追憶の旅～あなたがいた季節～

寒い朝

 ボスのお葬式から今日でちょうど１０ヶ月。    身体も心も 相当に冷える一日です。         

ワイン

昨日はお店で先日解禁になったワインを遅ればせながら口にしました。  ワイン好きな私は毎年このワインの一口目を大変楽しみにしています。       なのになぜか・・・     ・・・なぜか昨日はワインを     一気！！？      味わう間もなくすいすい       一気！！！！        いえ、お客様にさせられたんです、ホントです。決して自らなんてことは・・・      ・・・ワインを一気って・・・    わたしの悪い癖。 調子にのってまたバカなことを・・・   いくつなんだよ 酒の飲み方覚えなさいっ   ポリフェノールがいくら身体に良いとはいえ、なんでも程度ってありまして、やはり、ペースと量は大事です。   おいしいものはゆっくりと味わわないといけないですね。   今日こそはちゃんと味わいながら今年のワインを楽しみたいものです。        ・・・って私、まだ飲むんかいっっ！！     

ごめんなさい。

私はやっぱり不埒な人間で、どんなに強がっても どうしようもなく情けない女。   確実な間違いは犯さずとも、罪の入り口に立ち、いつもその誘惑に負けてしまいそうになる自分がたまらなく嫌で許せなくなる。   元来、私は未熟すぎるほど未熟で、また、その不完全さも心地よい程度に自分で認めていたはずなのに、今は   そんな自分を     許せない。       誠実な彼を生きる世が違うからといって 独りにさせるわけにはいかないし、  終生誓った想いを彼の死とともに亡き者にすることは絶対にあってはならない。  それなのに私はいつも罪の入り口に立つ。     生きていることで、この理解し得ない理不尽な想いが付きまとうならば   やっぱり私は 早く彼に会いに行きたい、と思う。    こんなに不完全な私を無償で受け入れてくれたのは彼だけしかいないから。           早く 安らかに眠りたい。        

狐の嫁入り？

  お日様が雲の隙間から一瞬顔を覗かせ、下界を眩しく照らし、 その周りをうっとおしく取り巻く厚い雲達がはじける様な雨を降らす。  こんな日は 心がざわめく。    このアンバランスさが   なんだか気持ちを  不安定にさせる・・・         

好物

買い物してたら ボスの好きな押し寿司とピーナツバターサンドを発見。迷わず買って、家に帰ってすぐにお骨の前にお供え。 ボスがむしゃむしゃと豪快に頬張って食べてる気がして私は嬉しくなる。 好きなものを食べさせてあげられたという数々の喜びの記憶は私の中に根深く残っていて ボスがいない今でも普通のことのように毎日それぞれの好物を考えながら買ったり作ったりお膳を用意したりする。 そんな行為に周りから賛否両論があった時考える私を見て、母は『とりあえず、一年経つまで続けてみたら？』と言った。『一年までか～・・』と私が言うと『あくまでも目処としての一年、あとは・・・そん時また考えたら？』 母『無理にやめる必要はないやろ、あんたの気の済むまでやったらいいんやって』     母『だって、うちら無宗教やんか～』      と優しく言った。 私の母らしい、なんともいい加減で根拠のない台詞。   でも、私は救われた。      さ～て今から、 みんなの好きなロールキャベツを作りましょ！                   ・・・あっ！        ボスは苦手だったね、煮たキャベツ・・・   子供達が好きなの、 ・・・たまにはガマンしてね。           

月

        空を見上げることが多くなった。この季節の空は、月も星もよく見える。仕事の支度にかかる寸前の夕暮れや仕事帰りに車から降りて玄関までを歩く道中、私は空を見上げて月を眺める。                          じっと眺める。            

初めての旅行

何年も前のこの季節、私とボスは初めての旅行に行きました。とは言ってもその頃は付き合ってもいなかったので、二人きりではなく、こちらは私と私が当時勤めていたお店の女の子二人、男性は、ボスとボスの取り巻きが二人の、計６名の旅行でした。 それまでの私は、お休みをお客様と過ごすなんてことは皆無でした。生来の（？）生真面目な性格のせいか、休日は、仕事に疲れた身体を休ませることと、子供たちとの団欒に終始すべきと決めていたのです。 だからその時の私にとっては、旅行になんて、興味も、ましてや行く気もありませんでした。なんで行くことになったのか、はっきり覚えてはいませんが、ただ、なんとなくだったと思います。正直その頃は心身共に疲れていたので、ノリで投げやりになっていた気もしますし、多勢だったのも安心感としてあったのかもしれません。 日曜のお昼にボスとボスの連れ二人に迎えに来てもらい高速の駐車場で他のメンバーと合流し出発しました。目的のホテルに着く前に地ビールとおつまみがおいしいと評判のあった、ビール館に立ち寄りました。皆で会話を弾ませながらの旅の途中のお酒と軽い食事はその頃の私の日常では味わえない開放感と発見に満ちていて、この旅に半ば強引に誘い出してくれたボスに心底感謝したのを憶えています。ビール館の中でも、自然の豊かな夕暮れの敷地内を散策しながらも、私とボスは自然に肩を並べていました。私は警戒心が強い方なのにあんなに自然に打ち解けて話せたことが、当時はなんだか不思議な感覚でしたがボスを深く知った今となれば、むしろ当たり前に感じます。   『ボス～、ありがとうね。ホント、ありがとうね』 『もう、さっきから！何回もいいから』 『でも、こんな楽しいの、久しぶりやから』  『そんなに喜んでくれるとは思わんかった』 『私、なんか、今、すっごく幸せやわぁ！』 『そんなに喜んでくれたら俺まで嬉しくなってしまう』 『あ～来て、ホント良かった』 『俺も一緒に来れて良かった、来てくれてありがとう』 何度もそんな会話をしました。 そして向かったのはある温泉地にある会員制のホテルでした。到着したのは夕方６時前後でしたので外はほぼ暗闇でしたが、その暗闇の中に煌びやかにライトアップされたホテルはいかにも豪華そうに浮かび上がっていました。それは素晴らしいホテルで、当時の私は興奮したものです。時間も時間だったので、お風呂もプールも早々に切り上げ、私達は繁華街で食事をしようと街へ繰り出しました。また皆で程よく酔い、ホテルに着いても部屋でまた飲みました。部屋は当然男性と女性は別で、いくつも部屋をとってありましたが、結局、夜明け近くまで一つの部屋で飲み明かしました。  このなんの変哲もなく、艶っぽくもない旅行が、ボスとの初めての旅行でした。でも、付き合ってだいぶ経ってから、『あの旅行で、俺はママがもっと大好きになった』とボスは事あるごとに話していました。私もそうでした。それまでボスのことは、お客さん、という括りではなかったけれど、父親のような、よき話相手、相談相手、であったのがあの日を境に、必要な人と思い始めました。 行った理由も、行き先も、それほど重要ではなかったあの旅の中で私は、求めてもいなかった、思いもかけなかった『光』を見つけたのだと思います。つくづく、人生って本当に不思議だなと思います。 この日を境に私達は、思い出を、まるで急いで作らなければならないかのように、それぞれの季節の中で、たくさんの旅をしてきたのです。       また、あの私達のスタートの季節が来ました。       

雪

昨日、昼間のほんの一瞬、雪が降った。 前日の小春日和とはうってかわって、本当に寒い一日。  指先が冷たい。息が白い。 もう冬がそこまで来てる。 雪が降る季節。 私はちゃんとしてられる・・・？  あの吹雪の日を思い出しても 前を向いてちゃんと立ってられる・・・？ 指先から髪の先から忍び寄る寒さに私のココロまで凍ってしまわない・・・？  雪が怖い。雪は嫌い。  私は毎日祈る。 雪がまた私に孤独を連れて来ないように。   雪が また私を絶望の闇に閉じ込めないように。      

