ぶらり途中下車帰省旅~京都編・1~
広島県の実家に帰省したものの、大晦日の夕方到着し、それから実家でお酒を飲みながらゆっくりみんなで夕食。明日の元旦はどこへ行こうかと相談したり、そうこうしている内に夜も更けて「ゆく年くる年」が終わり・・・父は寝入ってしまい、ウチのダンナも寝入ってしまい・・・母と二人で夕食の後片付けをしたりしていました。そしたら激しい吐き気に襲われ、耐えられず、「もう寝る」と私も寝室にこもりました。寝ちゃえば大丈夫だと思ったんです。けれどそれは甘かったわけで・・・激しい吐き気に何度も襲われて目を覚まし、結局嘔吐の嵐・・・朝になっても止まらず、スポーツドリンクを飲んでも全部戻してしまうので、大した熱があったわけでもないのですが休日診療の病院へ。その病院もまた訳がわからない適当な診察で、「吐き気止め出すからええじゃろ」って・・・。だってのども見ずにお腹だけ診て「下痢しとる?」と言うので「全くしてません」と答えてるのに「おかしいな~、ま、お腹の薬も出しとくから」って、変結局その日は私は実家で寝ていました。ダンナと父だけちょっと近所に出かけてもらって、私は寝っぱなし。なにしろ翌日2日にはもう実家を出発して京都まで行く予定でしたから、とにかく嘔吐だけでも止めないと車の中で耐えられそうになかったし。とりあえず、吐き気止めが効いて、その日の夜には嘔吐も止まり、食べるのはキツイけど飲み物は飲める状態に。お陰さまでなんとか翌朝には軽くお雑煮も食べれたし、動ける状態になったので、予定通り出発しました。・・・しかし何をしに実家に帰ったのかはわからない状況でしたがまあ、31日にお墓参りには行けたから、よしとしよう。大した渋滞もなく、お昼過ぎには京都まで到着できました。京都のホテルは「ホテルオークス京都四条」。2人で10,606円またまたお財布に優しいホテルを選んで予約していきました~場所も四条から近くで地下鉄もバスも便利な場所ですし、京都に行った時には昔よく利用していたホテルなんです。ビジネスホテル仕様で部屋はあまり広くないけれど、とにかく場所が便利で設備面も悪くないし、利用しやすいホテルだと思います。なによりリーズナブルなお値段ですしね。それにしても今回は京都に一泊。とても楽しみにしていました。昔から京都は何度来ても飽きないと思っていましたが、車で年末年始に帰省する時にはやっぱり雪の心配が大きくて、京都には泊まったことがなかったんです。今までは毎回名古屋とかに泊まっていました。やっぱり京都に行きたいと私が言うので、今回試しに京都にホテルを取ってみたんです。いろいろ行きたい所とか、やりたいこととか、あったのですが・・・何しろ本調子でない体調だったので、お昼過ぎに京都に着いて、どうする?となっても、アクティブに動けない私。残念ながら、いろんな考えは全部捨てて、そう遠出でなくダンナが行きたがっていた南禅寺だけ行けば良いんじゃない?ってことに。ホテルに車は置いて(京都はやっぱり電車バスが便利)、南禅寺に向かうことにしました。地下鉄の駅までホテルから徒歩。そんなに長い距離ではなかったんですが、歩いていると何やらリラックスムードの香りが・・・何かアロマとかのお店でもあるのかな?と思って見回すと、「生活の木」発見お店の店頭に「福袋」の文字が。毎年お正月はこうして実家に帰ってしまうので、私は初売りとかにも行かないし、普通に福袋って買わないんですよ。でもまさかこんな所で「生活の木」の福袋と出会うとは思っていませんでした。ちょっと覗いてみると・・・3000円の福袋にはアロマポットや精油2~3種と、バスソルトなどのアロマグッズが入っているようで、私はあまり興味をひかれなかったのですが、隣に1万円の福袋があり、18種のエッセンシャルオイルが専用のエッセンシャルオイルボックスに入っていたんです。オイルボックスは普通にお店で売られている5000円くらいするものと同じ商品だし、当然私の目はハート。店員さんに聞いたところ、だいたい2万円くらいの内容の商品だそうで。ローズアブソリュートのオイルも1ミリだけど入っているボックスだったので、即効で買おうとしていました。が・・・これから南禅寺に行くんだった・・・荷物になる・・・というワケで、お店に取り置きをお願いして翌朝取りに行くことに。ようやく駅に向かって改めて歩き始めたら、道端でお爺さんがオタオタと困り果てていて、信号待ちをしていた私たちは「どうしたんだろうね?」と話していました。そのうちお爺さんがこちらに話しかけてきて、「あの~、あの人たち道がわからなくて困ってはるんだけど、ワシは道はわかるけど、どうにも言葉がわからへんね~」と。ふと見ると外国人女性二人がガイドブックを手にバタバタとその辺を走りながら道を探している。ダンナが「助けてあげれば?」