたらいいよね?

私も今から楽しみです♪

ひなたまさみ

 

 






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最終更新日  2009年02月08日 06時50分45秒
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