公園

今日は忙しくはなかったけどなんとなくいいペースで仕事を終えた。家に帰ってうつらうつらとまどろんでいるとどことなく懐かしい公園が脳裏に浮かんだ。 見たことがある。いつかどこかで見た。 そう、ボスと子供たちとドライブがてらに寄った公園だ。 あれは冬がそこまで近づいていた何年か前の晩秋。今日みたいな灰色の夕暮れ。 コートを羽織って車の外へ出て皆で走り回って白い息を弾ませながら 汗かいて笑って笑ったいつかの秋。  楽しかった。  目的もなく寄った公園があんなに楽しかったことなんで私今思い出したの・・・？  なのにドコの公園だったか、どうやって行ったのか、 なんで思い出せないの・・・？  私が冷たい人間なのか人間はそんなモンなのか私には分からないけど私は忘れてしまった。 あの公園を。    どんなに酔ってどんな格好でどんなところで色んな人と色んな風に抱き合ったりキスをしたとしても  私のココロはびくともしないしますますボスを想ってばかりいるのに、 私は  ボスと行ったあの公園を 忘れてしまったよ。  私また一つボスから離れてしまったようで なんだか寂しくて自分が許せなくて。  ごめんね。 ボス、 ホント ごめんね。       

反省

ボス、今日、ボスが好きだった彼が来たよ。コンペの帰りだったらしい。凄く、ご機嫌でね。  私は彼の話を聞くのが好き。思惑も腹積りもない語り口調と屈託のない笑顔が本当に少年のようで私は会った事のない、若かりし頃のボスに思いを馳せて思わず微笑んでしまう。そんな彼が今日私の前で泣いた。ボスを思って泣いた。あの、寒い葬儀の日以来、彼の涙を見たのは初めてだった。彼もボスが大好きだったみたいだよ。私は思わずつられて泣いてしまった。お店で仕事中に泣くなんて最低・・・。      反省・・・。   でも、気付いたら、泣いてしまってて。  私はやっぱり弱い。 ボスみたいに強く温かく逞しく生きたいといつも願うのに 私はどこかで挫けてしまう。 こんな時はいつも何も言わずにそばにいて疲れた私を眠るまで抱いていてくれたのに。       アナタハドコニイルノ・・・？       私が貴方を強く愛したように 貴方も私を強く愛してくれていたんでしょうか？   貴方が私の人生にきつく絡みついたように 私は貴方の人生に一筋の光を落とすことが出来たんでしょうか？   この問いかけを当たり前に受け入れたあなたは今はもう何処にもいなくて私は答えのない問いかけをいつも心の中で繰り返しながら眠るのです。    何も答えない夢の貴方は私に     微笑みもしない。夢の中でもボスが微笑んでくれるよう私は強く生きようと思う。これでよかったんだとそれでよかったんだと微笑んでもらえるように私は明日からも逞しくいきなくちゃ。子供達の笑顔を絶やさぬように・・・      

後追い自殺

今朝、福知山のJRの事故で恋人を亡くした女性が彼の後を追って自殺をしたとのニュースを見た。 十何年も付き合っていた恋人を突然、不慮の事故で失い、夫婦のような生活をしていたのにJR側からは遺族の扱いをされなかった。 彼女の思いを私が全て分かってはあげられない。 でも、、彼女は彼を亡くしてからの数年、何度も生きようとしたはずだ。強くまっすぐに二人の思い出がこの世から消えないように。何度も自分に言い聞かせ負けそうになりながらもそれでも何年かは生きていたのだ。  でも疲れた。  彼の死と彼の死で大きな傷を負った彼女を置き去りに世の中は時間は何事もなかったかのように動き過ぎ変わっていった。 昨日から全く眠れなかった私は涙とともにいつの間にか安らかに眠りについていた。  儚く、健気に生きる事を選んだ彼女の数年を私は忘れない。  亡くなった彼女のご冥福を心よりお祈りします。   

コスモスの道

子供達の通学路の傍らに咲く秋桜。ボスと二人でこの道を何度歩いたんだろう。    

暗い部屋

私は色んなものに追いかけられていてあちこちに逃げ回っていた。 夜も昼も西へ東へ当てもなく。 助けはなくただ一人でひたすらに。  気付けば私は静かで明かりのない暗い部屋にいた。暗いと言っても入り口と反対側の壁には窓があり、そこから外の景色は見えた。外の明かりだけがたよりの部屋。静かな夜だった。ぼんやり町の灯りは見える。でも華やかな街ではなさそうだった。灯りを見下ろしているから５，６階にいるんだ、と思った。 疲れていた。私はしばらくその窓からぼんやり外を眺めていた。ふと気付くと私は全裸だった。が、恥ずかしいとか着るものを探すとかそんな気持ちは湧いて来ずにそれもどうでもいいような思いでいた。 この部屋に辿り着くと、それまでの抹殺される！という思いから開放され何もなくても、それだけで良かった。  部屋の中には、入り口付近に病院にあるような粗末なベッドだけがあった。 私は佇んでいた入り口付近から窓辺に近寄り、窓枠に両手をついてまた窓の外を見ていた。 窓の外に灯っているいくつかの灯りをぼんやり眺めていると、なぜかそれまで空虚だった心に沸々と悲しみが湧いてきた。悲しくて、虚しくて、涙が出てきた。でももう誰もいないことは分かっていたし、後戻りも出来ないことも知っていた。そう思うとなおさらに、この胸の震えがどうしようもなくなって私はこのままずっと眠り続けようと思った。 外の明かりの届かない、入り口付近にあるベッドによろよろ近づき、横たわろうとした時、懐かしいぬくもりを感じた。 ボスだった。 私は泣きながら、当たり前のようにボスの脇に滑り込んだ。ボスに背を向けるようにして、入り口の方に私が向きをかえて小さく丸まるとボスは私の後ろから私を包んだ。なんだか当たり前のようにしたお互いの造作が私は懐かしくて、愛おしくて今度は声を上げて泣いた。ボスは、何も言わず、ただ後ろから優しく包み私の髪を何度も撫でた。髪を撫でるそのリズムが何処となく寄せては返す、波のリズムのようだと思った。何処からか穏かな波の音が聞こえてきた。その音が次第に大きくなっていくのと反比例にボスのぬくもりが少しずつ遠ざかっていく。 私はその摂理に抗えない事を知っていたからただ泣くことしか出来なかった。 丸まって泣いたまま、私は目を覚ました。       今日も一日が始まる。         

優しい一言

今、女の子達とがむしゃらに仕事をしている時が一番楽しい。 お店をリニューアルしてから今まで、ずっと着いて来てくれたこの子達に今は本当に感謝している。 なぜか今頃になって不安定になった私に、彼女達は何も言わず、優しい空気をくれる。 彼女達はきっと気付いてる。私がどんな不安を抱えてどんな寂しい夜を過ごしてるのか。でも決して何も言わない。私の思いに決して割り込まない。 そんな彼女たちの緩やかな優しさも今の私の救いなのかもしれないと思う。 昨日、女の子に話したことがある。今の私の正直な気持ち。 お店のママとしては失格かもしれないけれど。   彼女がくれた言葉。  『私たちはママと同じ気持ちだよ。』   私がその言葉でどれだけ救われたか。どれだけ楽になれたか。 きっと彼女達は知らないだろう。 そんな、理屈じゃなくむやみに介入もせず、干渉もせず、恩にも着せない、溢れ出る素直な言葉を、私は求めていたのかもしれない。 去年までは、日常に当たり前に溢れていた優しい言葉達。  エゴや押し付けじゃなく、相手を思いやる気持ちが、自然に言葉になるって事、ボスが亡くなってから、忘れていたのは私の方かもしれない。  ありがとね。     

