♪こども英会話♪の裏庭

今日は外国人パートナー、ＪＪ先生とのレッスンでした。

レッスン後に高校生Ｒちゃんへのプライベートレッスンについて、話合ったのですが、いろいろやっぱり難しいなあ・・・とため息

今月のテーマは結局悩んだあげくにビートルズのアルバム、「ザ・ビートルズ　１」を聴いて、いろいろ話す、という方針でいくことになりました。
コレ

いわずとしれた、ビートルズのシングルヒット曲ばかり27曲！を集めたアルバム。
古くからのファンだけでなく、若者にもテレビなどでなじみのある曲がたくさん入っているので、入門編としても最適だと思います。

というわけで、私には懐かしの名曲アルバムでありますが、高校生であってもテレビ番組の中で聞いたことがあったり、「Yesterday」なんかは中学校の英語の教科書にも歌詞が載っていたりしたので、「ああ、これが教科書に載っていたあの曲なんだ」とでも思ってもらえるかな？と。

（教科書にわざわざ歌詞を載せているのに、実際に授業中にみんなで曲を聞いてみたりはしないそうです。・・・なんの為の歌の歌詞なのだろうか。）

けっこう近所のスーパーなんかでBGMになっていたりしたので、いろんなところでメロディは誰でも聞いたことがあるのではないでしょうか・・・。
こんなBGM流してるスーパーって・・・変わっている気がする、と思いはしているのですが。

ＪＪ先生いわく、「でもビートルズって、結構訳したりするとヤバい歌詞も多いんだよねえ」と。つまり、ドラッグに関する曲や、自殺について歌った曲やら・・・あるので、ということなのですが。
もちろんラブソングも多いので、いちいち気にしていたら、どのアーティストでもアルバム単位で選ぶのは難しくなるので、そこは気にしないようにしよう、ということになりました。

歌詞を単に訳す、ということではなく、曲のメロディや声からいろんなメッセージ性も感じ取れる・・・のが歌の良いところでもあるので、そういったことを中心に1時間半、フリーカンバセーションをしていけば良いかな？という方向性です。

やっぱり歌には歌の良さがあるし、単に歌詞を訳す練習をするだけであれば、教科書と辞書で自分でもなんとなくできるわけだから、自分が歌から感じたことを話せるように、話す練習をしていこう！と。

実際高校一年生のＲちゃんレベルで、歌をテーマに1時間半話すのは間がもたないかしら？という不安はあるのですが、やってみなければわからない！と思いまして。
（単に今回時間がなくて、これ以上テーマとなるものを探すのが厳しいのもあるんですが）

で、とりあえず事前にこんな質問に、自分なりに答えて意見を言えるように気をつけながら、アルバムを聞いて来てね、という質問をいくつか準備して伝えておくことにしました。

質問を考える際に柱としたのは、歌の中の一点の事実を問うようなテスト形式の質問ではなく、自分の意見を言わざるを得ない、質問内容にすること、です。

「How did it make you feel?」
「Which one did you like the most?」
「Why did you like it?」
「Do any songs make you happy?」
「Do any songs make you sad?」
「Did you get any stuck in your head?」

このくらい考えてみたのですが、ハテ、これで1時間強、話がもつかどうか？

もっと質問を増やしたほうがいいかな？とも思ったのですが、最初のレッスン日まであと2週間・・・質問にばかりかまけて音楽を楽しめなくても良くないなあ、と思うので、とりあえずこれでいこうと思います。

どうせ一つ一つこたえるたびに、私やＪＪ先生からチャチャが入るんだから・・・
あ非難したり、じゃないですよっ、我々も意見を言うということですよっ。

で、その意見をどう思うか、をまた聞いていけば話が広がるかな、と楽観的。

あとは文法的なことを直していったりもしなければいけないので、それで１時間はスグかも

いろんな教室で、いろんなレッスンの仕方があると思うのですが、おいおいそういう大人向けのものも勉強してみたいなあ、と思っています。

でもまあ、私が今の子供たちや若者に望むことは、
「もっと、自分の意思で、自分のオリジナルの考えや意見を言ってみて！！」
ということが一番にくるので、こういうやりかたが合っているのかな？と思っています。

外国人講師とよく話しているのですが、「日本人は、わからなくなると黙ってしまう」「会話はテストじゃないんだから、言いたいことがなければ始まらないのに、受身で質問を待つ人が多い」などなど・・・よく聞きます。

確かにそうなのかな？と思いますが、これは若者に関しては、世界が狭いということも一因なのではないかと思うのです。

言いたいことが見つからない。

私からすれば、何故なのですが・・・
（私は言いたいことが山積みです、おかげで人との話題には困ることがほとんどないです）

世界が狭い、つまり、学校と家、友達と教師と家族、という狭い世界のみで生活しているわけなので、そこで出てくる話題というものが、おのずと限られてきますよね？

だからそれ以外の話題をふられた時に、どうして良いのかわからない、ということなのかな？と思います。

もちろん小中学生までなら、それで充分だと思うのですが、高校生にもなれば、そろそろ世界を広げていく時期だと思います。
学校でも交換留学や、短期語学留学などが売り物になっている学校は多いですが、ただ行くだけ、英語を勉強するだけ、ではもったいない・・・

もっともっと有効に楽しむには
やっぱり人とのコミュニケーションを多く取ったものが、多くの思い出を作れるし、得るものが大きいと思います。

そのためにも
いろ～んな音楽や映画などを題材にして、それについて自分の意見を言えるようになっておくことは大切だと思います。
もちろんもっと身近なテレビ番組や本やゲームの話題でもかまわないと思う。

私は実際に今、とっても多くの外国人講師たちと一緒に仕事をしています。
彼らと話していて思うこと。
みんな、好きなことが違うけれど、彼らの好きなことについて一緒に語り合うと一気に距離は縮まります。
時々、仕事の愚痴しか話さない人もいますが、そういう人は、たいがいあまり友達が多くない。

そんな風に、いろんな人とコミュニケーションを取りやすいように、話題の引き出しを増やし、それについて自分の意見を言えるようにすることが、人間関係を円滑に進めるうちでも大切なことだと思います。

そして自分の生徒にも、ぜひ、そうなってほしい・・・と切に願っている私でした

いつか彼らが世界に羽ばたいていく時が見れたら、最高ですね、きっと
（・・・私はいくつになっているんだろう・・・コワッ）

このプライベートレッスンについてのレポートは、随時させていただこうと思います。
私にとっては実験的レッスンになるので・・・
レッスンに関するご意見も、とても有難いのでお寄せいただけたらとっても嬉しいです！