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小さな村社会の中で訴訟をすることは思わぬ軋轢が生じるというべきか。
自治体を相手に民事訴訟を提起したAさん。先日、その息子は仲の良しの友人から忠告を受けた。 「お前とここの頃どうなってるねん?自治体と隣組を相手取って裁判してるそうやけど。いいかげんにしとかなあかんで。」と友人はいう。 「隣組相手?隣組なんか訴訟当事者にできへんがな。」 もちろん、友人は心配して言ってくれていることはよくわかっている。 1)訴訟について虚偽の風説が流布されている。 2)Aさんが自治体相手に訴訟していることでケシカランと非難されている。 3)そもそも、訴訟していることやその内容について情報を流している者がいる。 1)刑法233条に虚偽の風説を流布して他人の信用をおとしめる罪、刑法230条に名誉毀損の罪の定めがある。刑法の要件事実に該当するようなことが平然とまかり通っていることに耳を疑うけれど、なによりも「差別はいけない」「基本的人権は大切にしよう」「毎月11日は人権を確かめる日です」などと自治体が音頭をとって啓蒙しているではないか。 Aさんへの差別、人権侵害が、何の疑問もなく公然と広げられている。それも意図的に。 2)Aさんが自治体を相手に訴訟を提起したのは、国民の裁判を受ける権利。何人も裁判によって紛争解決を求めることができる。これが法治国家というものだ。罵り合い、殴り合いで物事を解決しようとするのは野蛮国家。法治国家以前の問題だ。 正々堂々、司法の場で理性的に紛争を解決したいというAさんの行為はケシカラン行為か?自治体=お上。お上に楯突くなんぞケシカランとでも言うのか? 自治体を相手に訴訟をすることは、素人の農民にとって並大抵のことではない。Aさんを非難するまえに、なぜAさんが提訴せざるをえないかを考えないか。思考停止は意図的か? 3)公開の法廷で訴訟をするといっても、実質的に公開は形骸化している。裁判所と代理人弁護士で訴訟が追行されるのが通例となっている。 傍聴者はあったが、Aさんの知り合いがわざわざ大阪から励ましにきて傍聴席に座っただけ。 では、誰が裁判の内容を知り情報を地域に流布しているのか。何の目的で? 裁判官が、書記官が、司法委員が、訴訟の内容(訴訟していること自体を含めて)を、Aさんの隣組に話すはずもない。 Aさん自身や家族が裁判をしていることを言って回ることはない。むしろ、隠しておきたいと思うのが自然である。 自治体を相手にした裁判の内容は、自治体の職員でなければ通常知り得ないこと。 その自治体の職員とは誰か?自治体の職員=公務員の守秘義務との関連は問題ないか? 公務員が差別や人権侵害を助長することは異常事態ではないか? Aさんは言う。 自治体の長本人と家族、その親戚の議会議員、親戚とシンパの人物が、悪意でAさんを攻撃するためにこんなことをしているのだと。 事実とすればお粗末。 街の法律家は開いた口がふさがらない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/05/25 09:47:38 AM
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