夢

最近、夢を見る。気付けば、ボスが死んでからというものまともに夢を見たことがなかった。仕事と子育てに追われ、睡眠時間が少なかったせいか、それとも、意識的に忘れているのか。 どちらにせよ、私は夢を見なくなっていた。 ところがここ数週間に、私はかなりの数の夢を見るようになった。お酒を相当に飲んだ日以外は必ず見ている。それもどちらかといえば寝覚めの悪い夢ばかり。ほとんどはボスの夢。前に何度か見たものと内容はさほど変わりないが、目覚めた時の鮮明さというと、比べ物にならないくらいリアルなもの。そのため、目覚めた時の私は必ず、声を上げてすすり泣いている。 夢の状況がリアルというよりも、ボスの存在と言うか、ぬくもりがリアル。そう、ぬくもりを感じながら目覚めてしまう。だから、悲しい夢で泣いているというよりも、夢から現実に戻されるその道中、このぬくもりから離される、悲しい現実を予感して泣いているのかもしれない。 商売柄、夢をネタにお客様と話す機会も多く夢については、人それぞれさまざまな価値観を持っていると感じる。夢を科学的に考える人、宗教的に考える人、あるいは霊的観点で分析する人や全く見ないで意味も持たないとする人。 夢から醒めて、悲しみが少しおさまるくらいの時間が経った頃私は、そうした人たちの考えを参考にして、なんとか夢を現実的に捉えようと努力する。それが、悲しい現実を、ただの今ある現実として受け入れる最短の道だと考えたからだ。 夢は夢。現実は現実。どうしても変えようのないこと。だから夢は夢として割り切りたかった。  でも結局出来なかった。  誰の見解も無意味だった。  そうして、数週間が経った今、私はまだ眠れないでいる。  たかが夢ごときに惑わされている自分を情けなく思いながらも私は今宵も眠れないでいる。 何故、いきなり夢をみるようになってしまったのかは分からない。それが良いのか悪いのかも分からないが少し前は強烈に望んでやまなかったことだった。『夢でもいいからボスに逢いたい。』と思っていたし、夢に出て来もしないボスに独り言のように悪態をついたりもした。 今ならば眠りについて、夢を見ればボスに逢える。幻と分かっていてもそのぬくもりに触れたい。笑顔を交し合いたい。 逢いたい。逢いたい。 ・・・・・・・ 強くそう願うのに、その想い以上に、私はやっぱり怖い。 逢ってしまえば、その先には必ず、 別れの悲しみが待っていることを知っているから。 猛吹雪だった今年の一月。私は震えるほどの悲しみの中にいた。 夢でも幻でももう、あの悲しみには触れたくない。だから私はお酒を飲んでしか眠らない。     今でも本当は こんなにも逢いたいと願っているのに・・・    

娘　その３

 　 彼女はとても寂しかっただけでした。日ごろ、生意気な口をたたくのも、マイペースな弟に癇癪を起こすのも、ふてくされるのも、拗ねるのも、気まぐれに涙もろいのも、全ては寂しかっただけでした。 私はきっと、心のどこかでそれに気付いていながら、受け止めるだけの余裕を持てないでいたような気がします。 仕事をしなくちゃ！掃除をしなくちゃ！ご飯の支度を・・・洗濯を・・・仕事を・・仕事を・・・仕事が・・仕事が・・     離婚して以来、めまぐるしく過ぎる日々の生活に私は疲れてしまい、それでもそれを認めたくなくていつしか自分に言い聞かせるように言い訳を覚えて行ったのです。もっとも、当時の私には言い訳という自覚は全く無く、正当な理由と信じていましたが。 その言い訳の帳尻合わせの被害にあったのが他の誰でもない、彼女でした。 どっちかと言えば楽天家の弟に比べ、彼女は本当に幼い頃から利発な子供でしたから、自分の母親が悩んでいることや苦しんでいることや疲れていることそして、本当は言い訳をしながらでないと生きていけないとても弱い生き物だったことをきっと感じていたのです。 だから彼女は、私が言葉にしなくても私が求めていることはほとんど分かって行動しました。そうして、いつも私を気遣ってくれていたのです。 そんな時すらも当時の私はずるく、そんな彼女の思いやりすらも、なんだか当たり前のように受けていました。 今思えば本当に酷い仕打ちだったと思います。 自分の子供時代も同じような想いをしてきたはずなのになんで同じ想いをさせてしまったのか。今となれば言い訳のしようもありません。 幸い、今現在気付くことが出来たのが唯一の救いです。 こんなに愛しくて、抱きしめても抱きしめても抱きしめ足りないほど彼女を毎日愛してると感じる毎日を送れるようになったのはきっと、去年のあの妊娠、出産期間があったからです。 休業中の店の先々、未婚の末の妊娠、ボスのガン、そんなことが常に頭の中に渦巻く数ヶ月の日々を当時の私は本当にとてつもない不安の中で生活していましたが、今思えば、それまでの私が、どこかに置いてきてしまった一番大事な気持ちを取り戻させてくれた大切で必要な時間だったと思います。 そして、苦しかったけれど、やっぱり幸せな時間でした。 世間からほとんど隔離されたような生活は、逆に、私に家族のためだけに使う時間を与えましたし、家族からの思いを心から真摯に受け止め、思いを巡らせられる機会をつくりました。 また、あの時、苦しみながら育んだ命が、今、ボスからの贈り物として私の傍に息づいています。彼女はその贈り物によって、日々、本当に温かい笑顔を増やしています。 私は今日もその笑顔に救われているのかもしれません。 いつしか彼女も色んな悲しみや苦しみに出会うこととなると思います。それでもやっぱり今の笑顔を絶やさずに生きて欲しい。そして私も笑顔を絶やさずに生きて生きたい。次は、寂しい想いを抱えながら、それでもいつも支えてくれた彼女のために笑顔を向け続けたい。彼女の髪を撫でながら、そんな事を想いいつしか眠りについた、本当に幸せな誕生日でした。   ありがとうこれからもたくさん笑おうね病気も怪我もしませんように・・・         

