カテゴリ:子供
今日は長女の誕生日でした。 『ステーキが食べたい~っ!!!!』 との前からの注文通り食事に出かけました。
ステーキ、実は私、この年になっても 本当に数えるくらいしか行った事ないんですよね、その手のお店(^^; 同伴なんかでよくお客さんにお食事を誘われるんですが、 本当に少ないです、肉系のお店。 えっ?! 肉ですか? 大好きですよ。 でも同伴でお誘い受ける時は、ほとんどが和食です。 きっとお客さん方のお気使いがあるんでしょうね。 私はいつも着物で接客させていただいていますので 焼き鳥、焼肉、鉄板焼き、といった煙の出る食事へ行くと 着物に匂いが移るだろうとのお客さんの配慮があるんだと思います。 おまけに私が、日本酒が大好きな事を知っていらっしゃるお客さんも多いので、 そこからお寿司屋さんや割烹料理屋さんへお誘いくださるんだしょう。
そんな訳なんで 探しましたよ!!! ステーキのお店!!! 探しながら、結構あるもんだな、楽勝楽勝♪ なんてたかをくくって予約を入れようと一軒目へ電話。 『あいにくご予約でいっぱいでして・・・』
ま、まぁこんなこともあるさ、と二軒目へ電話。 『テーブル席ならご用意できますが・・・』
三軒目。 出ない・・・
このあたりから、胸騒ぎ・・・なんだか不安になってきたんです。
そう、このあたりから気付いたんです、
今日、明日が連休であったことを。
おまけに 敬老の日、かぶっとるやん!
家族サービスしたい人間、 めっちゃ溢れとる日やないか~!!!
気付くの遅いよね。 段取り不足だよね。 ママっていつもこう。 あ~!情けない。 あ~!自分にイライラ。 でも、時間はせまってるぅ~(><)
だからと言って、諦めるわけにはいきません。 それから一時間は会議&電話攻撃。 ボスjr.がいるので座敷は絶対条件。
そして時間ギリギリ、苦労のかいがあり・・・ やっと一軒予約がとれましたぁ~!(^^)♪
そのお店、失礼ですが名前を聞いたこともなく(私が、ですよ) またかなり郊外にあるので正直、期待はしていませんでした。 救いは、電話で予約を入れた時の対応がとても良かったことです。 応対したのは男性だったんですが なんというか、業務的な感じは全く受けず、 本当に温かい感じがしたんです。 その一点に期待を膨らませ 私達はおもちゃ屋経由でその未知のお店へ向かいました。
郊外も郊外、住宅街が立ち並ぶ暗いその道沿いに 目的のお店はポツン、とありました。 ともすれば住宅に紛れて見失ってしまうかもしれないくらい ぽつん、と。 カーナビで検索して行ったのに 息子が 『どこどこ?!?もうゴールなのに、どこにもないよ?!』 と言ったくらいです。
なんとなくみんなが居心地の悪さを覚えながら入り口の前に立ちました。 正直、娘は期待はずれと感じたかもしれません。 娘がステーキを食べたいと言った理由の半分。 この娘はナイフとフォークが使いたかったんですね。 肉、もちろん食べたかったはずですけどね、 この娘は昔から何でもナイフとフォークで食べたがったんです。 だから、このお店の佇まいを目にした時、 目的の半分を満たしてくれるお店ではないことを きっと悟ったにちがいありません。
そんな娘に気付いていないふりをし 『よ~っし!ママ、今日は3人前食べちゃうぞ!!!』 なんて、 私は、むやみにテンションを上げ、 白ける娘の視線を避け 勢いよく扉を開けました。
待っていたのは5、6席位の空のカウンターと その中に夫婦と思われるお二人が。
『予約していたものですが・・・』 (予約しなくても良かった?今の台詞普通だよね?嫌味になってないよね?)
と告げると店主婦人らしき女性は快く奥の座敷へ案内してくれました。
そこは・・・
普通のお宅の、ちょっと広めの洋風の客間、と言った感じ。
本当にフツーのお部屋。 でも私、気に入っちゃいました!
そんなフツーな佇まい。 赤ちゃんを抱えてゆっくりしたいご家族には最適です。 だって、よく見たら 小さな子供用の可愛いおもちゃもたくさんあるし 小さな子供用の、座ったらピュッピュッって鳴る椅子も二つあるし 部屋の隅にはなんと、小さなお子さん用のお布団まで 用意してあるんです!
好きな時に暴れて、好きな時に寝てしまう小さなお子さんがいるご家庭には 打ってつけの隔離されたお部屋だとは思いませんか? 皆、そこそこ気に入り やっとその空間に打ち解けた頃、 母が、 『これで肉がうまけりゃいうことないのにね。』 と一言。
またまた空気は一変しました。
が、そんな心配には及びませんでした。
ぬくもり感じる五品の前菜。
自家製ゴマドレッシングのサラダ。
魚介類の盛り合わせ(ホタテ、イカ、アマダイ)。
そして、メインディッシュのステーキ(アスパラ、長いも、かぼちゃ、豆腐)
どれもこれも本当に愛情の籠もったお料理で 私達は、お腹も心も満足したのでした。
・・・つづく
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