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カテゴリ:イベント
『館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技』 以下は、展覧会趣旨の引用と展示室内の画像は、「ねとらぼ」さんからの借用になります。 しかし、特撮はデジタル技術の飛躍的な進歩とともに、第一線であった、その立場を失いつつあり、特撮自体の価値も見直す岐路に立たされていると言えるでしょう。そのような流れは、今日より大きなものとなり、コンピュター・グラフィックに代表されるVFXに押され、日本の特撮の歴史を作ってきた貴重な資料ともいえるミニチュアや小道具までが破棄され、散逸し、すでに失われはじめているのです。 本展覧会は、このような日本の特撮の状況を憂慮し、特撮の魅力に触れる機会を次世代に残したいとかねてから考えてきた庵野監督が、自ら「館長」となり、新潟県立近代美術館の中に特撮の「博物館」を開館するという企画です。 会場では、数々の映画、テレビで活躍したミニチュアやデザイン画など、さまざまな資料約500点を一堂に集めて展示し、それらを担ってきた作り手たちの技と魂を伝えます。 また、庵野監督の盟友であり、平成「ガメラ」シリーズの特技監督、「ローレライ」、「日本沈没」、「のぼうの城」などの監督・樋口真嗣が「副館長」を務め、企画・庵野秀明、監督・樋口真嗣で制作したオリジナル特撮短編映画「巨神兵東京に現わる」を併せて公開します。 日本が世界に誇る映像の「粋」とも言える、デジタル技術に勝るとも劣らない、素晴らしい「特撮」の魅力をこの機会にぜひご堪能ください。 主な展示内容 以前開催された「ウルトラマン 創世紀展」 とは違い、円谷プロの作品だけでなく、東宝・大映の特撮映画で使用されたミニチュアやオリジナル模型が展示されています。 最初の展示コーナーでは、東宝制作の特撮映画「海底軍艦」「日本沈没」「惑星大戦争」などで活躍した、オリジナルメカが展示されています。記憶に残っている物ばかりで、懐かしさでいっぱいになりましたが「海底軍艦」は、残念ながら全く分かりませんでした。世代的にチョットズレていますが、登場する「轟天号」は斬新なデザインですネ~、今度Blu-rayで観ようかと思います。 又、1975年に公開された「メカゴジラの逆襲」で使用された、メカゴジラのボディースーツが展示されていました。40年近く経っているのに、全く色褪せていません。今にも動き出しそうなくらい、新鮮さを感じました。 次の展示コーナーは「超人」がテーマ。ウルトラシリーズを初め、懐かしい特撮ヒーロー達が次々登場します。「ミラーマン」「スペクトルマン」「シルバー仮面」etc・・・数えきれない程のマスクや防衛隊メカが展示されています。どれもこれも、憧れたヒーロー達ばかりで、「ウォー、スッゲー!!」 の連呼でした。 ここに東映特撮ヒーローが加われば、完璧なんですけど。大人の事情ッてやつですかネ~。 「力」がテーマの展示コーナーでは、特撮職人たちが力を注いで作ったミニチュア建造物などが展示されています。様々な映画で登場した物ばかりで、ミニチュアといっても、かなり大きいスケールモデルがズラリと並んでいます。 「平成ガメラ」のボディースーツも展示していました。ジックリ見ましたが、ホンット良く出来ています、やっぱり本物はスゴイですネ~。まッ私としては、「昭和ガメラ」世代ですけど・・・「大悪獣ギロン」カッコ良かったナ~。 「特撮美術倉庫」と銘打ったコーナーでは、ゴジラをはじめとする怪獣や飛行機、戦車等、大小様々なスケールモデルが所狭しと並んでいます。歴史的資料館といった感じでしょうか?ここでも「ウォー、スッゲー!!」の連発でした。 「ローレライ」の巨大な潜水艦模型や「ゴジラ」の大きな足のモデル、「平成ゴジラ」に登場した「キングギドラ」が出口でお出迎えしています。 展示会中盤に設置されたミニシアターでは、この展覧会の為に制作された、オリジナル短編映画「巨神兵 東京に現る 」を観ることができます。企画:庵野秀明、巨神兵:宮崎駿、監督:樋口真嗣。この作品は2012年に劇場公開された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」と同時上映されましたが、こちらの映画は一部CG処理したシーンがあったようです。10分程度のショートムービーですが、あらゆる特撮技術を集結させた物凄い作品だと思います。 この映画の語り手は「ヱヴァンゲリヲン」シリーズで「綾波レイ」役を務める林原めぐみさん。ストーリーと語りがとっても合っています。ウ~ン、ナイスキャスティング。 別のコーナーで、この「巨神兵 東京に現る」のメイキング映像が、随時上映されています。本編は勿論ですが、こちらも必見です。この映画の特撮技術を余す事無く紹介しています。特撮技術の資料映像といっても過言ではありません。 本編とメイキング映像を一つにしたBlu-rayで、販売してくれませんかネ~。 展示室を抜けると、最後に撮影エリアが広がっています。「巨神兵 東京に現る」で使用されたような街並みが再現されています。 細かな所まで、リアルに再現されています。本当に凄い技術です。職人さんならではの「技」ですネ。 「巨神兵 東京に現る」では、この窓の向こうに「巨神兵」が立っていました。まさか、ミニチュアセットからの窓越しシーンだったとは驚きです。 TVに映っているのは、新潟の情報番組「新潟一番」です。粋なはからいですネ~。オット、テレビの上には「ガンヘッド」のポスターが。実写版ロボット映画の先駆けでしたネ。 ここにも粋なはからいが。新潟のテレビ局、TeNYテレビ新潟(日本テレビ系列)の看板が・・・。
副館長 樋口真嗣氏による、館内の解説チラシです。このチラシの他に、音声解説機の貸出もしていました。私はスルーしてしまいましたが、かなり好評だったようです。 今後の巡回も検討中との事です。お近くで展示される事があれば、是非とも行かれては、如何でしょうか?楽しめること、間違いないですよ!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.01.27 22:15:14
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