墓前の赤い花

   情念の　ごとく燃え咲け　曼珠沙華    

秋の夜

 秋桜に　包まれ君行く　田圃道  

娘　その２

『○雅堂』さんというお店でした。本当にお店の作りも対応も器やお料理、そしてなんと言ってもお店の方（多分ご夫婦？）のお人柄、全てにおいてアットホームで感じの良いお店でした。 行く前の不安は何処へやら・・・私達はお腹も心も満たされ帰路に着いたのでした。 家へ着き、ひとしきりお祝いや雑談で会話をゆっくりと楽しみ子供たちが眠りに就いた頃、私は子供たちと一緒にまどろみながら去年の今日を思い出していました。  臨月だった私は大きいお腹を抱えて仕事をするわけにはいかず休業中でした。３０歳を超えて、しかも三人目の妊娠は思った以上に苦しいものでした。気持ちではなく、単純に体がついていかなかったのです。長年の不摂生のため、体力が確実に落ちていることをありありと感じた年でした。それでも救われたのは、私の一日、２４時間を家族のために使えたことです。 もう何年も、私は仕事仕事で落ち着いて家族のために何かをしたことがありませんでした。少ない時間に追われるように家事をしていたので今思えば常にどこかイライラしていましたね。お座なりな言い方ですが子供達には本当に可愛そうな想いをさせてしまっていたな、と思います。 去年の休業期間に私は、何年も気付かなかったことを色々気付かされました。 特に娘には本当に多くのことを教えてもらった気がします。  去年の長女の誕生日。私はたくさんのご馳走とケーキをそれこそそれまでにした事がないくらいに丹念に、時間をかけて作りました。その充実感！その幸福感！！素晴らしい時間でした。大事な者のためだけに使う時間ってなんて贅沢で、なんて幸せなんだろう！私は本当に心から感謝しました。 そんな時、娘がふと言ったんです。『ママ、疲れてるのにありがとう』私は不意をつかれて言われたことと、照れくささとでどうしたん？、なんておかしな返事をしてしまいました。娘は恥ずかしそうに、『だって、赤ちゃんおってママお腹大きいやろ～いっつもふぅふぅ言うて、大変そうやな～って思うし。それなんに、○○（自分）のためにやってくれたから。ママ、赤ちゃんのために大変そうで○○、赤ちゃんあんまり好きじゃない時もあったんやけど今日は、ずっとママと赤ちゃんと二人で○○のためにやってくれたんやろ～だからママにも赤ちゃんにもありがとうやなっ思ってさ。ボス帰って来たら、赤ちゃんくれたボスにもありがとう言いたいわ～』 私は言葉一つ一つをかみ締める間もなく自然に涙が出てしまいました。と、同時に胸が締め付けられたようにギュッと痛みました。 『ありがとう』娘にしたら、その想いを伝えたかっただけだったのかもしれません。でも、娘の口から流れるように発せられたその言葉達には本当は、深い深い想いが込められていように私は思うのです。      　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｊｒ.が起きちゃったので　・・・またまたつづく            

娘　その１

今日は長女の誕生日でした。『ステーキが食べたい～っ！！！！』 との前からの注文通り食事に出かけました。 ステーキ、実は私、この年になっても本当に数えるくらいしか行った事ないんですよね、その手のお店（＾＾；同伴なんかでよくお客さんにお食事を誘われるんですが、本当に少ないです、肉系のお店。えっ？！肉ですか？大好きですよ。でも同伴でお誘い受ける時は、ほとんどが和食です。きっとお客さん方のお気使いがあるんでしょうね。私はいつも着物で接客させていただいていますので焼き鳥、焼肉、鉄板焼き、といった煙の出る食事へ行くと着物に匂いが移るだろうとのお客さんの配慮があるんだと思います。おまけに私が、日本酒が大好きな事を知っていらっしゃるお客さんも多いので、そこからお寿司屋さんや割烹料理屋さんへお誘いくださるんだしょう。 そんな訳なんで探しましたよ！！！ステーキのお店！！！探しながら、結構あるもんだな、楽勝楽勝♪なんてたかをくくって予約を入れようと一軒目へ電話。『あいにくご予約でいっぱいでして・・・』 ま、まぁこんなこともあるさ、と二軒目へ電話。『テーブル席ならご用意できますが・・・』 三軒目。出ない・・・ このあたりから、胸騒ぎ・・・なんだか不安になってきたんです。 そう、このあたりから気付いたんです、 今日、明日が連休であったことを。  おまけに敬老の日、かぶっとるやん！  家族サービスしたい人間、めっちゃ溢れとる日やないか～！！！    気付くの遅いよね。段取り不足だよね。ママっていつもこう。あ～！情けない。あ～！自分にイライラ。でも、時間はせまってるぅ～（＞＜）    だからと言って、諦めるわけにはいきません。それから一時間は会議＆電話攻撃。ボスｊｒ.がいるので座敷は絶対条件。  そして時間ギリギリ、苦労のかいがあり・・・やっと一軒予約がとれましたぁ～！（＾＾）♪ そのお店、失礼ですが名前を聞いたこともなく（私が、ですよ）またかなり郊外にあるので正直、期待はしていませんでした。救いは、電話で予約を入れた時の対応がとても良かったことです。 応対したのは男性だったんですがなんというか、業務的な感じは全く受けず、本当に温かい感じがしたんです。 その一点に期待を膨らませ私達はおもちゃ屋経由でその未知のお店へ向かいました。  郊外も郊外、住宅街が立ち並ぶ暗いその道沿いに目的のお店はポツン、とありました。ともすれば住宅に紛れて見失ってしまうかもしれないくらいぽつん、と。カーナビで検索して行ったのに息子が『どこどこ？！？もうゴールなのに、どこにもないよ？！』と言ったくらいです。    なんとなくみんなが居心地の悪さを覚えながら入り口の前に立ちました。正直、娘は期待はずれと感じたかもしれません。娘がステーキを食べたいと言った理由の半分。この娘はナイフとフォークが使いたかったんですね。肉、もちろん食べたかったはずですけどね、この娘は昔から何でもナイフとフォークで食べたがったんです。だから、このお店の佇まいを目にした時、目的の半分を満たしてくれるお店ではないことをきっと悟ったにちがいありません。 そんな娘に気付いていないふりをし『よ～っし！ママ、今日は３人前食べちゃうぞ！！！』なんて、 私は、むやみにテンションを上げ、白ける娘の視線を避け勢いよく扉を開けました。 待っていたのは５、６席位の空のカウンターとその中に夫婦と思われるお二人が。 『予約していたものですが・・・』 （予約しなくても良かった？今の台詞普通だよね？嫌味になってないよね？） と告げると店主婦人らしき女性は快く奥の座敷へ案内してくれました。  そこは・・・  普通のお宅の、ちょっと広めの洋風の客間、と言った感じ。 本当にフツーのお部屋。でも私、気に入っちゃいました！ そんなフツーな佇まい。赤ちゃんを抱えてゆっくりしたいご家族には最適です。だって、よく見たら小さな子供用の可愛いおもちゃもたくさんあるし小さな子供用の、座ったらピュッピュッって鳴る椅子も二つあるし部屋の隅にはなんと、小さなお子さん用のお布団まで用意してあるんです！ 好きな時に暴れて、好きな時に寝てしまう小さなお子さんがいるご家庭には打ってつけの隔離されたお部屋だとは思いませんか？皆、そこそこ気に入りやっとその空間に打ち解けた頃、母が、『これで肉がうまけりゃいうことないのにね。』と一言。 またまた空気は一変しました。 が、そんな心配には及びませんでした。  ぬくもり感じる五品の前菜。  自家製ゴマドレッシングのサラダ。  魚介類の盛り合わせ（ホタテ、イカ、アマダイ）。  そして、メインディッシュのステーキ（アスパラ、長いも、かぼちゃ、豆腐） どれもこれも本当に愛情の籠もったお料理で私達は、お腹も心も満足したのでした。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・つづく  

おやすみなさい。

 秋の闇　我も泣く哭く　鈴虫と     

心

私の心は私にしか分からない。何かを見て、あるいは聞いて、感じたり考えたりするその経路は、私だけのもの。  さらに言えば 今、私が感じていることは過去の私や未来の私にでさえ分からないこと。 そう、だから誰かに分かってもらうつもりなんてはなから無いしましてや、分かったふりなんてもっての他。 涙を流してる女は決して悲しいわけじゃないし笑ってる女が皆楽しいわけじゃない。 心はその人だけのもの。   押し付けも妥協も全く存在しない世界。誰にも束縛も、支配も出来ない世界。  それが自分だけの心。 本当の心。 自由な世界。  今こうして鈴虫の鳴き声を聞いて感じてること、考えてること、  それは  私だけのもの。    

