|
カテゴリ:カテゴリ未分類
中山間地域の農業
いろんな敵との闘いがあります いま出穂期の稲は周囲にほんのりと香ばしい稲の花が薫っています すると好物の臭いに敏感なヤツらが里山から出没 一昨日は鹿に稲を踏み荒らされ、昨日は猪に芋畑を掘り返された そのうち猪は稲も踏み荒らす 農作物の被害を害虫から守る農薬 農作物の被害を病気から守る農薬 猪や鹿を退治する農薬はない 農地の周囲の草刈りをし、杭を立てて電気柵を設置する方法しかないのだけれど この時期、汗だくの仕事です 担い手のいない零細農業は、病気を抱えた年寄りと跡継ぎの長男の手で 細々と保たれている 誰か倒れても、もうアカン 数百年営々と守られてきたであろう農地は「耕作放棄地」となる たとえば、農地を所有せずとも自ら空き時間に耕し、草を取り、お世話をして、収穫時には一年間自分が食べるだけの作物をもらって返る こんなシステムが作れないなかぁと 大袈裟な社会制度などいらない 農家は人手の確保ができ農地の荒廃をくい止め、食べる人は自らの人力で作物を得る 自分が食べるものに、自分が参加して、自農自食する それだけ 金銭に換価することはない 資本主義でも社会主義でもなく 自農自食する すでに、中山間地域の零細農業に経済原理は通用しなくなっている 百姓が働いても「労働の対価」など生じない だから空いた時間に農業を手伝っても賃金の支払もない ただただ、自農自食したい人が、農業に携わって その恵みを享受するだけ 農業と無関係で暮らしてきた人でも カラダひとつあれば 見様見真似で、農業はできる 心ある人、この指とーまれっ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/08/09 10:05:09 AM
コメント(0) | コメントを書く |