028536 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

追憶の旅~あなたがいた季節~

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2006/12/07
XML
カテゴリ:たわ言

パーティーも先週で終わり

ヒマな一日。

こんな日こそ早めに帰って

ゆっくり充電しましょ、と家に着き、着替え

なんとなく通り過ぎた母の枕元。

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

思わず立ち止まってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんて年をとったんだ、この人・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は枕元に膝をついて座り

無意識に母の髪を撫でた。

 

 

 

薄暗い部屋にボンヤリ浮かび上がる

その母の寝顔は、

私がいつも心でイメージする母の面影とは程遠く

まるで・・・

 

 

 

 

老婆だった。

 

 

 

 

 

撫でた髪は

まるで乾ききった藁のように

パサパサとし艶はなく

根元から半ばにかけては白みがかり、

目の辺りは深く窪み

自慢だった長い睫毛も

くっきりとした二重の筋も

陰で黒く塗りつぶされている。

 

 

 

 

私は急に切なくなった。

 

 

 

 

 

そしてどれだけの間も

髪を撫で続けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『なにっ?!気持ちワルッ!!』

 

 

 

と怪訝な顔をして母が飛び起きるまで。怒ってる

 

 

 

 

人気ブログランキング

 

 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006/12/08 03:54:58 AM
コメント(6) | コメントを書く
[たわ言] カテゴリの最新記事


PR

プロフィール

一番星3290

一番星3290

コメント新着

コメントに書き込みはありません。

お気に入りブログ

ゴリの場所 ゴリやん★さん
紫光ー観音様のお導き 紫光2006さん
私・・・ マィマィ0402さん
次世代生活 … ビシエモンさん
好きなこと・やって… angelcat0505さん

カレンダー

カテゴリ


© Rakuten Group, Inc.
X