ボス、ただいま。

  膝枕　見上げた空に　涙月       

柿

今年は庭が寂しい。アメリカシロヒトリ、通称アメシロの大繁殖で庭の木々たちの葉はほぼ全滅と言っていいくらい食い荒らされた為、当然、実りはほとんど期待出来ない状態だ。 駆除は何度も行ったが成果はなかった。彼らも必死なんだなぁなんて、その生命力、繁殖力には驚嘆させられたがそれでもやはり残念なものは残念だった。  この時期、枇杷や柿の実がそれこそ馬に食わせるくらい実を付けるというのに。 ボスが大好きだった柿の実。一番にもいだ実を今年はお供えするつもりだったが今年は供えられそうにない。     ボス、今年も楽しみにしていたんでしょう？ ごめんね。 

久しぶり

ボス、ただいま。こうして語りかけるのは久しぶりだね～（心の中ではいつも語りかけてはいたんだけどね）   ボスが一番気にかけているだろうこと。Ｊｒ．ね。彼はすくすく育ってるよ。そして、早いもんで、もうすぐ１歳の誕生日だよ。ちゃんと一緒にお祝いしてね。    

寂しい生き物

私は歌が大好きです。聞くのはもちろん、歌うことも好きです。好き過ぎて自分のお店に断固としてカラオケを置かなかったくらいです。だってカラオケ置いちゃうと、きっと仕事そっちのけで自分が歌い続けちゃいそうだから～現に、歌いたい時は仕事終了後、他所のお店へ行ってひたすら歌い続けます。マスターや店員さんの『帰れオーラ』感じつつも『こっちはそんなオーラ出されてもちっとも気付いてないわよオーラ』で対抗しあからさまにゲンナリしている彼達を尻目に閉店時間ををとっくに超えた朝６：００、または７：００までただひたすらに歌うのです。  マスター、いつもごめんね。 そんな私なので今時の若者の歌以外ならば結構な数の歌を知っていると思います。（まぁ、商売柄もあるんですけどね）だから歌う歌もレパートリーが広いのかと思いきや、実は毎回歌う歌って、お客さんとのアフター以外は意外と限られてるもんです。そんな少ないレパートリーの中でも最近、私が必ず歌う歌があります。  その歌は『人は寂しい　きっと　生き物』という歌詞で始まります。  ・・・古い歌なのでお分かりの方は少ないでしょうね、ええ、そうでしょうね・・・    私は当初、この歌を自分に捧げていました。慰めるように、励ますように、言い聞かせるように自分自身に歌っていました。でも最近は自分のまわりの人たちに捧げているつもりで歌います。   こういう商売をしていると、周りには色んな、ホントに色んな人間がたくさん集まります。そしてその人間たちの間には常に欲が渦巻きます。欲というと聞こえは悪いけど、人間は生きていることがすでに欲の始まりだと思います。だから、欲があるのは決して悪だとは思わないしその欲のために努力する人間を私は愛おしいと思うのです。 しかしながら、まさしくこの歌の歌詞通り、人はやはり寂しい生き物なのです。ただ幸せになりたいと願って、幸せになりたいという欲のために、前を向いてひたむきに生きようとしている人にこそふとした拍子に寂しさが忍び込んで来て、いつの間にか支配されたりします。 そして投げやりになりわざと自分を粗末に扱い自分の人生そのものを否定し、あえて見失う道へと進んで行きがちになります。  わたしの周りの女の子やお客さんと色んな会話を交わすうちにそんな寂しさが、垣間見えてしまうのです。   『私はただ幸せになりたいだけなのに・・・』  『俺は家族（会社、彼女）のために一生懸命やってきたはずなのに・・・』   人は本気で何かを思った時、努力を惜しまないし、遠回りも苦にしません。でも、そうして力いっぱい駆け抜けるにも限度があるんです。なぜなら私達は生きている人間だから。 限界を超えかけた時、人間は駆け抜ける速度を急速に落とし、果てには立ち止まり、うつむき、目標を見失い、元居たスタートライン、希望に溢れたスタートラインに想いを馳せては懐かしむ毎日を暮らします。     報われない寂しさ、私の周りでは大勢の方が抱えているようです。    寂しさに負けないで！・・・なんて、今の私にはとてもいえませんね。今の私も寂しさを纏って生きているようなものですから。  でも、仮に本当に一生懸命生きたのなら、その自分を褒めてあげて欲しい。どんな自分だったとしてもあるがままの自分を受け入れていくべきじゃないでしょうか。      この歌の歌詞の最後、  『いい事なんかなかったけれど、それで　いいのよ』    お酒を飲みながら色んな思い出を懐かしみながらこんなことを笑って皆が言えたら。      

小さな手

 仕事を終えていつものように深夜に帰宅。そしていつものように一人一人子供達の寝顔を撫でては眺めて来ました。本当に子供の寝顔は無条件で疲れを癒してくれます。 今日はマッタリした営業だったのでお酒の量もいつもよりは控えめ。ですからいつもより念入りに子供達を隅々まで眺めました。 寝顔を眺めるのと同じくらい好きなのが『手』です。 日中、どんなに悪戯をして汚れて傷ついても眠っている時の子供の手は無邪気で純粋で無防備で。 その手達をどれだけも眺め、さすっていると、 私は愛しくてたまらなくなってしまうのです。  そして、私はその手を握りながら、やがていつか大きく成長した手に想いを馳せ、溢れんばかりの幸せをその手につかむ事を願いながら、いつの間にか眠りに就くのです。  この手がどんな未来を切り開いていくのだろう・・・         

久しぶりに・・・

 ご心配頂いた皆様へ。温かいお言葉、お心遣い、本当にありがとうございました。 ４ヶ月ぶりの日記になります。   忙しかった、といえば忙しかったし、そう言う方が聞こえはいいのですが本当のことを言えばパソコンに向き合えなくなっていた、と言うのが事実に近いかもしれません。 ボスとの思い出を風化させたくなくて記録に残していこうと始めたこのブログ。 慣れないうちは機械の操作や色んな方との触れ合いが新鮮でただ楽しく時間が過ぎていきましたがしばらくすると、なんだかパソコンに向かう時間、ほとんどと言っていいくらいに涙している自分に気がつきました。 記録に残すための日記。その作業に没頭しすぎるあまり、私は本来の目的を超えボスとの思い出に深く執着して行き果てには冷静さを失い精神のバランスを崩しかけていました。私はその時、冷静に記憶を辿ることが出来なくなっていたのです。 記憶を辿るなんて、まだ早かったのかもしれないと今は思います。  数ヶ月が経ち、こうしてまた追憶の旅に向かい合えるようになったのはたくさんの方から頂いた励ましのお言葉とやはり時間でした。 今でもボスへの想いは少しも変わりません。想い出も決して風化していませんがこうしてまた日記を再開できたのは時間が流れ、季節が巡ったからだと感じています。 時間は痛みだけを少しづつ取り除いてくれるようです。 これからも変わらず愛しいボスとの日々等を日記にしたためていきますので、応援して下さった皆様、また、これから出会うだろう皆様、よろしくお願いします。   

