カテゴリ:たわ言
お正月休みはノロウィルスによってつぶされてしまったので、 この連休に遅まきながら、仲間内を呼んで自宅で宴会をしました。 甘エビ、イカ、しめ鯖。 サーモンマリネ、生ハム、かに汁、鱒のすし。 ジュンサイ、数の子、いくらに、海鼠腸(このわた)。 金子に、かぶら寿司、白えびの昆布〆。 最後に特製ふんわり鳥団子の水炊き&雑炊。
そして、ビール⇒焼酎⇒日本酒(合間にワイン)も思う存分 かなり賑やかに盛り上がり、 やっとお正月を迎えた気分を味わえました。(遅っ!) 子ども達も相当楽しんだようで良かったです。 (お陰で三学期は初日から遅刻寸前でしたけど)
お客さんを迎える準備をしていたら、ふと、 火鉢を出そうと思いつきました。
この家で初めて冬を迎えるころ、 ボスと買った火鉢。
『これからのお正月は この火鉢を毎年二人で囲んで おいしいモンでもつまみながら、 ゆっくり静かに晩酌したら良くないか~?』
と照れながらボスが提案し、 私も即賛成して購入したもの。
結局、 二人で使うことは出来なかったけれど、 今回思いつきで引っ張り出してみると 味わいと風情が本当に心地よく、 また皆も絶賛で、 こんな素敵な遺品を残してくれた彼に ありがとう、と言いました。
皆さんが帰り、後片付けを終えて 火鉢の前に座り、燗をしながら静かに、一人でお酒を飲みました。
なんとなく座布団をもう一枚、向かいに置いて、 猪口も置いてみました。
急に寂しくなり、 涙がぽろぽろ出ましたが、 声を上げて泣く事はありませんでした。 横には子どもたちが寝ています。 2007年はもう誰にも心配はかけたくないんです。
笑顔を絶やさず生きて行くのが今年の目標。
私は炭火から、 鉄瓶を上げたり降ろしたり 冷える指先を炭火にかかげたりしながら、 静かだけれど炎より熱く、強く、ムラなく燃える 炭火をじっと見つめていました。
今年は大事な人に、悲しいことが起こらないように。 それだけを祈りながら。
もうすぐ 彼が亡くなってから一年が経ちます。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007/01/10 05:19:10 PM
コメント(0) | コメントを書く |