というので、私は道もろくにわからないのにやむなく一人の女性に声をかけました。彼女達が探していたのは「Healton Hotel」というホテル。話しているのを聞いていると「Hilton」に思えるのですが、紙にホテル名と住所があって、そのスペルが上記。その周辺にそんな大きなホテルは見当たらないし、別のホテルかな~。とにかくお爺さんにその住所を伝えたところ、「その住所やったら、この道わたってあっち行って左に曲がった辺りがそうや!」と言うので(お爺さんもホテルは知らなかった)、とりあえずそれを伝え、その近辺まで行ってみてホテルが見つからなかったらまた誰かに聞いてみるといいよ、と言っておきました。なにしろ私は地元民じゃないから、ハッキリした道案内はできないし、ゴメンねって感じで。若い女性(20代だと思う)2人組みで、アクセントからしてヨーロッパのどこかだろうな~、なんてダンナに話していたら、「いろいろ聞いて話してみればよかったじゃん、どこから来たのとか」と言われました。それは私はそういう交流は好きなんですけれどもね、とにかく体調が本調子じゃないし、そこまで元気じゃないんだよ、ダンナ・・・。何故それがわからないんだろうか、この人は。まああの女性達が無事にヒ~ルトンホテルとやらに辿り着けていることを祈ります。しかし国際都市京都で、何故この女性達は道を聞くのにお爺さんを選んだんでしょうね?普通に英語話せそうな若い人達がその辺にゴロゴロいるのに・・・それとも逃げられたのかな~地方だと外国人に慣れていなくて、外国人が話しかけると逃げられるという話、聞くし・・・。で、南禅寺にようやく向かいました。食べなかったけど、この南禅寺近辺には湯豆腐屋さんがいくつかあります。予算は3000円くらいでしょうか。古いお店が多くて、雰囲気もよさそうです。次回は行きたいな~。それにしても昔何度も行っているんですが、京都は久しぶりだったこともあり、私は「ところで南禅寺ってどんなだったっけ・・・」というあやふやな記憶。ダンナ曰く「三門が立派で有名な所じゃん」と。いざ行ってみて、まずは三門に出会います。相当立派な三門。貫禄のある三門ですよね。そしてここは中に入って門の上に登れるんですよね~。この日もたくさんの人が登っていました。でも有料なんだけど何かと有料なのが悲しいところ・・・私は上りませんでしたが。奥まで歩いてハッとしました。水路閣ああ~南禅寺ってこの水路閣があるお寺だったか~と。記憶をたどってみてもいろんな神社仏閣の中で、この水路閣があるお寺なんてここしかない。昔何度か訪れていても、モノの名前を覚えるのが苦手な私。南禅寺がどんなお寺だったかをすぐに思いだすことができなかった。でもこの水路閣はものすごく印象に残っているんです。お寺の中に水路閣があるってことも不思議だったけれど、このアーチ状の建築物自体がとても印象深いんですね。琵琶湖の水をひくために作られた水路閣。明治13年から23年にかけて作られて、京都府の疎水事業の一環で作られたものだそうです。当時まだ外国の技術が入ってきて間もない時だったのにも関わらず、日本人のみの手で設計、施工されたものだそうで、そこにはちょっと感激してしまいます。日本人のみで作られたものなのに、やっぱり西洋技術を取り入れて作っているからこういう形になったのかしら、とか、よくこんなものが日本人だけで作れたな、とか、考えてしまうんですよね。日本の土木史上、貴重な史跡と言われるのもわかるというか。こういう史跡は地味な観光スポットかもしれないけれど、よくよく考えれば面白いし、一見の価値ありだと思います。・・・でもそんなに派手に宣伝もされないし、訪れる人の人数は他の観光名所に比べればはるかに少ないんだろうな~。外国人にも人気の観光地、京都ですが、聞いてみるとやっぱり京都は神社仏閣という印象みたい。私がこの日出会った外国人女性2人もそうですが、昔に比べ、ものすごく外国人観光客が増えた気がしました。どこを歩いてもガイドブックを手にした外国人観光客がいる。特に神社仏閣近辺。当然といえば当然かな~。どちらかというとこういうものは、日本人にこそ見て考えて欲しいもののような気がします。当時の日本人が何を考え、どう暮らしていたか。海外に行って、いろんなものを見て食べて楽しんで、日本でたくさんの外国人と仕事をしている私。当然海外旅行も外国人と話すのも大好きだし、すごく楽しいけれど、そんな生活をしていると余計に日本の歴史や文化に興味を持ってしまいます。日本て、やっぱり独特。で、私ってやっぱり日本人。日本がやっぱり世界中で一番好きかも。・・・時々、いや結構ひんぱんに日本が嫌になるけど。京都編、続きはまた次回。【メール便OK】生活の木 レアバリューセット アロマテラピー お試しセットアロマオイル・エッセ...オススメ激安エッセンシャルオイルはこちらセラピストの問屋