お誕生日

 ふと気付けば庭の木々たちには若葉が青々と繁っている。私が日々の雑務に追われているうちに季節は音もなく、しかし確実に過ぎていたのだ。  雪が当たり前のように吹きすさぶっていたあの日。あれからもう４ヶ月が過ぎようとしている。          そして今日はボスのお誕生日・・・。                     いつもの今頃ならば私は、明日に想いを馳せて胸が高鳴って眠れないでいる頃だ。  彼の好きな料理、プレゼント、   彼はいつも満面の笑みで「ありがとう、ママ、ありがとう」と言った。  本当に幸せだった。感謝されることが嬉しいのではない。彼が生まれ、私と出会い、その日を一緒に祝える関係でいられること。彼が、自分の誕生日に喜びを感じるための手伝いが、私に出来る幸せ。その喜ぶ顔が見られる幸せ。彼は私に「この年になってからでもママと出会えて本当に俺は幸せだ」 と、事あるごとに言ったがそれは私の台詞だった。    私は彼と出会うまでの人生、どこかひねて、拗ねて、意地を張って生きて来た。人を妬みはしなかったが、どこか自分の人生をあきらめていた。友達もいたし、恋もした。結婚もしまた、出産もし離婚もした。その都度笑い、泣き、時には怒りもしたが辿り着くのはいつも「空虚」な場所だった。誰にも入り込めない、その場所は年々私の中でエリアを広げ拡大するその場所の中で私はいつも一人だったような気がする。              そんな時、ボスに出会った。              彼は今はもう私の横にはいない。      でも今年も、そしてこれからもずっと「おめでとう」を言う。      そして「ありがとう」とも。                                ボス、お誕生日おめでとう         そして・・・生まれてくれてありがとう 

お庭のお手入れ

 昨日は家族総出でボスの大好きだったお庭のお手入れをしました。この家は前にも書いた通り、バブリーな時代後期にバブリーがずっと続くと勘違いしていたバブリー（当時）な社長さんが建てたので何もかもが無駄に造られています建物自体も『ココ、無駄じゃねぇ・・・？』と思う造りが多々あるのですがその部分は今回は置いときまして・・・ 今回は・・・        庭！                     広すぎるんだよ・・・実際・・・(-"-;)    まあ、仕方ないです。私とボスが好きで住んでたんですから。 で、朝から草刈り。  ただ草刈り。       ただひたすらに        草刈り・・・       朝から始めて数時間。あっという間にお昼ご飯。みんなで焼きそばUFOかっ込んでさあ！第二部！！！          でもね、ママってね、食べると眠くなっちゃうんだ～|ﾍ(´ω`)ゞ  ↑ちなみに、仕事しないくせに一日中泣き叫ぶウチの怪獣ボスjr.（オムツ換えを嫌がって暴れ中・・・）↑      だから、午後は・・・こんな感じ。小３の息子にボスの作業着と作業ズボンを着せ小５の娘にボスの作業用のベストを着せ草刈り機を持たせて、鎌を持たせて、ママは く(￣△￣)ノガンバレェェェ！！  と声援を。           声援だけって？  よくご存知で・・・              ま、まぁ夕暮れ時には家族皆の協力あって、草刈り＆剪定はなんとか終了。   連休中にはお花をたくさん植えたいなぁと思っています。  剪定したのよ ボスの大好きだった柿の木。だいぶん若葉も芽吹いてきました。秋にはあまぁい柿がたくさんなるんです。ボスはそれを洗いもせず、皮もむかず、袖口でキュキュっと軽く表面を拭き、バリバリって・・・ お、男らしいでしょ？（;´▽｀A`` 今年もたくさん実を付けてくれるかな？      作業終了後、皆で庭から見てた夕焼け。世間はG.W.と騒いでいますが今年は子供たちを何処にも連れて行ってあげられなかった。可哀想かもしれないけれど、皆が遊ぶ中、家族で汗したお休み、こんな思い出も長い人生の中一回くらいあってもいいんじゃないかって思います。   ボス今年はボスがいなくてもお庭のお手入れやっていけそうだよ。 ボスが大好きだったお庭少しはキレイになったでしょ？ 

ごめんなさいm(_ _"m)ﾍﾟｺﾘ

 先日書いたブログ『本当のハイエナ』。ココ最近の出来事を率直に書いたのですがまだ、解決済みではない問題に関してあまりにもリアルに書きすぎたため私やボスを知る周辺のある方から『まだブログ上に書くのは早すぎないか？』とのお叱りを受け早々に削除いたしました。よくよく考えればその通りでとても繊細な問題であるのにもかかわらず、私自身も憤りの赴くままに書いた節がありました。 削除したあと、今度は、ブログをご覧になっていつも優しい言葉を下さる方々から『なんで消しちゃったの？』『何かあったの？』『続きは？』等と、ご心配、いたわりのお言葉を頂きました。   ご心配下さった方々、本当にありがとうございます。そして、ごめんなさい。   この問題が解決し私の独り言としてすむ時期が来ましたらまた再びupします。そして続きも・・・     

本当のハイエナ（１）

なんで・・・？

 今さらなんで、こんなに悲しいんでしょう？今さらなんで、こんなに涙が溢れてとまらないんでしょう？

意外と演歌が好きだったり・・・

『すき』とか『無言坂』、『越前恋歌』とか・・・『山河』、『契り』とか・・・『情炎』とか・・・『ひまわり』、『花の時、愛の時』とか・・・アフターなんかで聴くと涙腺緩んで参っちゃいます                       

わさび菜

先日、山菜採りが趣味のお客様に葉つきのわさびをたくさん頂いた。私も好きなんですが、なんといってもボスが大好きだった。食べるのも採るのも大好きで、よく二人で山へ出かけた。蕨、ぜんまい、よしな、孟宗だけ、たらのめ、ふきのとう、のびる・・・ボスはもともと山育ちだったので、山へ行くといつも生き生きとした。子供の頃、ボスのお母様とお姉様たちとよく山菜を採ったそうだ。思い出話をしながらボスは、『ママ～！、ここにも・・・ほらあそこにもあるぞ！』『ママはまだそれだけか？俺なんかもうこんなに採ったぞ！』と、満面の笑みで子供のようにはしゃいでいた。    もう、そんな季節なんだ、と思う。    頂いたわさびは根の部分は小さく、摩り下ろしても大した量にはならなかったが葉と茎の部分を塩で揉み湯をかけタッパーに入れ振りおひたしにするとそれなりの量になった。  わさび特有の爽やかな香りと甘みと辛さがありおいしかった。             ボスに食べさせたい・・・                                そう思い私はボスのお骨の横に供えた。                    ボスは喜んでくれたかな・・・     

久々の日記です

ボスただいま。久しぶりにパソコンに向かっています。最近ね、私、飲みすぎかもね。今日なんかまだ帰り、早いほうかもね。なんでなんだろう・・・貴方がいなくなって三ヶ月。これまでは結構頑張って来たんだ、これでも。笑って、喋って、気を遣って。それなりに出来て来たつもり。     なのに、最近、なんて言うか・・・ん～弱い？   アフターでお客さんの歌聴いてても気付いたら涙ポロポロ出てるし、放心状態多いし。なんだろう？なんか、・・・・弱い。    時間が経てば少しずつ楽になれると思って頑張って来たのに時間が経てば経つほど、                     ・・・辛いよ。      今日、息子さんから聞いた。うちの車庫に置きっぱなしのボスのセルシオ、売ることに決まったんだって。    仕方ないって分かってる。生きてる人間が生きていかなきゃならないって事、分かってる。でも、やっぱり寂しかったよ。たくさんの思い出が詰まったあの車。息子さんが引き継いで乗ってくれるものとばっかり思ってたからさ、あかの他人が乗ることになるなんて。         でもさ、こうやって少しずつさ、いなくなった人間の片づけを生きてる人間がしていくものなんだね、きっと。                        寂しいね。こうして、だんだんボスの痕跡が、ぬくもりが、足跡が、私から遠ざかっていくんだ。        でもね、私だけはボスから絶対に離れないよ。忘れないよ。ずっと、ボスだけを愛して生きていく。    だから、ボスは私を待っててね。すぐに会いに行くから・・・                       

