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春は農繁期が始まる頃。
原告のAさんは老体にむち打って、今日も妻とともに野良へ出かけた。 AさんとY氏は農地が隣接していることもあり、水田の水の管理作業を一緒に行うことがある。 この時期年1回は必ず共同して水路の補修をする。 その日、Aさんの妻とY氏が水路の管理作業で一緒になった。Y氏は、やおらAさんの妻に声を荒げて言った。 「あんたとこは怖い家や。いっぱい写真撮って。そういう家風やのぉ。云々」と。。。 Y氏がいう「写真」とは、Aさんが裁判所に提出した甲号証を指すものらしい。 Y氏は地方自治体の議会議員である。 くだんの首長とも親戚関係になる。 Y氏は、どのような経緯で原告が自治体相手に訴訟をしていることを知ったのか? 自治体が相手の訴訟なのだから、その議会構成員が知っていても不思議はないが、彼は当該訴訟についてどのような立場で関与しているのであろう。 被告自治体の地方公務員特別職という立場にあるY氏が、原告の妻に対して提訴を非難している? まさに司法の場で堂々と審理されている事柄について、訴外で原告の家族を牽制するとは、司法制度への悪質な挑戦ではないか。 民主的法治国家の根幹にかかわる重大な挑戦。国民は等しく裁判を受ける権利を有する。日本国憲法に定めがあるではないか。刑事裁判についてのみならず、民事裁判も同様である。 しかも、氏がいう「家風」とはなにを意味するのか? 地方公務員特別職たるY氏は、法の下の平等原則をいかに認識するか。 人権問題を重視する自治体の議員として、氏自らが差別はいけないと唱えていたのではなかったか。 年寄りの平和な「げな話」ではない。公務員が裁判の一方当事者を訴外で牽制しているのだ。司法と基本的人権への重大な侵害行為が平然とまかり通っている? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/05/17 07:02:15 PM
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