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テーマ:VIVA!少年柔道!(160)
カテゴリ:柔道
「ママー、3月20日に試合だって」
「えっ 試合? なんの試合?」
(おかしいなぁ~。 去年までは春の試合はなかったんだけど)
「それがさぁ~~~、 何と 全国大会の神奈川県予選だって しかも、俺は大将で出るんだよ」
「そ、そ、そうなのぉおおお???」
これは一大事です。
ヒデキ(小5)の通っている湘南松前少年柔道塾からは、(少なくともヒデキが入ってからは)このような全国大会の予選には、一度も参加したことがありませんでした。
「どうしたの? どうして急に出ることになったの?」 「知らねぇ~。
たぶん、U先生がそう思ったからじゃね?
"おい、全国制覇するぞ~~~~っ"
って言ってさ、俺には
"試合だから、3月20日には身体を空けておけ"
だってさ」
湘南松前の先生たちは、リーダーの先生以外はほとんどが現役東海大学柔道部の学生指導員。 みんな1年~2年で卒業して交替してしまいます。 今年から指導員になり、引き続き来年度の指導員のまとめ役のようなU先生が、どうやらこの予選に出場することを決められたようです。 全国大会の予選に出る
なんて、それだけでも強くなったような気がして、テンションがあがる私とヒデキ
実際は、いつも書いているとおり、そこらのちっちゃな大会でもいつも予選で敗退してしまう弱いチームなんですけどね。
「それでヒデキは、全国大会に出てみたいの?」
「うん
全国大会かぁ~~~。
どんなヤツがいるのか、戦ってみたい」
って、その手前に予選通過という、とてつもなくでっかい壁があるぞ~~~。
新5年生と6年生の5人で1チームを編成するそうです。 ヒデキの大将と、中堅のT君だけは決まっているようです。
ついに、へっぽこヒデキが、全国大会と名のつく大会の予選に出る日が決まりました。
3月20日(祝・金) 場所は神奈川県立武道館。(たぶん) これまた、初めて行く会場です。
「ヤバイなぁ~~~。
つえ~~~やつがいっぱいいそうだな」
早くもビビリ気味のヒデキにU先生は、
「大丈夫だ。
どんなに最強の小学生といっても、
俺たち(東海大柔道部)以上に強いやつは一人もいないからな。
誰が相手でも、俺らよりは弱く感じるから」
(はいはい。 そのとおりでございます。 その最強の先生方にはまったく歯が立たず、毎度手も足も出ないうちに投げられてはボロ雑巾のようになっているヒデキですが?笑) それでも、そんな風に自信たっぷりに言ってもらえると、みるみる安心した顔つきになるヒデキ。 完全に聞き間違えて、自分が勝てそうな顔になっています。
(いや、強いのは先生だからね!先生!)
私には、今はまだ「予選突破」が果てしない夢のようにしか思えませんが、 きっとこれも良い経験になるでしょう。 親としては、出来れば予選はブロック分けで総あたりだといいな。 いきなりトーナメントで強いチームとあたって、1回だけの試合で終了じゃないといいな。 (息子の試合は、なるべくたくさん見たいですからね)
ところで、ヒデキが最近、学校のクラスみんなの取り組みとして、かずら筆(植物。枝の先端を削り、繊維をほぐして筆として使う)を作りました。近くの公園へみんなで行って、かずらを採って来るところからやったのです。 そして、相田みつをさんのたくさんの作品の中から自分の好きなものを1点選び、タッチを真似してそのかずら筆で書いたものを紹介します。
これまでさんざん負けてきたヒデキだから、負ける人の気持ちがよくわかるんでしょうね。 今のヒデキの頭の中は、「柔道・全国大会」でいっぱいのようです。 がんばれ、ヒデキ。
ひなたまさみ
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