玉虫左太夫の徒然草

しばらくブログを書いていなかった。
今の会社に転職して、4年半を過ぎた。
単身赴任も、大阪での2年を含めると6年半。
米国から2007年に帰国して、二つの会社を2年ずつ転々とした。
それに比較して、今回は長く勤め上げているほうだろうか。
現在は、SAPからORACLの経理システムの移行に直面。このお陰でお盆前は、それで四苦八苦だった。
お盆突入の午前中も、自宅から米国経理とのやり取りで、バタバタした。
大阪での外資会社の2年も、弥生からORACLへの移行の仕事。
その前の外資2年は、ORACLからQADというERPシステムの移行だった。
経理システムのプロジェクトが終了して、「お払い箱」とならないようにしたいものだが、
今回はどうなることやら。

今のJV企業が直面している問題にも触れておこうか。
今回は我が社W社とT社のもめごと。パートナーとして17年間もうまく運営していたところ、
T社が原発ビジネスの躓きから、債務超過に陥って、一転事業を身売りする羽目に陥ったところから
急展開。我が社がJV契約を楯に、訴訟にうったえて関係が悪化。中々、和解する道筋が見えない。

米国に転職する前、15年務めたT社とM社のJVは、パートナーシップの解消という選択をした。
会社設立から13年目のこと。工場自体も２４年目に震災にトドメを刺されて閉鎖。

今のJVは、工場の規模やビジネス上のポジションからいって、パートナーシップの解消や
工場閉鎖に繋がるとは到底考えにくいが、対立が長引くと最悪のシナリオも考えられない
訳ではない。

経理の仕事も色々あるが、監査会社との対応もその一つ。
昨日のT社の決算でも話題になった、監査報告書の取得というのも、監査を受ける経理側の
大仕事の一つ。今週も、監査法人の来訪を受けて、説明をしたのだが、中々楽な仕事ではない。

監査法人のパートナーは自分達の仕事は「地雷原を潜り抜けて、前に進む仕事だ」と表現した。
T社のようにのれんの償却方法で、適正を得られないことは、監査会社にとって「地雷にあたって
しまった」ことになる。経理処理一つで、当会社も監査法人も存亡をかけるハメになるのだから
確かに「地雷原を潜る」とは言いえて妙だ。

お盆休みに、これまでの自分の仕事や、会社の置かれている現状を改めて考えてみることも
必要かもしれない。