農民Aさんの補佐人に、聞き慣れない若い女性の声で電話がありました。
「○○地方裁判所××支部の△△と申しますが…」
ついにきた。
昨年、文書提出命令の申立に対する却下決定が出て即時抗告をしていたのだが、どういうわけか、地方自治体の弁護士は高裁の指示を無視して9ヶ月してから自治体側の意見書を提出。それを受けて、意見書をなぞらえるような棄却決定が出た。それから、約1ヶ月。最終弁論期日を決めたいとの書記官からの電話でした。
曰く。「担当裁判官が、こんど移動になるので年度内に判決を出したい。」と。
Aさんは思う。
それは裁判所の内部事情だろう?!しかも、裁判を遅らせたのは被告自治体じゃないか!
誰が裁判官だろうと、公正な判決を望んでいるのだ。それを、裁判官が転任するから、ヤッツケ仕事で年度内に処理してしまいたいだと?裁判官は転任前に後を引き継ぐ裁判官に迷惑がかからないようササッと片づけたいようだが、だれのための裁判所だ?
国民の裁判を受ける権利は、言わずもがな日本国憲法に定める国民の基本的人権だ。
司法は国民の立場には立たないのかと思う。裁判所の都合が国民の都合に優先するという、裁判所の傲り!!
言いたいことがてんこ盛りで、うまく言葉にできない老農民のAさん。
ついに裁判所までもが、事勿れ主義に堕落したのかと憤ることしきりでした。