本日到着！

      初めて楽天でお買い物をした品が今日の出勤前に到着しましたワクワクして包みを開けると想像以上にカワイイボスと家族の写真を入れて、いつも肌身離さずに付けているつもり。なんか楽天でのお買い物、クセになっちゃいそうです                   ・・・実は購入直後、さらにイカしたモンを発見してしまいましたしかしいくつもロケットペンダントをするわけにはいかず・・・後の祭りそれが↓                    欲しかったな・・・・。                                 ・　　・　　・                   　　　お買い物は計画的に。    

初めて・・・

ボスただいま。     ごめんなさい。  ボスが死んでから初めて深酒をしてしまい、気付いたらこんな時間。私ってやっぱりダメ人間。ボスがいなくなったあの日から意地張って、今まできたけど最近徐々にメッキがはがれてきている気がする。   私ってやっぱり弱いんだ。頼りなくてポキって折れる生き物。   Jr.の顔見てね、抱いたら笑うのよ。愛しくってね、 ホント愛しくってね。  でも、その視線の先は私のママだったよ。  私仕方ないって思ったけどね、  やっぱり久々に涙腺ゆるんじゃった。 ボスが死んでから母乳が止まった。  仕事に一生懸命だったんだけどね 私母親してない・・・      お乳を吸われる喜び忘れてる。    ゴメンねって、      ゴメンねって思った。              私あの子にお乳あげたくて。 たまらなくて。        どうしたらいいんだろうね。            それでも明日はやって来る。                   

わたしの気持ちを穏かにさせてくれる詩です♪

 私がよくお邪魔する『桜＊月夜』さんの詩です。私と同じく桜好きな方なんですがページをご覧になった方は分かるようになんとも穏かで優しい空気が流れています。 ささくれ立った私の癒し空間の一つです（＾＾；） たくさんの詩を書かれているんですがとりあえず私が始めて出逢った桜＊月夜さんの詩とウルってなってしまった桜＊月夜さんの詩をご紹介させて頂きます。         あなたのことが好きよ心から好きよだけど・・・ここから私はむこうの道を行くね私も少しだけ休んだらまた歩き出すからあなたの全部がほしいと思ったけどけっきょくできなかったそれはね・・・あなたの未来を大切にした私の思いだったあなたには届かなかったけれど・・・私の心は今でもあなたの名を呼び続けているけどあなたは知らん顔して行っちゃっていいよどんなに・・・好きになっても・・・叶えられない恋だからPOEM by 桜*月夜*　　　　*　　　　*　　　　*　　　　*　　　　*この詩を書いた時に以前からのブログ仲間めくばせのブルースさんが画像と音楽を詩につけてくださいました。現在、めくばせのブルースさんのブログはお休み中ですがその時に作ってくださった画像と詩は残してくださってます。もしよかったら、そちらも覗いてください。♪めくばせのブルースさんのブログも見に行ってくださいね♪画像と詩のページはこちら  PHOTO by -Nature-空の写真素材空に浮かぶ　あの三日月にひとり座って下界のあなたを見ていたいあなたは忙しそうに遅い時間パソコンに向かい仕事をしていたり時には友達と楽しそうにお酒をのんでいたりやすらかに眠っていたりそんなあなたをここからただ　見ていたいでも　疲れたときには空を見上げてね三日月の夜にはきっと月に座って笑ってる私がいるからPOEM by 桜*月夜    もっと癒されたいという方は桜＊月夜さんの『桜庵』へ是非どうぞ！！！優しい気持ちになれると思いますよ（＾＾）こちら↓『桜庵』http://plaza.rakuten.co.jp/sakuraan

夜桜

引き続き今日の桜ですお店の近くの川沿いをフラフラと・・・お仕事中なのに・・・良くないですよね・・・でも綺麗すぎて・・・毎年やめられまへんっヾ(;´▽｀A``     

今日の桜

車からパチリ！   近所のお宅の桜をコッソリ撮影。  キレイだなぁ(●´▽｀●)(○´ー｀○)  

Jr.参上！

 ボスの忘れ形見です私の宝よろしくお願いします    

桜

ボス、今日は子供たち連れてお花見に行ってきたよ～午前中は空が悪かったし家でマッタリしてたんだけどお昼からお日様出てきてね、急遽思い立ってさ。『よっしゃ～！！桜でもみてくるかぁ！！』って、いつもの私の調子ボスジュニアの身支度ササって整えて車に乗り込みあとの二人が遊ぶ公園へ。そしたら一緒に遊んでた友達二人も行きたいって言うもんだから大人二人、子供四人、乳児一人の計七人で車にぎゅうぎゅう詰めになってお城の公園へGo !!  風邪はまだ冷たかった。桜もね、まだ五分も咲いてなかった。  そういえば・・・ボス、よく言ってたよね。  『ママ、俺・・・２００６年の桜は、見れるんかの～』って。   癌って分かった去年の４/1。始めはさ、エイプリルフールだからまたいつもの冗談だと思ってた。でも診察室から出てきたボスの顔は、なんともいえない、今までに私が見たことのないなんだか怯えてるような不安げな表情で、それでも無理にぎこちない作り笑いなんかして・・・  いつも冗談言う時のあの大人気ない、悪戯な子供みたいな表情じゃなかったから、私    ・・・ホントなんだって、悟った。        数日後、二人で桜見に行って写真撮った日から口癖みたいにその言葉を言ってた。                         あの頃からもう一年が経ったんだ。                       私はその都度、『当たり前やろ～』って言って来た。  ボスを励ますように。                                          自分に言い聞かせるように。           結局、見せてあげられなかった・・・  桜。                    だから今日はね、実はボスも連れてったんだよ。こっそり分けてもらったボスのお骨の欠片。小さな骨壷に入れてあるその欠片をバッグにこっそり忍ばせて一緒に行ったんだよ。      桜、まだ蕾だらけだったけど    ボスはちゃんと見れた？                ジュニアと一緒にお花見できた・・・？   

皆・・・

ボス、ただいま。今日は、なんとも切ない一日でした。でも、少々酔ってしまったので報告はまた今度。                                      本当に愛した人を忘れてしまうことなんて         絶対に出来ない。                         少なくとも、私には・・・                     

