ヒロの　旅 and 食　日記

９月の地震以来、北海道の観光地では
キャンセルが相次いでいるという報道を聞いて

『よし、北海道へ行こう』と思い立ったのが
９月半ば。しかし、その後、北海道応援キャンペーン
とか、高速定額乗り放題キャンペーンとかが
始まって、それらの恩恵は受けられなかった。
ちょっと決断が早すぎた。

１０月２０日、出発地の富山は小雨。
が、東北から北はいいお天気。


田沢湖、十和田湖を見ることができた。



旅の目的は、最終日に地震の被害のあった
むかわ町で『本ししゃも』を食べること、だった......。



飛行機はちょうどその上空を通った。


内陸に入ると崩れた山肌があらわに。

ANA１１８１便は定刻少し前に離陸、
ほぼ定刻で、新千歳空港到着。

通常ならさっさと札幌駅へ向かうところだけど、
遅い昼食。ラーメン道場をめざす。
『えびそば一幻』は相変わらず行列。

前回、『函館あじさい』は残念な味になっていたし、
今回は、比較的空いていた『けやき』で味噌拉麺を
食べることにした。

ちょっと値が張るが、コーンバター拉麺。
店員さんに『おすすめは？』と尋ねたら
そう言われたから。


スープはやさしい味、ほぼすべて飲み干した。昔より
あっさりしたような気がする。

2005年に新横浜のラーメン博物館で食べたことがあった。
当時の写真。

当時はこのタワーのような白髪ネギが『けやき』の
味噌拉麺の特徴だったような気がする。
この時もチャーシューはトッピング。
つまり、追加しないとチャーシューは一枚も入っていない。

となりで食べていたお父さんが、別のところで
食べてきた奥さんに、味はどうだったときかれ、
『チャーシューの無いラーメンだった』と
不満そうに話していた。その点にがっかりした模様。

札幌のホテルは昔に比べてずいぶん
高くなってしまった。タクシーの運転手さん
によると、『外国人』が増えて、ホテルが
強気な価格設定をしているらしいと。

泊まったホテルはその中でもっとも安い
ニューバジェット。良心的な価格設定の
ホテルだった。

夕食は、そのホテルで１０％引きクーポンを
もらって、すぐとなりの狸小路にある
『瑠玖(るっく)』へ。


まだ今ほど『生サーモン』が流通していな
かった２０年程前に、このお店で
初めて『鮭のルイベ』を食べた記憶がある。
ルイベとは生のサカナを一旦凍らせて
シャーベットのような状態で食べるお刺身。

当時はガイドブックに載っていて、もう
ちょっと高級感があった。

いまは『千ベロ系』。

たった９８０円で1時間飲み放題。
だだし、３００円のお通しを
頼まなければならない。

この小さい白い皿に盛り放題。（一回のみ）

一回のみと念を押される。他の客を観察
してみると、皆さんほぼあふれんばかり
の盛り方だった。

なんと、メニューに『本ししゃも焼き』を
発見。最終日を待たずに、目的達成か.....。

まずまずの味。ちょっとふわっとした感じが
ニセししゃもと違うか？

お刺身は好きなものを３種類選ぶことができて、
１２００円という良心的なお値段。
サンマ、シメサバ、サーモンのチョイス。
６０分で結局ビール２、レモンサワー１
ブラックニッカハイボールを３杯も飲んだ。

北海道のレモンサワーは酸っぱかった。

2日目はレンタカーを借りて積丹半島へ
向かう予定。