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カテゴリ:+詩+絵+
風がすごく強くて 波もとても荒くて すごく早く 時間は過ぎている ふと空を見上げると スカイブルーの空の中に 真っ白な雲が ピクリとも動かずに 写真のように止まっている その間で私は ひっそりと息をして 自分が動いていることを確かめる 私は今生きていると 2001or2002 ~~~~~~~~~~ 短編 ~雲息~ 奇跡的な風景だった 頬をつく風が吹いているのに 波は浮かんている船をおもちゃに見えるくらいに揺らしているのに 頭の上の雲は写真なんだ 地上と上空ではこんなに違うのかと 目に入った事実に驚いた 写真のような雲に自分が息をしていることを忘れた 自分も写真の中に入ってしまっていた ひっそりと息を吸う 雲が動いてしまわないように ひっそりと ひっそりと 確認する 私は息をしている 何回もひっそり息をする 生きている はっと気づく 雲はまだ 頭の上だったんだ 2008.1.24 ~~~~~~~~~~ 今でも鮮明に覚えている スカイブルーの晴れた空 張り付けたような写真の雲を ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年02月23日 13時13分09秒
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