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カテゴリ:本日の教室
今日レッスンに来たSちゃん
ニコニコ顔でした~ それがなんだっていうかというとですね・・・ Sちゃんは、今年の4月にベビークラスから幼児クラスに進級したのであります 毎年のことなのですが、この2つのクラスの進級は大変なんです。 ベビークラスは0~3歳までなので、お母さんと一緒にレッスンをするクラスなんです。 ところが幼児クラスは幼稚園と同じく、お母さんと離れて一人で教室に入って一人でレッスンを受けるわけです。 コレ、ちゃん達にとっては、ものすごいストレス 当然ですよね、ビックリするし心細い。 なので進級前から私からもお母さんからも、今度から「おにーちゃん、おねーちゃん、クラス」になるんだけど、○○ちゃんは、できるかなあ? ○○ちゃんなら、おねーちゃんクラスでできると思うよ~、とか声を掛けておいて、実際幼児クラスの生徒達が一人で教室に入って行くところを見せたりするんです。 わりと背伸びしたい年頃でもあるので、おにーちゃん、おねーちゃんクラス、というのは気分よく「エヘヘ、できるよ~」となる子が多いです。 が、この辺は実際に4月の新年度を迎えてみないとわからないもので、反応はいろいろです。 極端な子は、大泣きで教室にも入れないし、教室を脱走しようとするし… その子たちも今や立派な小学生ですが。 で、Sちゃんですが、4月の時点でレッスン開始時、ニコニコとお母さんに手を振って一人でレッスンに臨んでいました 幼稚園も年少さんで入園したばかりでしたが、意外とアッサリ行けているというお話でした。 なので、この子は大丈夫な子なのかな?と思っていました。 ・・・5月末までは 5月の末のレッスンで、異変はいきなり起こりました それまでニコニコとレッスン時間を教室の前で待っていたSちゃんだったのに、その日はまるでドナドナの仔牛 私の顔を見ても、ビクッとして、「イヤア~」と大泣き それまで平気だったのに、どうしたのかな?とお母さんもビックリ 結局レッスンには入ったのですが、ず~っと泣いてる。 別に泣かれるのはしょっちゅうだし、お母さんと離れて寂しいということで泣いている場合は、ある程度時間が経つと、自分達でクラスメイトと一緒に楽しめる方法を知って、 「あれ?もうレッスン終わり?楽しかった~」となるのがパターン。ただ慣れるまでの時間は2週間かもしれないし、3か月かもしれず、個人差がありますが。 少なくとも泣きながらであっても最初から一人で教室に入る方が、慣れは確実に早いです。(ウチの教室では) 50分のレッスン中ず~っと大泣きということもありますが、そのまま普通にレッスンをやります。 大泣きしている子でも、知っている単語が出てきていたりすると、結構見て反応するんです。 なので、その反応を少しずつこちらに向けるように仕向けるわけですね。 ただこのSちゃんは、最初は全く元気に来ていたので、何かレッスンで嫌なことでもあって来たくなくなったとかと思ってお母さんにお聞きしました。 ハッキリ言って、お母さんにも訳がわからず、「眠いのかなあ、疲れたのかなあ」という状態。 結局、自宅でも本人から話を聞いてもらって、ちょっと様子を見ましょう、ということになりました。 すると・・・その後・・・幼稚園でも同じ現象が 幼稚園でも「イヤ~」が始まって、朝大変なんだそうで。 結局最初は幼稚園にしても英語にしても、お母さんと離れることの現実がよくわかっていなかったのかもしれない、時間がたってさびしくなってきたのかも、という結論に至りました。 とはいえ間を開けると、本人が来づらくなるので、無理のない範囲で連れてきてもらうことにしました。 私は泣かれても構いませんので、ということで。 そして今月はSちゃん泣き続けたんですね~ が 本日のSちゃんは違いました ニコニコレッスン~~~ どうやら克服したらしい そしてレッスンの終わりの頃のSちゃんのセリフ。 「え~もうおしまいなの~すぐに終わっちゃったよ~」 ・・・うん、終わりなんだよ あっと言う間だったねえ・・・と思いました。 楽しかった~と出て行ったSちゃんの後姿を見て、 たいへんだったねえ、Sちゃん・・・山を超えたのだねとつくづく私は愛を感じたのでした。 子供の中には子供の悩みがあって、なかなか大人は気づけない部分が多い、と思います。 でもそれを克服していくのも子供。 大人が何でも手を貸して、なんとかなると思うのは傲慢。 自分でつまづいて、自分で転んで、自分で泣いたら、自分で起き上がる・・・ そんな本能が、「こどもたち」には備わっている気がします 泣いている子供を無理に連れて行ってまで習い事をさせるのは、どうなんだ、という意見も多いでしょうし、実際私にはどちらが正しいとかの判断はつきません。 早期教育とやら呼ばれるものが、どれだけ正しいのか、間違っているのか、そんなことは今3歳の子供達ならば20年後を見なければわからないことだと思っています。 泣いているのを見るのは私だって辛いです でも私はその子たちが自分からレッスンに溶け込めるようになった現場を見ています。 それはそれは、社会性を認識し始めた子供たちの成長の瞬間を見ているような、感激の瞬間です。 私はたまたま英語を教えていますが、英語、ということよりも、実はこういう子供達の精神面での成長を見られた時が、一番うれしいです 今日は、そんなことでちょっと感激しちゃいました こどもたちには、無限の可能性がありますね~ 希望いっぱい、夢いっぱいてことで。 ちゃんちゃん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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