ナチュラルナビゲーター

5日間、プロジェクトアドベンチャーの講習を
受けてきた。

プロジェクトアドベンチャーは、アスレッチックコース
などを利用して、体験から学び、日常生活に活かして
いこうという教育プログラムだ。

この講習会に参加して、自分なりのテーマができた。
それは、「愛」だ。

まずは、自分への愛。
講習では、いろいろなチャレンジをして、一歩踏み出す
場が用意されている。たとえば、地上8メートルぐらいの
丸太を歩いたり、壁をクライミングで登ったりする。
とても怖い。まず、自分でどれくらいできるか目標を
設定する。でも、できるかどうか、チャレンジするかどうか
心の葛藤が起きる。その葛藤を乗り越えて、目標まで達成
した時、自分の心のなかで何かが湧き出る。

達成感、爽快感、自信、自分の可能性。

そして、自分への愛。

できるかできないかは、実際にやってみなければ分からない。
考えているだけでは分からない。最初は絶対にできないと思って
いる自分がいる。自分自身で可能性の枠をつくっている。
しかし、やってみることで自分の枠を外すことができた。

次に、他人への愛。
仲間がチャレンジしているときに、仲間が安全に目標を達成
できるためにロープで仲間を支えたり、チームワークでひとつ
の目標を達成するために、お互い助け合う。それぞれの個性を
活かして、目標を達成する。そんななか、相手に対する
気遣いや、思いやりの大切さが心のなかに生まれる。

最初はぎくしゃくした仲間も、ぶつかり合い、助け合う中で
とても良い雰囲気が生まれてくる。同じ体験を共有した仲間
ができる。

そんな場をプロジェクトアドベンチャーが提供してくれる。

参加して、そんなことを強く思った。