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Mar 15, 2010
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ようやくスピーチ原稿の英訳にひと段落つきました。

あと一人だけ、まだ日本語原稿の提出がされていない生徒がいるので、それ待ちが一件残っているだけ。それにまだ年長さんなので、タイトルも「将来の夢」だし、内容的に訳すのはそう難しくないだろうと推測されますから、気楽なものです。

今回いろいろ全部で8名分のスピーチ原稿を英訳していて、気付いたことがいろいろありました。

まず、低学年と小学生高学年~中学生のスピーチ原稿の違い。

年齢が違うので、扱うテーマも当然違ってきます。低学年だと大好きな本の話とか、お弁当の楽しみだとか、そういうカワイイ内容で、日本語もシンプル。「私は〇〇が好きです、だから〇〇を毎日コレコレしています・・・」うんぬん。一つ一つの文章が短くてシンプルなんですね。だから訳すのもらくちん。これが高学年や中学生になると内容も身近なテーマであったとしても、「もし〇〇と△△を××の人と◎◎の人が選ぶなら、コレコレという理由できっと〇〇だと思うし、だとしたらコレコレこうなって、それからああなっただろうと思います・・・」などなど。とにかく文章が長い。直訳しようと思うと、とんでもなく複雑な英文になってしまうパターンが多いんです。生徒によっては社会問題だとか、環境問題につながることを書いてくることもあるし、単語が難しいけど、覚えられるのかね、コレ・・・って感じです。結局、ものによってはかなり意訳して訳すしかないパターンも多くみられました。一応本人がそれでいいかどうか、了解は得ていますが。

感情を伝える表現というのはやっぱり難しい。

単純な一例を挙げるならば、日本語で「これは”仕方ない”という言葉で済ませて良いことなのでしょうか。」という文章を「Can we just say "It can't be helped."?」と訳しているのを見て、Sayという単語を使っているのだから日本語では「言う」なのでは?「済ます」という単語が無い・・・などと生徒は思うのだろうな、と考えてしまいました。

「きれいだった」と書かれていても、単純にbeautifulじゃなくて、他の単語のほうがこの場合しっくりくる気がする、とか一つ一つに悩んでしまうのです。

他にも同じスピーチの中で、人、または人間を表すのにpeopleとhuman beingを使い分けて訳したりしているのですが、通常のレッスンではそういった内容を取り扱っていないので、日本語では同じ「人」なのに何故違う単語を使うのか・・・ということを疑問に思うだろうし、教えなければいけないなあ、と思ったりしました。

結局スピーチをするには、相手に自分の言いたいことを訴えかけることが重要なのだと思うと、その辺の違いを理解せずに丸暗記しても、気持ちを伝えるスピーチはできないでしょうから。

先日外国人講師のE先生がスピーチ原稿を見たがったので、2人分だけ読ませました。すると、「日本語の原文がどうなっているのかわからないけど、この英文だととても情感のこもったスピーチになっている。これを発表するのなら、舞台上でしっかり感情表現をして演じることが大切だね。それができれば、すっごく良いスピーチになると思うよ。」と生徒に話していました。そのスピーチをやる子は中学生なのですが、とにかく感情表現が苦手。レッスンでも間違いを恐れて、こちらの質問に押し黙ってしまうような子なんです。常日頃から彼女には、スクリプトを読んだりする時などは、「もっと気持ちを込めて!」と口がすっぱくなる程言っているのですが、性格ってなかなか変わらないし難しいです。できるのかな~って感じ。・・・コレを機に、出来て欲しいんですが。

もうひとつ、気付いたこと。

英訳以前の問題なんですが、原稿用紙に日本語で良いから書いておいでと言うと、出来上がったと言って持ってくるのは「観察記録」もしくは「作文」。事前にスピーチだから、相手に訴えかけるような表現を入れたり、自分はこういうことを言いたいということを書くようにと言っていたにもかかわらず、です。最近の子って、作文とかも不得意な子が多いのでしょうか?

私自身は比較的子供の頃から作文は好きで、学校で「原稿用紙1枚半以上、5枚以内」などと言われると、必ず5枚書いてくるタイプでした。区や都の作文コンクールなんかにも出されていましたし。(←小さな自慢?)かたや私のダンナは作文が大の苦手で、一枚半も書けないといつも文句を言っていたとか。(今彼の書く文章もひどいものですが)

ずっと何故?と思っていましたが、私とダンナの結論は、私はテレビなどの映像系よりも本のほうがずっと好き、ダンナは本が大嫌いでテレビ大好きっ子だった・・・という所から、やっぱり本を読んでいると作文なんかも自然に身に着くのではないかということ。

ということは、今の子供達は昔に比べて本を読むことが少なくなっているということなのでは?と思うのですが、どうなのでしょう。

話を戻してスピーチ原稿についてですが、「観察記録」的なものは論外で、お母さん達の監督のもと、私の誘導に添って本人の気持ちを追記していってもらい、スピーチっぽくまとめてもらいました。「作文」については、気持ちはちゃんと書けているので良いのですが、やっぱり何が言いたくて、何を伝えたいのか、ということが抜けているので、その部分を手直ししてもらいました。・・・多少私の手で手直ししましたが。

こうして8名のスピーチ原稿を見ていると、本当に日本ではスピーチというものが認知されていないんだな~、とつくづく思いました。

創造性というものは、個々の個性が本当に大切だと思うのですが、日本の教育って、やっぱり「みんな同じに」が原則なんですかね?最近は「個性を」というのも聞きはしますが、口だけ?という気がします。ダンナの高校に、何度か英語がらみで手伝いに行ったことがありますが、高校生を見ていても、そう思ってしまいます。自主性がないというか、自分の意思を伝えられないというか・・・。

自分の意見がなければ社会に出てからも大変だと思うんですけれど、ね。

思い起こせば、そういう練習をする教育と言えば、大学で研究論文についてのディベートをしたり、というくらいしかなかったような気がします。

どうしてもっと早くから、そういったディベートの練習などを授業に取り入れていかないのか、ちょっと疑問。

普段やっていないのに、いきなり英会話教室でスピーチの原稿を書いてこいと言われても、やはり難しいのかな~。週1回の英会話教室で、自己表現をするということを、どれだけ教えられるのか、限界があるような気がしてきました・・・。

そして私自身も、自分の文章ではなく、他人の書いた日本語、しかも感情表現をする日本語の英訳の難しさを思い知ったお仕事でした。自分の文章なら、英語でそのまま考えて書けますし、表現のニュアンスも自分でわかっているから自由に書けるんですけどね。他人のものって、気を使います。

さて、実際にスピーチをするのは5月の末。

それまでに生徒達がどれだけ練習をしてくれて、上達してくれるのか、今となってはそれだけが楽しみです。

 



こういう勉強を自分がすべきかも。

自己表現力をつける英語の授業

自己表現の技法






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最終更新日  Mar 16, 2010 04:31:29 AM
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