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カテゴリ:本日の教室
0~3歳のベビークラスは私が大好きなクラスです
現在5か月の赤ちゃんから中学3年生まで(個人で高1も教えることになりましたが)を指導しているわけですが、その中で、自分が一番癒される&笑えるクラスが0~3歳のベビークラスなんです。 講師によっては、ベビークラスは一番大変だから辛いという人もいますが、好みですよね。 実際お母さんと一緒のクラスだし、日本語すら全く言葉がわかっていない年齢なので、思いっきり体全体を使ってレッスンをしなければならず、体力的にも気づかいも、とっても大変なクラスだとは思うのですが。 でも好き カワイイから 先週の教室での出来事。 ベビークラスにも一応教材があって、中にワークブック(ほぼ塗り絵)があるので、それをやっていました。 今月の単語の中に、「frog」があったので、その日は「E」「F」のアルファベットのページをチョイス。 「E」の横には「EYE」の目、「F」の横には「FROG」のカエルの絵がそれぞれ付いているので、「E for eye」「F for frog」と声をかけながら、塗り絵をさせていきます。 そのクラスにいるMちゃん、現在2歳になったばかりですが、半年前までは全くクラスで口を開いてくれず、大人しいことも手伝ってかママにピッタリ張り付いていて、恥ずかしがり屋さんのお手本みたいな生徒さんでした。 それがある日、大きな声でオシャベリを始めてくれて、それからはとっても積極的 大人しいのは性格なのか、あまり変わりませんが。 とにかく上手にリピートもしてくれるようになって、とっても優秀な生徒さんです。 そのMちゃんも、塗り絵、頑張っていました アルファベットの方ばかりを書いていたので、カエルや目も塗らせようと、 「Let's color in this eye!」と声を掛けて、目の絵を指差すと、 Mちゃん、目の絵をじーっと見つめて「・・・・・。」固まりました。 あ、この目の絵が何の絵か、わからなくて不思議で見つめているのかなと思った私。 自分の片目をつぶり、もう片方の目とワークの絵を指差して、「same!」同じでしょ?と示してみる。 するとMちゃん、今度は私の片目を見つめ、「・・・・・。」無言で固まる。 そろそろ私もマバタキしたくなってきましたのよ、Mちゃん・・・ そろそろ塗ろうよ、目・・・。 「Look at my eye! What color is this eye?」と声を掛けてみる私。 「・・・・・。」ますます怪しそうな顔をして私の片目を見つめるMちゃん。 Mちゃんのお母さんも一生懸命、Mちゃんに声をかけます。 「ほら、せんせーのお目目とコレ、おんなじだね。Mちゃんにもあるよ、おんなじの。」と。 う~ん、マバタキしたい もう一度チャレンジ。 「What color is this eye? pink? blue? black?」と。 一瞬の沈黙。 「・・・red」 はい 赤ですかい、私の目は! お母さんもビックリして、 「ちょ、ちょっと、違うんじゃない?よく見てごらん、せんせーの目、何色・・・」 「red」 他の生徒さんのお母さん達も全員、苦笑・・・ 私も心の中では大爆笑なんだけど、笑えないんですよね~いちおう。 だってMちゃん、大真面目だから 周りが笑っていたら、なぜ自分が言ったことでみんなが笑うのか、おかしなことをしたのか、と思うし、そんな不安にさせてはいけません 「OK! It's arlight. Do you want color it red?」 と聞きながら、Mちゃんのクレヨンを物色。 彼女は間違えることなく赤を手に取りましたとも そしてやっと塗ってくれた・・・赤で・・・目を。 無事マバタキもできた。 しかしなぜ赤だったんでしょうねえ。 お母さんに、「私の目、充血してます?」ってとりあえず聞いておきました。 (してません) でもね、いいんですよ、こんなの。 カワイイから もう少し大きくなって幼児クラスくらいになると、たくさん知恵がついてきて、同じようなことも言うんですが、だいたいが自分はおかしなことを言っていることを知っていてワザと言いますから。 周りのお友達に笑ってほしくて、または気をひきたくて・・・などなど、そこに計算が入ってくる。 けれど2歳児にはそれがない。 本当に純粋に無垢に、こういうことを言ってくれるんですね~。 何の先入観も、こうあるべき、ということもないから、本当の意味で自由な発想でお話をしてくれます。こどもたちの絵も面白いし、それはやっぱり自由だから?と思うんですよね。 私はそれが大好きなんです。 こどもって、面白いなあ・・・ と思える一瞬なのです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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