ひねもす日記

さてもさても。


わが家の歴代営業部長たち。

長男Ａはなんといっても初孫！という上に、良くも悪くも人見知りを
しなかったので、そりゃあもう両家のジジババをメロメロにした。

１才になるかならないかの頃、離乳食が終わった頃にはもうお泊まり
したりしていたので、行くたびに営業効果を上げてきた。

うちの実ジジは、とりあえず孫には溶ける人なのでＡがメロンを
食べて笑ったと聞いただけで、メロンを買っていきなり来たりしていた。


次男Ｂ。
言葉も遅く、甘えん坊だったので、これまたジジババがメロメロ。
Ａに比べて、少々遠慮がちというか、Ａの陰に隠れるオドオドした
感じがあったので（過去形。今はかなりの頑固者）
それがまた、たまらんかったらしい。

それでも、ひとりっこ気分を味わいにこの人も実家へ泊まりに行っては
営業していた。



そして、末に控えしは娘・Ｃ。

うちの末っ子でもあるけど、いとこを合わせても一番下という事で
やりたい放題、言いたい放題なのに営業部長。
こんな強引な営業部長、ありえん。


昨日、作業中のジジをウロチョロと追いかけ回し、

「帰ったらあかんで！　今日はＣちゃんとこ、お泊まりしいや！」

「Ｃちゃん、ジッちゃん大好きやしな！　Ｃちゃんと寝るねんで」

「Ｃちゃんのおやつ買いに行こうな」


ひっきりなしに攻める攻める。
あげくに、トイレに行っただけなのに

「どこ行った？！ジッちゃん？！」と大慌てで探す始末。


散歩に行くというので、
「じゃあカアチャンも一緒に行くかなー」 と言うと

「カアチャンは来んといて！」


同伴、もとい２人きりの散歩に行って帰ってくると、もちろんその手には
普段カアチャンの買わないようなオモチャ。

「こら！またそんなん買うてもろて！」 というと、サッとジジの後ろに
隠れて、甘～い声で

「…ジッチャ～ン」



もう目の前のジジが、その声だけで溶けるわけですわ。

「おお、おお、怒るなやー。　ワシがなんか買うたるって言うたんやぁー
　Ｃは悪ない、な？な？」

「うん、Ｃちゃん、悪ないもん。　ありがとって言うたもん、なー？」

「そうやぁー、そやしＣを怒ったらあかんなぁ」
（２人でクネクネしながらしゃべるし）



先の営業部長たちはなんつーか、もうちょっと可愛げがあったけど。
そもそも、欲しがるものがせいぜいラムネ菓子だったし。



最後の営業部長、身ぐるみ剥ぎそうな勢いでわが娘ながらコワイ。

というか、毎度ながらまんまと蕩けてるジジイも如何なものか。
いつぞやは、帰り際に「帰りたくないー」と泣いて可哀相だからと、
家を飛び出していって、コンビニへ走りお菓子を買ってきて握らせてた事も。


わたしはこの人のこどもだったわけだけど、こんなに甘やかされた
覚えはちょっとも無いんだが。



もうさっき、ジジは帰ったんだけどその別れの愁嘆場といったら。

さてさて、こんなにベタベタするのはいつまで続くんだろうか？



あーでも、昨夜ジジイの寝床にもぐり込んで
一緒に寝るー！
と叫んでいたのは、歴代営業部長３人ともでありましたよ。。。

（一人ずつひっぺがして、各自の寝床に放り込んだけどな）

ほんと、いつまで続くんだコレ。




どっとはらいー