3/26,ハイエナ共の続き

なぜ、あの夜二人の息子さん達はあれほどに飲み、憤っていたのか・・？それは、ボスを取り巻いていた人間達のあまりにも酷い言動、行動にあった。生前、ボスは本当にたくさんの人間に手を差し伸べて来た。私もその一人になるのかもしれないが・・・。前に書いたと思うが私が現在住んでいる家の前の持ち主だった社長家族。彼らは家を失ったが、職を失わずに済んだ。なぜならボスが死ぬ間際まで彼らの会社に梃入れしていたからだ。そのお陰で彼らは一家路頭に迷うことなく、日々仕事をし、細々とでも生活をまかなえているのだ。にもかかわらず、その日、息子さんに聞いた話によればボスが二回目の入院中、放射線治療（痛み止め）で頭が半分呆けた状態になっているのをいいことに彼らはいつの間にかボスに預かってもらっていた通帳や印鑑等を自分達の手元に戻していたことが分かったというのだ。考えられなかった。自分達はどれほど彼に助けられてきたのか。彼らは考えたことがあるんだろうか？商いが出来ない夫と派手好きで口先ばっかりの財布の管理が出来ない妻。そんな彼らにボスは一つも借りなど無かったはずなのに彼らの子供たちを哀れんで、面倒な人の会社の収支の管理までしていたというのに。余命いくばくもないと悟った途端、手のひらを返したように毟り取ってゆく。あなたたちはハイエナですか？人の温情に気付かず『しめしめ』と生きている人間は他にもいた。息子さんたちはまた話した。それは、その日の夕方にあったことらしい。この家の前の持ち主である社長とはまた別にボスとは同じ銀行繋がりで、中古車屋の社長をしている男Kがいる。Kは私が出逢った頃はいつもボスの取り巻きの中に居りボスにはご機嫌を取り捲る反面、関係の無い回りの人間には非常に横柄な男だった。根拠のないその自負心は、見ていて常に不快な思いを抱かせた。そのKという男もボスに借り入れがあった。それも何百という額の。信頼関係を重んじ過ぎるところがあったボスは彼に対してもまた、借用書の一つも書かせずに求められればその額を渡していた。が、Kがボスに借り入れがあり、そのお陰でなんとか商売を持ち直したということまた返済も滞っており、その意思も見られないことは周りの人間ほとんどが周知の事実だった。息子さんはそのことを確認するためKに電話をかけたのだという。とは言っても即座に返済を促した訳ではなかったようだった。あくまでも『こんな話を聞いているもので・・・』といった感じで。それを聞いたKは私には想像もつかないようなとんでもない台詞を吐いた。『オマエのオヤジの葬式に花まで出してやったんに！！！！』その後事務所で暴れたい放題。借り入れに関しては始終知らぬ存ぜぬの一点張り。終いには地元の暴力団の名前まで出す始末。呆れて言葉も無かった。と同時に、息子さんたちの憤りがやっと分かった。ボスの生前、あんなにお世話になったのに。あの人がいなかったらあんた達はとっくに商売も出来なくなってこの地元にはいられなかったのかもしれないのに。後ろめたくてお通夜しか来れなかったこと、皆知っているのに、お花、出して当然すぎるくらい当然なのに。この人の思考回路は壊れている。あなたはハイエナですか？私は体中が激しく脈打つのを感じていた。ボスはふとした時に、『ママ～、俺が死んだら喜ぶ人間、山ほどおるなぁ』と苦笑いを浮かべて言っていた。私は、『そんなこと無いよ。・・・そうかもしれないけど・・・悲しむ人間だって山ほどおるんよ。そんなこと言わんといて。私、そんな時のこと想像したないわ！』と拗ねた。結婚はないにしても一生ボスと人生を送ることを当たり前に思っていたし年齢が親子ほど離れているため私は心のどこかで死別を意識していた。だから、ボスが冗談で切り出すこの手の話題が別の意味で嫌いだった。今、あの言葉を思い出すと苦しくなる。ボスは分かっていたのだ。誰が、裏切るか。誰が、仁義を欠くか。分かっていても手を差し伸べてしまう。それが私の愛したボスなのだ。きっと今頃は天国で『やっぱりな』とニヤっと笑っているのかもしれない。それでも残された者、息子さんたちの憤りはおさまりそうになかった。私は自分の怒り、憤りをゴクンと飲み込んだ思いでこう言った。『そんなヤツら相手にして、○○君たちが傷ついたり悩んだり無駄な労力使うこと、お父さんは喜ばんと思いますよ。今はお父さんがせっかく残してくださった会社やお仕事、とにかく一生懸命やるべきやと思います。そうしたら、いずれ結果が出るんやないかと私は思いますけど。お父さんもそれを望んどられるはずです。』若い彼らにこの思いがどれだけ伝わったのだろうか。その後も、報復のことばかりをくちにしている兄弟達を見れば、きっと僅かしか伝わらなかっただろうと思った。逆に、もしかしたら彼ら兄弟にとって私は自分の父親に対しての仕打ちに怒りも感じない現実主義の冷たい愛人に写ったかもしれない。でもいずれ分かって欲しい。私の愛したボスのこと。貴方達の本当に素敵なお父さんは私と出逢う前からどんなことがあっても本当に辛抱強い人だった。陰で人一倍傷ついて人一倍泣いてそれでも耐えて人には明るく優しい笑顔と温かい手を差し伸べる人だったってこと。親と子供は決して同じ生き物ではないけれど、せめてそんなお父さんの生き様をいつか愛して欲しい。

なんとか回復

結局、イベント終了後の日曜から今までダウンしてしまいました。疲れが溜まっていたのか、ほとんど起き上がれずうなされ寝たきり。なんだか本当に久々にゆっくり布団の中にいたような気がします。ご迷惑かけた皆様、本当にすいませんでした。ゆっくり休ませて頂いていた最中（ほとんどうなされるかまどろんでいたんですが）、色んな夢を見ました。夢かどうか、実は私の妄想なのかも定かではないんですが、不思議な夢ばかりでした。ほとんどは過去の出来事の回想に近い感じで今の私の状況が夢であるかのごとく鮮明でした。ボスとの想い出の旅の数々やボスとのケンカ子供達との想い出父親との想い出そういった出来事みたいなものからただ単に、ボスの手クシャっと笑った横顔歌声寂しそうな顔後ろから抱きすくめられているぬくもりといった瞬間の映像。まだ頭がボーっとしているので上手くは伝えられないんですが・・・正直、なんだか神経が疲れたな～と漠然と感じています。今日こそまた仕事復帰してバリバリ働いてそういった考える時間や余裕を作らないようにしないと。そうしないとなんとなく・・・・・・なんだか怖いです。何かが崩れていきそうで。

ふぅ～

ボスぅ～とうとうきました・・・先週のイベントの最中から鼻水＆くしゃみが凄く、花粉症だと自分に言い聞かせてたけど・・・風邪だったみたい・・・昨日のサウナのあと、家に着いたらお熱が出てしまってさ。今年は風邪ひかないなぁ、よしよし！なんて思ってたらやっぱ甘かったみたい；；幸い一晩汗かきまくったら今さっき熱は下がったけど大事とってお店はお休みにしました。せっかくお客様と良いコミュニケーションがもてたのに早々・・こんな事態。情けないよ、ホント。明日までには体調整えてまた頑張らなくちゃね！

イベント終了！

ぶじ、五日間のイベントが終わりました。始まる前は色んな不安もありましたが過ぎてしまえばあっという間の五日間でした。お陰様で盛況でした。スタッフ、お客様に感謝です。今から友達親子と一週間の疲れを癒しにサウナへ行ってきます。細々した報告はまた後ほど・・・

なんだか眠れないので・・・

ベッドに入ったものの、神経が落ち着かないみたいで。暇つぶしに今日の画像upしてみましたまた時間ある時でもイベントの様子をupしてみます♪まだ酔っ払ってない時間です

イベント四日目

ボス、ただいま！今日はオープンからラストまで満員御礼でした＾＾ありがたい事です。色々あったけど、良いスタッフとの出会い、お客さんとの縁に恵まれて、何とか今日まで辿り着きました。ここだけの話、それもこれもボスのお陰だと思ってる。何がってね、『信じる事』を教えてくれたから。ボスと会わなかったら私は運命も必然も人間も出会いもそして自分自身も・・・信じる事が出来なかった。裏切られた過去に執着して不遇な生い立ちにいらだって笑うことを忘れて世の中に唾吐いていつも誰かのせいにしてきっと生きたんだろうなって思うよ。私、ボスに会えてよかった。ホントに良かった。辛くても信じる素晴らしさをボスが教えてくれたからボスが死んでも今、生きてられる。未来を捨てないで自分の可能性と縁を信じて生きていられる。ボスが私を無償で愛し信じたように私がボスを無償で愛し信じたように二人が寄り添いながら未来を信じたように信じる素晴らしさを皆が知ってくれたらいいのになって思った夜です。ボス、少しは私、ボスに近づけたかな・・・・・